高校を退学したらどうなるの?退学した人の「その後」を解説!

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高校を退学するとどうなるのか。

不安に思う人もいると思いますし、
クラスメイトが退学していくのを
横目で見ていて「今、どうしてるんだろうなぁ」と
なんとなく好奇心を抱いている人もいると思います。

高校にもよりますが
校則などがしっかりしている学校だと、
結構な人数、退学になったりするところもあります。

では、そんな「高校を退学した人」は
その後どうしているのか。
その部分をご紹介していきたいと思います。

自分がどうなりそうで不安な人、
なんとなく好奇心で気になる人は
参考にしてみて下さい!

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退学後の進路は?

高校退学後の進路は
人それぞれです。
100パーセント「こうだ!」と決まっているわけではありません。

高校を退学していても、自分の得意分野などで
成功するような人もいますし、
苦しいながらも無難にやっていく人、
学校に通わず、仕事もせずに荒れ果ててしまう人など
様々です。

退学したら人生終了、というわけでは
ありませんが、
人生自体に一つの大きなハンデを背負うことに
なってしまう、ということは
一つの事実でもあります。
当然、その後の進路にも人によっては
影響が出て来る、ということですね。

では、高校退学後の進路を見ていきましょう。

他の学校に編入する

まずひとつは「他の高校に編入する」ということです。
退学してしまった高校以外の高校には
認められれば「編入」することが可能です。
これを利用し、退学になった高校とは他の高校に
通う、ということですね。

全日制(朝から夕方までのタイプ)をはじめ
夜間の定時制など、通常の登下校するタイプの
学校に編入する人もいますし、
「通信制高校」に通い始める子もいます。

通信制高校は、分かりやすく言えば「オンライン」のような
やり方で、学んでいくタイプの学校で、
直接的に登校せず、自宅で学ぶスタイルですね
(時々登校日があったりします)

もう一つ、少し特殊な方法として
「高等学校卒業程度認定試験」というものも存在しており、
これは高校卒業と同程度の学力を持つことを
認定してもらうことができる試験で、
これに合格すると、高卒と同等の学力、と認定され、
大学受験などを行うことも可能になります。
こういった選択をする人もいます。
これであれば、高校生活に馴染めず、退学してしまった人でも
大学受験を行うことができます。
(ただ、当たり前のことですが、何もせずに合格できるほど
甘くはなく、「高校卒業と同程度の学力」があることを
認定する試験ですから、当然、ある程度の学力は
必要になってきます。

何もせずに合格できるほど、甘いモノではありません。

全体的な統計で言うと、
上で紹介した「編入」の中でも
「通信制高校」に通う人の割合が多いようです。
全日制に再度編入するようなケースは
少数派のようですね。
通信制高校であれば、確かに一度別の高校で退学に
なってしまったような場合でも、
人によっては、かなりやりやすい環境であるとは
思いますので、立派な選択肢の一つと言えます。

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就職する

退学後は「仕事」をする人も多いです。
何らかの企業に就職したり、
アルバイトとして働いたり、
あるいは、何かつながりがあれば、
家族や親戚などの会社などに
入れてもらうような感じもあります。

全体的な割合を見てみると、
高校退学後には、就職している人も
多い、というのが事実です。

就職するまでに時間がかかるケースも多いですが、
最終的には、やはり、何かしていかないと
生きていけなくなってしまいますし、
就職の道を選ぶ…ということになりますね。

ただし、現実として
お伝えしておかなくてはいけないことは
「高校中退」という状態は
やはり、就職活動において、不利になります。
就職先によっては、
それだけで門前払いされるようなところも
当然ありますし、
もしも高校を退学になってしまったあとに
”就職活動”を行うということであれば、
高校を卒業した際に比べれば
ハンデになってくるのは事実です。

ただ、高校中退で必ず就職できないかどうか、
と言われればそうではありませんし、
職種は限定される可能性は高いですが
そういったことを特にマイナスとして
考えない職業なども存在します。

高校を退学して、そのまま就職、となると
確かにハンデにはなりますが
”絶対に就職できない”ということではない、
ということですね。

働きながら、学ぶ選択をする人も

働く+学校という選択をする人も
中には存在しています。
さすがに正社員就職+学校、というのは
現実的に難しいですから
アルバイト+通信制学校だとか、
正社員+独自に勉強だとか、
そういう感じになるケースが多いですが
上手く「両立」させる人も
全体的に数が少ないとは言え、
存在しています。

働きながら、同時に学ぶこともする、というのは
決して簡単な道のりではありませんし、
険しい道のりであるのは確かですが、
そういう道に進んでいる人もいます。

働かずに学校にも行かないケースも

当然、↑で書いたような「絵にかいたような未来」に
進む人ばかりではありません。
高校を退学したあとに、就職せずに、
学校などにも行かず、という人も
一定数、存在しています。

これにも色々なケースがあって、
引きこもりのような状態になってしまって、
外にも出なくなってしまった…という感じの
人もいれば、
悪い人たちと絡みだして、家にも帰らなくなってしまうような
人もいますし、
就職しようとしているけれど
なかなかうまくいかない…というパターンの人もいます。

退学した人全員が「なんだかんだでうまく人生進んでいける」とは
限らず、こういう状態になってしまって、
そこからなんとか立ち直る人もいれば、
将来に希望のないような状態になってしまうような人まで
本当に、色々な人が存在しています。

「高校を退学した」ということは
やはり、”それだけ”を考えると
マイナスとして捉えられてしまう可能性は
非常に高いですし、
就職活動などにおいても、非常に不利になることは
事実です。

必ずしも、人生不幸になる、とか
そういうことではありませんが、
将来に対して”ひとつのリスク”になることは
間違いありません。

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もしも自分が退学を考えているならば…?

退学をするということは
何か理由があることと思います。
いじめなど、本当にどうすることもできない理由の場合も
あれば、自分が単純にやる気がなくて…
という場合もあると思いますが、
もしもまだ”手遅れ”ではなく、”自分でどうにかできる理由で
退学するかも”という場合は、
今一度、よく考えてみてください。

一度退学してしまったら
少なくとも「やっぱり退学はなかったことにしてください」と
言うことはできません。
自分の学歴に「〇〇高校退学」という経歴も永遠に残ります。
それが「間違い」というわけではありませんが
今後の自分の人生に永遠に付きまとう要素のひとつに
なってしまうことは事実ですから
後悔することのないように、慎重に判断していくことを
おすすめします。

(相談できるのであれば)周囲の人間と
相談してみるのも良いかもしれませんね。

とにかく「退学の取り消し」は基本、できませんので、
よく考えてから決断するべきです。

まとめ

高校を退学した人の進路としては
・別の高校に編入する
・就職する
・仕事+学校の組み合わせ
・何もしない
になります。

自分がもしも退学になった場合
どの道に進むことになるのか、
ということは、そうなってみないと
なかなか分からないと思いますが
どの道を選ぶにしても
「簡単な道」ではないことは確かです。

ただし、絶対に「そのまま破滅する」とか
「将来が台無しになる」とか、
そういうことでもありませんので、
色々考えた上で決断したのであれば、
それも、一つの選択肢です。

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