Pokémon LEGENDS Z-A(以下ポケモンZA)は、
2025年10月にSwitchとSwitch2向けに
発売されたソフトです。
こちらでは、そんなポケモンZAの
初週売上はどのぐらいだったのか、
Switch版とSwitch2版ではどちらが多く売れたのか、
そこから見えてくること、
前作との比較など、
それぞれの部分を詳しく、徹底的に分析をしていきます。
ポケモンZAの売上は?
ポケモンZAの初週売上は下記の通りです。
まず、ファミ通調べの売上だと、
(※国内売上 パッケージ版+ダウンロードカードの売上)
Switch版の売上が87万2552本
Switch2版の売上が61万2905本となっています。
合計で148万5457本という売上ですね。
なお、Switch2版はこれまでのファミ通の集計基準から
本体同梱版も含まれた数字になっているはずであるため、
Switch2版の方が数字的に有利な数字が出る条件での
集計となっています。
(※今の時期なら、Switch2本体の同梱ソフトが何であっても
売れるでしょうから(極端な話、よく分からないDLソフトでも品切れになるでしょう)、
確実に数字上は有利になります。)
それでもSwitch版の売上が15万本以上多い状況であるため、
まだSwitchユーザーの方が基本的には多いということを示す数字になっています。
また、任天堂発表の”世界売上”は、
(こちらはダウンロード版と海外の売上も含みます)
「580万本」と発表されており、
海外でも順調な売上を記録していることが分かります。
売上自体は”非常に好調”な売上を記録しており、
本編とは別で”ポケモンレジェンズ”も、
今後も継続的に展開していけそうな、
そんな希望のある数字となっています。
前作と比較するとどうなの?
”ポケモンレジェンズ”は今回が初めてではなく、
第1作目が2022年1月に
ニンテンドースイッチ向けに発売されています。
この”前作”にあたるタイトル
「Pokémon LEGENDS アルセウス」は、
同じファミ通の集計基準で
「1424657本」の売上を記録しています。
約142.5万本という数字ですね。
続編にあたる今回のポケモンZAは
2機種で148.5万本を記録しているので
前回よりもわずかに売上はアップしており、
かなり良いスタートとなっています。
ゲームでは”2作目”以降はある程度売上が下降するケースも多いですし、
ゲーム機本体の移行期は買い控えなどが起きることもあるため、
(2機種で発売された方が有利に見えるかもしれませんが
実際は”Switch2が買えるまで待とう”みたいなユーザーも
出て来てしまうため、基本的にゲーム機の移行期に発売されるソフトは
不利になりやすいです)
その条件の中で前作越えの売上を記録している、ということは、
かなり良い出だしであると言えます。
ポケモンの本編(レジェンズではない本編)と
比べるとまだ数字は低いですが
本編は「スカーレット・バイオレット」や「ソード・シールド」のように
2バージョン発売されており、
2バージョン合算での売上になっているため(※両方買うユーザーもそれなりに多いです)
そういった意味では数字が高く出やすく、
レジェンズは1バージョンであることも考えると
十分な売上を記録していると言ってよいでしょう。
Switch版とSwitch2版の売上比較
本作は、Switch版とSwitch2版が発売されており、
上でも書きましたが
Switch版の売上が87万2552本
Switch2版の売上が61万2905本となっていました。
Switch2版は今の状況だと”何を同梱しても売れる”状況の
Switch2本体同梱版も含んだ数字ですので
数字としてはかなり有利な条件でしたが
それでも、Switch版を下回る結果となりました。

↑の数字はダウンロード版は含まれていませんが
それはSwitch版も同じことですので、
仮にダウンロード版を含んだ数字を見たとしても
同じような数字が出るでしょう。
また、Switch2で遊んでいるけど、Switch版を買って
アップグレードしてる人が多いのでは?と思う人も
いるかもしれませんが、
これも、逆に”Switch1でSwitch2版も動く”(ポケモンZAはSwitch2エディションのため)ため、
Switch1で遊んでいるけど、Switch2版を買った人もいるでしょうから
この点も売上の比率を大きく左右するものではありません。
このことから、国内ではまだ
”Switch版の需要の方が大きい”ことを示しており、
同梱版を含んだ数字でもあの数字であるために、
まだかなりの差が実際にはあることになります。
ポケモンZAに限って言えばSwitch版を発売していなければこの”80万本以上の売上”が
消えた可能性が非常に高かったために、
Switch2専用にしなかったことは、非常に良い判断であったと言えます。
ただ、この数字を見ると「カービィのエアライダー」や「ぽこあポケモン」など、
比較的早い段階でSwitch2専用ソフトにしてしまった今後の新作たちは
”売上にかなり影響が出る”ことを示しているので
上記2タイトルはSwitch2専用にするには(売上面を考えれば)
少し早すぎたとも言えます。
(発売時期的に売上への”かなり大きなマイナスの影響”は避けられないでしょう)
海外の方がSwitch2が普及している?
前述のように、国内では”Switch版を遊んでいるユーザー”の方が
多いという結果になっています。
ただ、任天堂の発表では、世界売上の580万のうち
”約半数がSwitch2で遊んでいる”と、発表しています。
が、日本国内の売上を見ると”約半数”とは言えない数字ですので、
(メーカーが、3:7ぐらいの割合なのに約半数と強引に言ってない限りは…)
恐らくは”海外の方がSwitch2が普及している”ということが言えるかと思います。
また、国内と海外では、
国内ユーザーの方が価格にシビア
(Switch2本体が高いため、ライトユーザーを中心に普及が遅い)であること
(※それをメーカーも理解しているために日本向けに国内専用モデルを5万で
出したのだと思われます)、
そして、国内ユーザーの方がどちらかと言うとグラフィックへのこだわりが
薄いことから、どうしてもSwitch2の普及は他国よりも遅れる傾向に
あると思われます。
そういった点から、”海外ではSwitch2で遊んでいるユーザーの比率が大きい”ということが
この数字から伺えます。
売上的には大成功。Switch2の普及はまだこれから
結果的に、ポケモンZAは売上的には
初週(パッケージ)で100万超えるようなソフトは
近年では任天堂タイトル以外ほぼありませんから
大成功の売上で、前作も上回っています。
ただ、Switch2の普及にはまだ課題はあり、
当面はSwitchも並行して展開していく必要が
あることが浮き彫りになっていて、
直近のカービィのエアライダーなどのSwitch2専用タイトルは
Switch版を出さないことによる”かなり大きな売上面でのマイナス”は
避けられないことを示す結果となりました。
まとめ
ポケモンZAの売上は非常に好調で、
未来にも繋がるセールスを記録できています。
ポケモン本編共々、
この先も「レジェンズ」の方も展開していくことが
できるのではないでしょうか。
ただ、次の本編発売時にSwitch2専用にするのかどうかは
難しいところで、
本体の価格が価格なので、普及に時間はかかるでしょうし、
判断を謝ると、”大幅に売り上げ減”になる可能性もあるため
難しいところです。
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