小さい頃の”いじめっ子”も、
やがて大人になり、
人によっては、そのままどうしようもない生活を送っているような
ケースもあれば、
大人になるにつれて改心して(あるいは改心しなくても)
高収入を得られるような仕事に就いていたり、
家族を持って幸せになっていたりするようなこともあります。
中には”自分をイジメてきていた相手の方が幸せになっている”と
感じるような人もいるでしょう。
では、もしも”自分をいじめてきていた人”が
今現在幸せそうにしているのを見た場合、
どう気持ちに整理をつければ良いのでしょうか。
この点について、ポイントを詳しく解説していきます。
世の中とはそういうもの
まず、この世の中とは
必ずしも真面目にやってきた人や正しい人が
報われる世の中ではありません。
小さい頃、いじめをしていて
他人の人生を壊したような”元いじめっ子”が
幸せにしていたり、
逆に、いじめられていたけど真面目にやってきたような人が、
その人よりも苦しい人生を送っているようなこともあるでしょう。
悪いことをしてきたような人が
必ずしも報いを受けるとは限りませんし、
真面目にやってきたような人が、
必ずしもその報われるとも限りません。
(もちろん、逆に悪いことをして報いを受ける人もいますし、
真面目にやってきてそれが実を結ぶこともあるでしょう)
世の中とはそういうもので、
全員が平等などではなく、人間の社会とは不公平なものです。
どんなに綺麗事を並べたとしても、それは現実であり、
まずはそのことは覚えておかなくてはいけません。
なので、世の中には
いじめっ子といじめられっ子がいて、
いじめっ子の方が大人になったあとは幸せな生活を送っていて、
いじめられっ子の方が大人になったあとに辛い生活を送っている…
などというケースも実際にあるわけです。
こういう状況になった場合、確かにいじめられていた側が
不満を抱く気持ちは分かりますが、
そこはしっかりと自分に気持ちの整理をつける必要があります。
どのようにして、気持ちを整理するべきなのか、
この点を見ていきましょう。
「放っておく」のが一番
いじめっ子が大人になったあとに幸せそうにしていることを
知ると、中には”復讐したい”みたいに思うような人も
いるとは思います。
が、結論を言えば”放っておく”というのが一番で、
いじめっ子が幸せにしていようと、
逆に人生のどん底にいようと、
”関わらない”ことが重要です。
相手が幸せそうにしていても放っておき、
助けを求めていても放っておく。
つまり、あなたの人生において”もう関わらない”ということですね。
いじめっ子が幸せそうにしている、ということを知ってしまうと、
確かにいじめを受けていた側の心理からすれば強い不満を
感じるのも無理はありません。
しかし、いじめっ子がどうしていようと
”関係のない”ことなので、
そもそも”調べようとしない”ことが大事ですし、
偶然見かけて知ってしまった以外には、
自分から関わろうとしないことが重要になります。
自分の人生のプラスにならない
いじめっ子が大人になって幸せそうにしている場合、
仕返しをしたいと思う人もいるかもしれません。
ただ、仕返しをしたとしても、
相手に謝罪をさせたとしても、
もはや”あなたが得るものは何もない”ので、
関わらないことが重要です。
相手に仕返しをしたって、謝罪をさせたって
自分の人生が良くなるわけではありませんし、
それをすればお金が入って来るわけでもないですからね。
元いじめっ子に、仕返ししようとして時間をかけるだけ
完全に”時間の無駄”であり、意味のないことです。
得られるのはせいぜい「自分がスッキリするだけ」ですし、
しかも、そのスッキリもそれ以上得るものもなく、
空しいだけです。
そもそも”当時の相手”とは、大人になったあとでは大分変わっていますから
大人になってから謝らせても、仕返しをしても
スッキリするかどうかも怪しいところです。
”何も得るものがない”ので、いじめっ子が幸せそうにしているのを
知ってしまっても「あ、そう。で?」ぐらいのメンタルでいることが大事です。
仕返しをしても、満足感はすぐに消えて、
”何も残らない”ので、仕返しなどせずに、
”勝手にしな”ぐらいの考えで放置しておくことが
一番自分のためになります。
失ったものは、仕返しをしても取り戻せない
不公平だと感じるとは思いますが、
いじめを受けて”失ったもの”は、仕返しをしても
何も取り戻すことはできません。
例えば、いじめが原因で
不登校になってしまい、十分な学歴を持つことが
できなかったり、
人とのコミュニケーションが苦手になってしまったり、
精神的に体調を崩してしまったとしても、
仕返しをして、それらが解決するか、と言われると
解決はしません。
仕返しをしたら学歴を得られるわけではありませんし、
仕返しが済んだらコミュニケーション能力が大幅にUP
するわけでもなく、
当然、精神的な部分が突然回復することはないでしょう。
相手を謝らせたり、相手の人生にダメージを与えることができても
”自分が得るもの”が何もないので、
それをしても時間の無駄なのです。
自分の人生を傷つけられてしまったことは腹立つと思いますが
”いつか天罰が下るだろう”ぐらいに思っておき、
あとは放っておくことが最も、自分のためにもなる選択です。
さらに時間を奪われてしまう上にダメージの可能性も
いじめっ子に仕返しをしようとすると、
”また”いじめっ子と関わる時間を増やすことになってしまいますので、
さらにその”いじめっ子のせいで”
あなたの人生の時間と労力を費やすことになってしまう上に、
大人になっても、そのいじめっ子が改心しているとは限らず、
余計な接点を持つことで、さらにあなた自身が
ダメージを受けてしまう可能性もあります。
そうなってしまうことを避ける意味でも、
大人になった後に、いじめっ子がたとえ幸せになっていたとしても、
”そのまま放っておく”
”自分の人生には関係のない背景”だと考えて、
相手にしないことが大事になります。
度を越した対応をすれば、自分が悪者に
当然のことながら、
”小さい頃にいじめられた復讐”と称して
元いじめっ子に何か危害を加えたり、
実害を与えるようなことをしてしまうと、
罪に問われることになります。
例え、小さい頃にいじめで人生を
滅茶苦茶にされたとしても、
それが、この世のルールであり、
仇討ちをしてはいけないのと同じことです。
理不尽だと思うかもしれませんし、
あなたの人生を傷つけた相手も罪に問われるべき、という
気持ちも分かりますが、
それでも、”そんな人のために”あなたが罪を背負う必要は
全くありませんので、
仕返しはせず、”放っておく”ことが望ましいです。
唯一できる仕返しとすれば、
”自分の方が幸せになって見返す”ということです。
相手があなたのことに気付くかどうかは別としても、
気付かなかったとしても、放っておけばいいですし、
とにかく”関わらない”ことです。
元いじめっ子が幸せになっていたとしても
”放っておく”これを、徹底しましょう。
色々気に入らないことはもちろんあると思います。
ですが、”そんなやつ”に関わるだけ時間の無駄なのです。
まとめ
いじめっ子が大人になって幸せになっていたことに
気付いたとしても、
放っておきましょう。
上でも書いた通り”そんなやつ”のために時間も労力も
使う必要はありません。
自分の人生の方に時間を費やしましょう。
一番確実なのは”知ろうとしない”ことで、
同窓会などにも足を運ばなければ
高い確率で”その相手が今何をしているか”など
知る機会はないでしょうから、
知りたくないなら、それがベストです。
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