早期退職をする前に考えるべきこと!今後をよく考えて!

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早期退職…。

通常の定年よりも早く
会社を退職することです。

会社側からしても、人件費などを削減したり
若返り化などを狙う目的から
早期退職の希望者を募るなどすることもあります。

早期退職の制度を利用すると
退職金などが割り増しされることもあり、
人によっては、それが魅力的に感じる人もいるでしょうし
実際にそれは一つの魅力であるとも思います。

ただし、早期退職をする場合には
その場のことだけではなく、今後のことも
しっかりと考える必要があります。

何も考えずに早期退職すれば
その先の人生で途方に暮れてしまう可能性も
充分にある、ということですね。

しっかりと自分の人生を見つめ、
冷静になって判断することが大切です。

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退職する前に考えるべきこと

早期退職自体が悪い、というわけでは
ありません。
しっかりと先のことも考えた上で、
早期退職の制度を有効的に活用するのであれば
それはあなたにとってもプラスになるでしょうし、
何も悪い事はありません。

ただし、早期退職制度は
使い方によって
プラスにもなりますし、
マイナスになってしまうこともあります。

扱いを間違えれば、今後の自分の人生を
大きく左右してしまうものにもなりますから
その点はよく考えなくてはいけません。

早期に退職するのであれば、
理解しておくべきこともありますし、
覚悟しておかなくてはいけないこともあるのです。

一度決めれば戻れない

まずは、当たり前のことですが、
これを忘れている人がいるのも事実です。

一度早期退職を決断し、
それを会社に告げれば、もう、おしまいです。
後戻りすることはできません。
その会社での会社員としての人生は終わり、
新たな道に進むことになります。

その後、どのようなことが待ち構えていたとしても
「やっぱり早期退職は無しで!」ということは
もうできませんし、
早期退職してみて、思った以上に生活が
上手くいかなかったとしても、会社に逆戻りしたりだとか
そのようなことはできません。

その点は、ちゃんと理解しておくべきでしょう。
一度早期退職したら、もう来た道を
引き返すことはできません。
そのことは、よく覚えておきましょう。

逆戻りすることのできない道であることを
しっかりと理解した上で、
決断をしていく、ということが
何よりも大事になります。

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転職は簡単ではない

早期退職した場合、そのままずっと暮らせるぐらいの
資産があれば別ですが、多くの人は
そのような資産はないはずです。
そうなってくると「転職」することに
なると思いますが、この転職は、そう簡単なものではありません。

早期退職と言うと、ある程度、
年齢が行っている場合がほとんどであると思います。
年齢を重ねていれば重ねているほど
転職が難しい、というのはこの世の現実として、
ひとつ覚えておかなくてはなりません。

特に、何らかの資格があればともかく
資格も何もないような状態の場合、
40代、50代の方だと
転職をするのはなかなか難しいことです。

もちろん”不可能”なことではありませんが、
大変な困難を伴うことである、ということは
覚えておかなくてはいけないでしょう。

場合によっては正社員どころか
アルバイトスタッフとして
雇ってもらうことも難しいことがあります。

並大抵の努力ではどうにもならないこともあり、
運の要素も絡んでくるために、
もしも早期退職の道であれば、
「転職なんてどうにかなるだろう」と安直に
物事を考えたりするのではなく、
しっかりと自分自身で、
その後の転職などについて考えた上で
行動することが望ましいです。

転職はそんなに簡単なものではない。
これは、頭によく入れておくべきことです。

その後の生活をどうするか

早期退職すれば退職金が入るとは言え、
その後の生活をどうするかは
考える必要があるでしょう。
裏を返せば、本来定年の時に貰えるはずだった
退職金を先に受け取る、ということですから
その時は良くても、
後々、自分が苦しくなる可能性はあります。

退職してから転職するにしても
その間の生活は
退職金か貯金、失業手当などで
補う必要があります。
退職してからの生活をどのようにしていくか、
ということは「なんとかなるだろう」ではなく
ある程度頭に描いておく必要があります。

また、転職に関して言えば、
”自分の考えている以上に時間がかかる”
可能性が十分にあります。
そうなってしまうと、当然、生活費などに
関しても、困る部分が出てくると思いますし
しっかりと考えておかなくてはなりません。
ある程度余裕を持って
考えておくことが大事ですし、
転職が上手くいかないことも想定しながら
対応をしていかなくてはなりません。

家族にちゃんと相談する

一人暮らしの場合は別ですが
家族がいる場合は、
しっかりと同居している家族にも
早期退職のことは相談を行うべきです。

何の相談も行わずに
早期退職すれば、当然トラブルの原因にも
なってしまいますから、その点に
関してはちゃんと注意をし、
早期退職の決断をする前に、
家族としっかりと話し合うことが
大切になります。

もちろん、最終的に決断を下すのは
自分自身ということにはなりますが、
家族の意見もしっかりと聞きながら
やっていく、ということは
大切になるかと思います。

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老後のことも考える

早期退職をする場合に関しては
老後のこともしっかりと考えていく必要があります。
どういうことかと言うと、退職すれば
厚生年金から外れるため、
国民年金になりますが、
その期間が長ければ長いほど
将来の受給金額に影響が出る可能性があります。

また、退職金を早い段階で受け取るわけですから
それを老後の前に使いこんだりすれば
当然のことながら、老後の生活にも
影響してくるわけです。

転職したとしても、一度退職しているわけですから
その会社での退職金は、
通常、若い頃から務めていた会社に比べると
その金額は下がることになります。

そのため、何も計画していない状況で
老後を迎えるようなことがあれば、
老後の生活が非常に苦しいものに
なってしまう可能性は十分に考えられますから、
行き当たりばったりではなく、
しっかりと老後のことについて
考えておく必要がありますし、
その場の勢いで決断したりしないように
しましょう。

うまく活用すればメリットも

早期退職の制度は上手く活用すれば
メリットもあります。
ただし、これまでに書いてきたようなことには
注意をしなければいけませんし、
もしも不本意に会社から早期退職を迫られているのであれば
後悔しないように、会社としっかり交渉をし、
Noを突きつけることも大事になります。

が、ポイントさえしっかりと抑えているのであれば
退職金の割り増しなども期待できますし、
また別のことなどにチャレンジする時間も
確保できることになりますから
全てが悪い、というわけではありません。

最終的には早期退職を選ぶ本人次第、
ということになりますね。
本人がどのように早期退職をするのか、
早期退職をした後にどんなことをするのか、
そういった部分が大切になってくるものであると
思います。
しっかりとするべきことはするようにしましょう。

まとめ

早期退職はその場の勢いでしてしまうと
後で必ず痛い目に遭いますから
しっかり今後のことまで
考えて決断する必要があります。

また、一度決断すれば基本的に
後戻りはできませんから
じっくりと考えて
最終的な答えを出す、ということが
大事になります。

くれぐれも、無計画に早期退職の道を
選び、後から後悔などしてしまわないように
注意するようにしましょう!

後悔しても、後からでは遅いですし、
取り返しのつかないことに
なってしまいます。
しっかりと決断前に、考えて下さい。

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