Switch2のキーカード採用ソフトは売上が落ちる可能性も。その理由は?

この記事は約6分で読めます。

Switch2のパッケージ版のソフトには
今まで存在しなかった「キーカード」という形式も
採用されます。

しかし、このキーカード形式は賛否両論を起こしており、
場合によっては”Switch2のソフトの売上”にも影響する恐れがあります。

その理由は何か、
この点を詳しく解説していきたいと思います。

(関連記事⇒キーカードの問題点
※キーカードって何が問題なの?という基本的な部分は↑で解説しています。

本記事(↓)では、Switch2のキーカードのソフトが増えることによる
売上への悪影響を解説していきます。

スポンサーリンク

キーカードで「売上」が落ちる可能性。それは何故?

Switch2に新たに採用された”キーカード形式”では、
ゲームソフト自体の売上を落とす可能性があります。

今まで通りの”通常のゲームカード”のソフトもあるので、
そちらには影響はないとは思いますが
”キーカード形式”のゲームソフトの場合は
人によっては購入を躊躇ったり、
そもそも”キーカードでは遊べない”人もいるためですね。

では、どのようにして売上に悪影響を及ぼしてしまうのか、
この点について詳しく見ていきましょう。

パッケージ派のユーザーが離れる可能性

ゲームソフトにはパッケージ版とダウンロード版が存在しており、
現在では、ダウンロード版の方が
ゲーム全体で見れば売上比率としては高いです。

しかし、その一方で、パッケージ版にも根強い人気があり、
例えば前世代機となるニンテンドースイッチでは、パッケージ版だけで
100万本以上の売上を記録しているソフトは何十本も存在しています。

そのため、パッケージ版もまだまだその需要は高く、
”もうパッケージ版を買う人なんていない”みたいなことを
ネットで言う人もいますが、”普通にかなりの数いる”というのが答えになります。

また、任天堂のゲーム機は
競合機のプレイステーションやXBOXと比べて
”パッケージ版の売上比率が高い”傾向にあるので
キーカード形式の採用は、仮にプレイステーションやXBOXが同じようなことを
した場合よりも”悪影響は大きくなる可能性”が考えられます。

キーカード形式は確かに”パッケージ版”ではあるのですが、
パッケージ版であって、パッケージ版ではない状態で
”気にしない人”もいると思いますが”気にする人”もいます。

気にする人の理由としては、
”キーカードだと、ゲームデータがソフトに入っていないため
将来的に遊べなくなる可能性があること”や、
”結局、ダウンロードさせられることで本体の容量が節約できないこと”
などが挙げられます。
(Switchの場合、パッケージ版のソフトはアップデートのデータなど以外は
ダウンロードしなくて良かったため、本体容量の節約になりました)

そのため、キーカード形式のソフトが増えると、
こういった人たちは”Switch2版”を敬遠する可能性があるのです。

結果、キーカードの採用によってSwitch2のソフトの売上が
落ちる可能性がある、ということですね。

スポンサーリンク

パッケージ派の売上が「他機種」に流れる恐れ

キーカード形式の採用によって最も恐れるべきことがこれで、
例えば、Switch2とSwitch1、PS5などに同時発売されるソフトの場合、
Switch2版がキーカードだった場合、
”じゃあSwitch2版を買うのはやめて、他の機種版を買おう”と
パッケージ派が、”他機種に流れる可能性”があることです。

パッケージ派の中にも
”キーカード形式”でも、パッケージ版を気にせず買う人もいれば
我慢して妥協する人もいるでしょう。
また、”キーカードならダウンロード版でいいや”という人も
いるとは思います。

一方で、↑のようにSwitch2・Switch1・PS5のように
複数の機種でパッケージ版が発売されるソフトの場合で、
Switch2版がキーカード形式だった場合、
パッケージ派のユーザーは”他機種版”に切り替える可能性があります。

例えばSwitch2とPS5を両方持っているユーザーの場合
Switch2がキーカード、PS5が従来のディスクとなると、
「じゃあSwitch2じゃなくて、PS5を買おう」と、なる可能性は高いです。

PS5の場合、ゲームのデータのダウンロードは必要になりますが
一応「ディスク自体にもゲームデータは入っているため
パッケージ派の”データを手元に置いておきたい”という目的は果たせますし、
本体容量に関しても、PS5の方が本体容量がはるかに大きいために
”容量節約”の観点でパッケージ版を選んでいる人も他機種に発売されているソフトは
”容量の少ないSwitch2版”を避ける可能性が出てきます。

また、Switch1でも発売されるソフトの場合、
Switch2版ではなくSwitch1版を買う…という選択を取る人が出て来ることも
考えられます。

Switch2⇒Switch1版、という選択肢なら、
まぁSwitch2版の売上本数は減りますが、
同じ任天堂のハードですし、任天堂とても打撃はないと思いますが、
Switch2⇒PS5(あるいはPS4)の選択を取るユーザーが増えると
ゲームソフト自体の発売元のサードパーティには
”どっちみちソフトが売れる”ので問題ありませんが、
任天堂視点で考えると
”サードのソフトの売上が競合機に流れてしまう”結果になり、
もし、”キーカードを避けて他機種版を買う”流れが膨らむと、
任天堂にとってはかなりの打撃になる恐れもあります。

ネット環境のない層が買わなくなる

”ゲームはネットに繋いでいないユーザー”や”ネット環境のないユーザー”も
少数ではありますが、存在しています。

そう言った人は”キーカード”のパッケージ版を買っても遊べないので、
ダウンロード版も含めて”このゲームを買うのを諦めよう”となる恐れもあります。

全体的に見ればそんなに多くはないとは思いますが
そういう人も”いる”のは確かなので、
キーカード形式だとそういったユーザーの売上は
”捨てる”ことになります。

購入意欲減退の恐れ

パッケージ派にとって”キーカード”形式は結構大きな
”ダメージ”であり、
”買う気自体を失くす”人もいます。

私も比較的パッケージ派かつ、ゲーム店の勤務経験もあるので
分かりますが
”キーカードなら買わない”という選択肢をする人も
”それなりに”います。

ダウンロード派の人などからは”信じられないこと”だと思いますが
実際”キーカードならいいや”とか、
”キーカードばっかりだからSwitch2自体買う気を失くした”とか
そんな人までいるのです。

どのぐらい、そういった動きがあるかは
”キーカード形式”自体が初めてなので不明ではありますが
最悪の場合、本体の売上にも影響が出て来る恐れがあり、
この点は、あまり悪影響が出ていることが
見受けられる状態になった場合は
”キーカードの採用条件を厳しくする”など、
キーカードのソフトを「減らしていく」という流れも
必要になってくるのではないかと思います。

まとめ

キーカード形式は、Switch2のソフトの売上に
大きな影を落とす可能性があります。

任天堂タイトルはキーカード形式が(現時点では)ないので
任天堂タイトルに関してはキーカードの影響は受けないと思いますが
サードパーティ系のソフトが懸念点で、
例えばSwitch1とPS4/PS5版が同時発売のソフトは
”そのほとんどがSwitch1版の方が売れている”状態でしたが、
キーカードが足を引っ張り、”常にSwitch2版の方が売れていない状態”に
陥る可能性もあるのです。

キーカードはあくまでも”一部”に留め、
それがSwitch2の主流になってしまわないよう、
注意しながら展開していく必要があります。

Switch2 関連情報トップに戻る
ニンテンドースイッチ2関連のその他の情報は↑からご覧ください。

ゲーム関連記事トップに戻る
ゲーム関連のその他の情報は↑からご覧ください。

タイトルとURLをコピーしました