社員を家族だと言う企業はブラック企業!?要注意な理由!

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社員のことを「家族」だと称して
大切にしている雰囲気を醸し出しているような
会社も存在します。

しかしながら、実際のところこういう会社は
家族を大事にしているどころは
「社員は家族」という言葉を盾にして
やりたい放題をやっているような
ブラック企業である可能性も高く、
ブラック企業を見分ける、という点においては
危険な部分であるのも事実です。

では、社員を家族だと称する会社は
どうして危険なのでしょうか。
その点について解説していきたいと思います。

社会に出る上で、こういった言葉は
”真に受けてしまわないように”注意する必要があります。

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どうして危険なの?

社員を家族です、というような会社は
どうして危険なのか。
それは後述していきますが、
少なくとも、そっくりそのまま言葉の通りに
受け止めてしまわないように注意することが
必要です。

”社員を家族のように大切にしている”と
思ってしまいがちですが、決してそうとは限らないのです。

もちろん、本当に社員を家族のように大事にしている人も
いるとは思いますが、必ずしもそうとは限らず、
逆に、その言葉を利用しているような真っ黒な会社の
可能性もある、ということです。

「社員は家族」という言葉の
危険性をしっかりと理解していきましょう。

無駄な情を要求される

会社と雇われる側の人間は
基本的にはビジネスライクな付き合い、
というものが正しいカタチであると思います。

特に、社員側が会社に対して
必要以上に情を抱く必要はありません。
働く側は労働力を提供し、会社はその対価として
賃金を支払う。
それだけのことであり、それ以上でも以下でもありません。

しかしながら、社員は家族だ!というような会社は
”家族だから”と無駄な情を要求
してくる可能性があるのです。

”家族”だと、情もあるでしょうし、
自分のためにならなくても家族のために
頑張るようなこともあるかと思います。

社員は家族だ!と叫んでいる会社は
社員にもそれを要求する可能性がある、
ということですね。
それが最大の問題点です。

例えば、家族である会社が困っているんだから
サービス残業して助けてくれ、だとか
家族である会社のために休日出勤(無給)してくれ
だとか、そういった違法行為に繋がって行くのです。

「家族だから」「家族だから」という
言葉を盾にされて、
本来会社に抱く必要のない情を要求されてしまう…
それが「社員は家族」と言い切っている会社の
恐ろしいところでしょう。

アットホームな職場、と言われれば
聞えはよいかもしれませんが
実際には家族という言葉を盾にして
社員を道具のように使う悪質な
ブラック企業である可能性も決して
否定はできないのです。

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プライベートへの詮索が激しい

社員は家族、と言っている社員は
社員同士の繋がりや家族との繋がりが
強い可能性も考えられます。

そうなってくるとプライベートのことまで
無駄に詮索されたりして、
面倒なことになってしまう可能性もあります。

社員同士の結束力が無駄に強かったりすると、
プライベートの詮索は激しくなりますし、
プライベートに干渉されるような
可能性も高くなります。
また、万が一その中のリーダー格などに
嫌われてしまうと、一気に職場での
居場所を奪われたりする可能性もあります。

仕事場の人間とは仕事上だけの
関係にしたい、ということが出来なかったり
そういったことも考えられますので、
その点に関しても注意しなくてはいけません。

ルールを守らない可能性も

会社側がルールや約束を
守らないような会社である可能性も
考えられます。

先ほども書いたように社員は家族=助け合って当たり前の
ような歪んだ考えに会社が染まっている場合、
法律や約束などのルールを全く守らない可能性も
考えられます。
家族なんだから助けてよ、だとかそんな感じですね。

法律上で違反とされていることも平気で
強要してくる可能性があります。

会社が”家族”と称する社員に依存・甘えてしまっている
パターンですね。

勤続年数が増えれば増えるほど
社員は家族、と言っている会社の甘え・依存度は
どんどんエスカレートしていく可能性もあり、
こういった部分も注意しなくては
いけないポイントの一つと言えるでしょう。

都合が悪くなると家族ではなくなる

社員=家族って言っている会社は
「都合が良い時だけ家族」だと言うことを
忘れてはいけません。
これは会社という組織に勤める上では
絶対に覚えておかなくてはいけないことで、
社員は家族、という言葉を利用しているような
ブラック企業であっても、
最初は本当に社員にとって働きやすい環境を
提供していたような会社であっても言えることなのですが
「都合が悪くなると、社員が家族ではなくなる」という
酷い現実があるのです。

例えば、社員は家族だ、と言っているような会社も
業績が本当の意味で悪化すれば
態度が豹変するでしょう。
躊躇なくリストラに踏み切る可能性もあります。

「社員は家族じゃないのか!」と言いたくなると思いますが
会社は都合が悪くなれば約束など
簡単にひるがえすことです。

社員は家族、と契約書に書かれているわけでは
ないですから、会社はいとも簡単に言い分を
変えてきます。

「社員は家族だ」という言葉は
「都合の良い時だけ家族だ」という意味でも
ありますから、そこのところは
勘違いしてしまわないように
注意することが大切になります。

家族であるのは会社にとって都合の良い時だけであり
会社にとって都合が悪くなれば
もう、それは家族ではなくなってしまうのです。

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どうしてそんなこと言うの?

「社員は家族だ」
どうしてそんなことを言うのか。
気になる人もいるかと思います。

この理由としては
「対外的なイメージを良くするため」ですね。

少し聞いただけだと
”社員を家族のように大切にしている”という
プラスのイメージを持つ人は多いかと思いますし
多くの人がそう感じるでしょう。
しかしながら、実際のところはそうではない可能性もあり、
”社員は家族”という言葉を盾にして
利用しているだけの会社・職場も多く存在するのが事実です。

社員は家族だ、という言葉は
プラス材料でもなんでもなく、むしろ
マイナスになるような言葉であることも多いですから
自分自身でよく見極める、ということも
大事なことのひとつになってくるのです。

本当に大切にしてくれる会社はないの?

まぁ、「社員は家族だ」と宣言している
全ての会社が社員を体よく利用するような
会社だというわけではありません。
中には、本当に社員のことを大事にしてくれるような
ところもあるでしょう。

ただ、そのような職場であったとしても
アットホームであるがゆえに、必要以上に
プライベートへの干渉があったりすることは
避けられないと思いますし、
どんな場合にせよ、会社の都合が
悪くなってしまった場合に関しては
会社にいいように利用されて
捨てられる可能性は十分にあります。

本当に社員のことを大事にしていたとしても
「会社に余裕があるうち」ということが
大前提となってくるのです。

まとめ

「社員は家族」
どうしても良い言葉に聞こえてしまうかも
しれませんが、そんなことはありません。
場合によっては、社員は家族、
という言葉を盾にして、好き放題
やっているような悪質な会社で
ある可能性も十分にありますから、
そういったことも視野に入れながら
注意していく必要があります。

社員は家族、という言葉に
惑わされたりすることなく
しっかりと会社がどういう会社なのか
見極めつつ、対応していくことが
大事なポイントになるのです。

言葉を鵜呑みにして
騙されてしまわないように
注意するようにしましょう。

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