学校無償化で出生率は上がる?少子化の改善にはなるの?

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学校の無償化…。

少子化対策や、
出生率の低下の対策として
言われている対策の一つですが、
これは、果たして出生率や少子化の改善に繋がるのでしょうか。

学校の無償化を実際に導入した場合に、
少子化などは改善されるのかどうかを
予測していきたいと思います。

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現実的には改善は難しい

学校を無償化したら、
子供が増えるのかどうか?と言われると、
確かに「0」ではないとは思います。

「+」にはなるでしょう。

しかし、それで少子化や、出生率の低下が
改善されるのかどうか?と言われると
現実的には厳しく、
少子化は引き続き進んで行くと思いますし、
出生率もやはり落ちていくでしょう。

出生率の方に関しては一時的に低下を
ストップさせたりする可能性もありますが、
本当に一時的な話で、すぐにまた下がり始めることが
予想されます。

現実的に考えて
”学校無償化”を行ったところで、
少子化や、出生率の低下が
解決することは”ない”と考えられます。

厳しい現実ですが、
それだけで解決するのであれば、
ここまで少子化や、出生率の低下は
騒がれるようなものにはなっていないでしょうからね…。

詳しい理由は、より細かい分析などを
続けて行っていきます。

「多少」の効果はある。ただし、それが限界

先程も少し書いた通り、
学校無償化を行えば”多少”の効果はあるかとは思います。

学校無償化によって増える子供が”0”ということは
流石になく、
教育費が掛からなくなることなどを考えて、
2人目や三人目を考えたりするような家庭、
あるいは一人目を考える家庭も、
場合によってはあるでしょう。

ですので、学校無償化によって増える子供の数が「0」ということは
ありません。

ただ、少子化の進行速度、
出生率低下の進行速度を考える
”それだけ”で出生率や少子化の問題が解決するのかどうか?と
言われると、解決するほどの効果を出すとは思えません。

現実問題、学校無償化が決まったからと
子供を一人、二人、三人と増やしていくことを検討する人は
”そこまで多くない”とは思いますから、
前述した通り、少子化などを改善させるほどの力は
これ単体では”ない”と考えられます。

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ターゲット層が狭い

学校無償化は、確かに子を持つ親には恩恵があります。

しかし、本来の目的は少子化の改善や
出生率低下を食い止めることになりますので、
”学校無償化により、子供を持つことを考える人を増やしたい”
というのが、大きな目的になります。

しかし、そのターゲットとなる層は少なく、
”学校無償化されても関係ない”と感じてしまう人も多いのが
現実です。

と、言うのも、目的とするターゲット層は
”子供は欲しいけど、金銭面で躊躇している”既婚者が中心となりますから、
”そんなに多くはない”というのも現実です。

既に子を持っている親にとっては恩恵はありますが、
それ以上、子供の人数が増えることはあまりなく、
中には”学校無償化になったから、もう一人育てられるかも”なんて人も
いるとは思いますが、全体的な数字に影響を与えるほどではないでしょう。

それに加えて、”金銭的に子供を躊躇していた家庭”が、
学校無償化における、子供を増やすためのメインターゲットになるかと思いますが、

・既婚者であること
・子供がおらず、子供自体を(あるいは二人目以降を)金銭的に躊躇している状況であること

と、なると当てはまる人は
それほど多くはないかと思います。

ですので、少子化対策とするには
呼びかける層が少し少ない対策になってしまっている点は
否めません。

独身の人には関係なく、アピールにもならない

少子化が進んでいる理由の一つが
未婚率の上昇です。(晩婚化も含む)

しかし、”学校無償化”では、
この層へのアピールは不可能で、
独身の人からすれば”学校無償化?関係ないや”で終わりで、
それ以上のことは何も起きません。

まさか”学校無償化になるから結婚しよう!”なんて人は
まずいないでしょうし、
(全国探せば数名はいるかもしれませんが誤差の範囲内でしょう)
結婚に興味がない人は学校が無償化されても結婚しませんし、
結婚相手が見つからない人も、学校が無償化されても
結婚相手が見つかるわけではなく、独身のままです。

そのため、少子化が進んでいる理由の大きなポイントである
”未婚率”の方面への対策には全くなっておらず、
この点からも、学校無償化だけでは
全体的な効果には疑問が残ります。

また、生涯未婚率が増えている現代では
学校無償化のために、費用の負担(税など)を増やすことがあれば
猛反発が予想され、
最悪の場合、世間での子連れの親子への風当たりが強くなるなど、
トラブルの火種になる可能性も考えられます。

いずれにせよ、学校無償化だけでは
大きな効果を出すことは難しいでしょう。

子供に興味のない人は…

既婚者の中にも、当然”子供に興味がない”という人は
存在します。

そういった人たちが”学校が無償化されたから子供を”と、
なるか…?と、言われれば
恐らくならないでしょうし、
興味もない、という人が大半でしょう。

基本的に学校無償化は既婚者で、まだ子供がいない人、
将来的に結婚する人などに向けた対策になっており、
生涯未婚率が高い現代では、
既にこの時点でターゲットはかなり絞られてしまっていますが
その中でも”子供に興味がない”人も確実にいて、
そういった人たちは
”学校無償化になったからやっぱり子供を!”なんてことには
まずなりません。

興味がないものは興味がない、で終わりです。

この点を考えても、大きな結果が出るとは思えません。

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「+」はかなり限られたものに

学校無償化では得られる少子化対策としての+は
かなり限られたものになります。

その理由としては、学校無償化で増える子供は

「学費を中心に、金銭面で子供を躊躇していた家庭が
学校無償化を中心に、一人目、あるいはもう一人となった結果
生まれた子供」

だけだからですね。

結婚に興味のない層も、結婚相手がいない層も、
子供に興味がない層も、これにより子供を増やすことはないでしょうし、
”学校無償化が無くても元々子育てをする予定だった家庭”は、
学校無償化が無くても結局、子供は生まれたわけですから
「+」になる部分は相当限られてくる、と言うのが現実です。

勿論、何もしないよりかは+にはなります。
ただ、その+はかなり限られたものであり、
少子化や出生率の低下を根本から改善するようなものではない、
というのが現実になるのです。

組み合わせが重要に

本気で少子化対策をするなら、
学校無償化だけでは”大した効果は出ない”のが目に見えているので、
(逆に、大幅に子供が増えると考えている人がいたら
 不思議なぐらいです)
これと、”別の対策”を組み合わせていく必要があります。

しかも、”別の対策”も一つではなく複数、かつ強力なものが
必要になっていきます。

ただ、現実的に費用面(対策を増やしすぎて一般家庭の負担が
増えるようなことがあってはいけない)や、
強力な対策の場合は反発もあり、実現不可能な可能性も考えると
現状、”ある程度の少子化は受け入れて”
人口が減ることを織り込んだ社会の仕組みづくりも
考えていく必要がある段階であると感じます。

まとめ

”学校無償化”は、
少子化や出生率低下の根本的な対策に
なるほどのものではありません。

もちろん、恩恵を受けられる家庭によってはありがたいことですし、
恩恵を受けられるのであれば、堂々とその恩恵を受けて活用することは
とても良いことです。

ただ、”少子化対策になるのかどうか”と言われると
”あまりならないでしょう”というのが、現実かと思います。

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