Nintendo Switch Proって本当に出るの?詳しく解説!

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ニンテンドースイッチが発売されて以来、
「Nintendo Switch Pro」なる高性能版本体が
発売される、という噂などが度々浮かび上がっては消えています。

中には実際にそういう商品が出ていると”誤解”していたり、
発売予定があると勘違いしていたりする人もいると思います。

では、実際のところはどうなのか。

デマ情報に惑わされないようにする意味でも、
”事実”を解説すると共に、今後どうなるのかを
ゲーム店店長の経験を元に解説します。

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発売されているの?発売予定はあるの?

現時点で
「Nintendo Switch Pro」なる商品は発売されていませんし、
発売予定もありません。
実際に、2021年7月にはメーカーが
「発売予定はない」と発表しています。

現在、ニンテンドースイッチは
「通常」(一般的なモデル)
「Lite」(TVでは遊べない携帯ゲーム機専用モデル)
「有機ELモデル」(本体の画面や本体容量などがアップしたモデル)
が展開されており、
この3つ以外に、2021年7月時点では
「新たなモデルは計画していない」と発表されています。

これが、”事実”です。
ニンテンドースイッチプロ、などと噂されているものは
現時点で「発売されていない」+「発売予定もない」ということです。

※今後、変更があれば追記します。

”事実”は、「発売予定がない」
それで終わりです。

この先では、”どのような噂”なのか、およびゲーム店店長の経験を元に、
「出る可能性が低い」理由を解説していきます。

都市伝説の「Pro」とは何なの?

上でも解説した通り、現時点で
そのような商品は計画もされていません。

が、実際に発売されておらず、
発表もされていないのに、
よく、ネット上で噂に上がる「Pro」とは
一体何なのでしょうか。

これは、スイッチ本体の処理性能や映像の出力などを
強化したモデルが出て来るのではないか?と
言われているものになります。

映像がより綺麗になったり、
より本体の処理性能などが上がったり…
4K画質に対応したり…

そういう「憶測」がなされています。

要するに「ニンテンドースイッチの高性能版が出るのではないか」
という噂ですね。

ただ、これはスイッチがヒットしたころから
随分長い間言われ続けており、
とりあえず「Pro」と言っておけばいい、みたいな記事が
良く出回ってしまっているのも事実です。

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有機ELモデルは「Pro」ではないの?

2021年10月には「有機EL搭載モデル」という
新型のスイッチが発売されます。

が、これに関しては
本体自体の性能が上がったものではなく、
画質も、画面自体が変わったことによる見え方の向上であり、
出力自体が変わっているわけではありません。
さらに言えば、あくまでスイッチ本体の画面が
液晶⇒有機ELになっただけなので、テレビモードでは
映像自体に変化はありません。

他に「本体の保存容量の増大」「ドッグに有線LAN端子がついた」
「スタンドの変更」などの変化点はありますが、
いずれも、ニンテンドースイッチ自体の性能が上がる、というものではなく
性能自体は通常のスイッチと同じです。

そのため、この有機ELモデルは
「噂」が出回っている「PRO」とは異なるものになります。

これにより、今まで出回っていた「PRO」の噂や
リークを自称する内容は、憶測に過ぎなかった、と言えます。
(そもそも、定期的にPROが出る!出る!言い続けていれば
あてずっぽうでもいつかは新型が出るわけですから
確実に当たってしまいますからね)

発売される可能性は低い

ニンテンドースイッチの高性能モデルなるものが
発売される可能性は”限りなく低い”と考えます。

任天堂自体が2021年7月に「計画はない」と
明言していること以外にも、
下記のような理由が挙げられます。

・そもそもあまり需要がない
スイッチに「高性能」を求める人は
スイッチユーザーの一部です。
多くの人は、現状で満足していると思いますし、
逆に「高性能モデルなんて出されたら専用ソフトが
出るかもしれないし、そんなものいらない」という人も
いるでしょう。
元より、任天堂ハードは性能重視ではありませんし、
メインのターゲット層も、高性能を求めていない層なので、
需要とも一致しません。
任天堂タイトルに関しても、現状、これ以上の性能は
必要としていないように思えます。

・携帯モードに課題
これ以上性能を上げれば、携帯モード時にどう対応するかも
大きな課題になって来るでしょう。
あまりにスペックを上げ過ぎれば、携帯モードでのプレイが
難しくなる可能性があります。

・ソフトの問題
有機ELモデルは内部の「性能」は同じです。
ですので、ソフトはすべてのスイッチで兼用できます。
が、高性能モデルを出してしまい、そのモデルの性能を生かした
ソフトを作ってしまえば、通常のスイッチや、ライトでは
動かないソフトになってしまい、
”高性能スイッチ専用ソフト”が出てしまう可能性があります。
それは、既に”これだけ普及しているスイッチ”に水を差す行為でもあり、
「高性能スイッチを持っていない人は遊べない」ソフトを出せば、
当然、”普通のスイッチソフト”よりも売上が落ちるのは明らかで、
この点もデメリットになります。
また、同じスイッチソフトなのに、あれでは遊べてこっちでは遊べない、
みたいな混乱を招くやり方もプラスにはならないでしょう。

・差をつけなければ逆に出す意味もない
かと言って「携帯モード」や
「他のスイッチでもすべてのソフトが遊べるように」にするために
高性能版の本体の性能を調整すれば、
恐らく「今のスイッチと大して変わらないもの」が完成します。
それはそれで、わざわざ新型を出す意味もないですから、
この場合、既に有機ELモデルがあるわけですから、これ以上
「出さない」方が良いでしょう。

・モデルが増えすぎる
通常、お手軽(ライト)、高質(有機EL)の3種類が既に
存在している以上、これ以上モデルを増やすとは考えられにくいです。
元々、任天堂ハードはファミリー層中心に強力なシェアがあるため、
あまりに種類を増やし過ぎればファミリー層の混乱も招きかねませんし、
「分かりにくく」なってしまいます。
既にノーマル・安価・高価が揃っている以上、これ以上
バリエーションを増やす可能性は低そうです。

・「次世代機」とのタイミング
既にスイッチは発売から4年以上経過しました。
有機ELモデルが10月に出るわけですから、
その周辺に別モデルが出ることはありません。
任天堂ハードは大体4~6年程度で「次」が出ますから
スイッチは「いつもより長いライフプラン」とされていますが、
それでも、だんだんと「次」が近づいているのは事実でしょう。
このタイミングでわざわざ、高性能版専用ソフトなどのある、
中途半端な立ち位置になってしまうものを出すとは思えません。

高性能になるとすれば「次世代機」

以上のような理由から「ニンテンドースイッチ」で高性能モデルが
出るとは考えられにくいです。

今回のスイッチは、新型が出ることがあったとしても
基本的な性能は恐らく、変わらないでしょう。

出るとすれば「次のニンテンドースイッチ」が出る時です。
高性能版ではなく「次」ですね。

PS4⇒PS4Pro のような立ち位置ではなく
PS4⇒PS5のような立ち位置の「スイッチの次」が出る時まで
スイッチの性能が上がることはないと思われます。

まとめ

Nintendo Switch Proの
発売予定はありません。
恐らく、上記のような理由から出ることもないでしょう。

それに加えて
万が一高性能版が出ても
「Nintendo Switch Pro」という商品は出ないでしょう。

なぜ、ニンテンドースイッチプロ、などと噂されるのか
よく分からないのですが、
そもそもゲーム機に「Pro」を名付けているのは、
ライバルメーカーのソニーが展開する
プレイステーションのほうです。

任天堂が以前に「Pro」と名のつく高性能版を
出しているならともかく、
ライバルのプレイステーションの名前を意識して
スイッチプロ、なんて名前のものを出す可能性は
かなり低いかと思います。

あるとしても、New3DSみたいな感じで、
Newスイッチの方がまだ可能性はあるでしょう。

どうしてニンテンドースイッチプロ、などという名称で
噂されているのか、謎ですが、
少なくとも「Nintendo Switch Pro」という商品が出ることは
ないと思います。

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