家電の故障で「自然故障ではない」と判断されてしまうのはどんな理由?

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家電製品には
「自然故障」と「そうではない故障」が
存在しています。

多くの場合、家電製品には”無償で修理してくれる保証期間”が
ついていますが、
このうち、無償で修理してもらえるのは
”自然故障のほうのみ”になるのが基本です。

そのため、購入してから半年で故障してしまった場合でも
故障した原因が”自然故障ではない”と判断されてしまった場合は、
有料での修理になる可能性がある、ということですね。

では、”自然故障ではない”とメーカーから判断されてしまう
故障原因にはどのような原因があるのでしょうか。

この点を、見ていきましょう。

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保証期間内は特に注意する

メーカーの保証期間、あるいは店舗などの長期保証の
保証期間が過ぎてしまった後に関しては
”どのみち有料での修理”になりますが、
保証期間内の場合
”自然故障”であれば、修理費用は掛かりません。

基本的に”自然故障”以外の故障に関しては
自分で気をつけていれば
”防ぐこともできる”故障になりますので、
しっかりと下記のようなことは覚えておき、
自然故障以外の原因で、家電製品が故障してしまうようなことが
ないように、注意していきましょう。
(もちろん、保証期間後であっても注意するべきであることには
変わりありませんが、保証期間中は特に、注意が必要です)

落としてしまった・衝撃を与えてしまった

家電製品を自分で落としてしまった場合や、
自分がぶつかったり、何か他のものにぶつかってしまったり、
乱暴に扱ったり…

そういったことで家電を壊してしまった場合…
これは当然のことながら自然故障扱いにはなりませんし、
自己責任での故障になります。

そのため、メーカー保証期間内でも当然のことながら
有償での修理となります。

例えば家に運ばれてくるまでの間に
(自分の車ではなく、配送業者が)壊れてしまっただとか、
そういった場合はまた別問題ですが、
(※ただし、これはその場で指摘しないと
後から”届いた時には壊れてました!”と言っても
嘘をついていると思われかねないので、その場で指摘してください)
購入後に自分で何らかの衝撃を与えて壊してしまった場合に
関しては自然故障ではなく、自己責任による故障になります。

もし、こういった故障を自然故障扱いにしていたら、
例えば悪知恵の働く人なんかは、
保証が切れる直前にわざと乱暴に床に叩きつけて壊して
無償で修理・交換をしてもらおう、みたいな人まで出て来る
可能性がありますからね。

ですので、衝撃などによる故障は
当然のことながら自然故障としては扱われません。

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説明書通りに利用していない場合

購入した商品を
説明書に書かれている通りに使わなかったり、
説明書に書かれている注意点を守らなかったりして
使っていた場合、
これは自然故障とは判断されずに、
自己責任による故障になってしまう可能性があります。

メーカーの想定しない使い方をした場合まで
責任を取れ!と言われても、メーカーも対応することは
できませんよね。

そのため、説明書通りに利用していない場合は
自然故障扱いにはならなくなってしまう可能性が
飛躍的に高まりますので注意しましょう。

また、意図的に説明書に書かれていることを
無視して使っている場合はもちろんですが、
そうではなく、”自分の使い方が間違っていると知らなかった”場合でも、
説明書に書かれている注意点などを無視して利用した場合は、
自然故障の対象外になりますのでご注意下さい。

なので、普段から”説明書を読まずに何でも初めてしまう”ような人は
注意しておいた方が良いですね。
一度でも良いので、説明書の最低限の部分に関しては
しっかりとチェックをしておくことを、
おすすめします。

水濡れなどによる故障

家電製品を普通に使っていて、
水濡れして故障してしまう…

そんなことが、あるでしょうか?

普通に使っていれば絶対に起きないことですよね。

置く場所が悪いか、
自分で水をこぼすか…そういったことでもしない限り、
家電製品が水濡れしてしまうことはありません。

仮に家が雨漏りしたとしても、
それは家電メーカーの責任ではありませんし、
欠陥住宅だったとしても、それは
家を建てた業者の責任であり、家電メーカーには
何の責任もありません。

と、いうことで水濡れの場合は
自然故障の対象外になってしまいます。

多くの場合、自分で防げる原因ばかりですから
家電製品を水濡れで故障させてしまうことが
ないように、しっかりと注意していきましょう。

自然災害などが原因の場合

家電製品が”自然災害”によって
故障してしまった場合は、残念ながら
自然故障ではなく、
メーカー保証などの対象外になります。

両方名前に”自然”とついてはいますが
自然故障の自然は、自然災害の自然とは異なりますので、
この点は理解しておいてください。

自然災害による故障とは
例えば雷、地震、台風、竜巻、大雨、洪水…などによる
故障になりますね。

この場合は、故障してしまっても
自然故障にはならず、仮に家電自体の現物が残っていたとしても
故障した場合の修理費用は自費になってしまいます。

特に家電の故障、という点で考えると一番身近な自然災害は
”雷”になるかと思いますが、
いずれの場合でも自然故障扱いにはならないので、
雷など、防げるもの
(例えば雷の場合はコンセントを抜くなどすれば
落雷直撃⇒火災…!とかにでもならない限りは
故障を防ぐことは可能です)に、関しては
しっかりと防ぐよう、意識しておきましょう。

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汚れなどによるもの

構造上の欠陥や、何らかの不具合などが理由の場合を除き、
汚れが原因で故障した場合、
基本的に自然故障扱いになる可能性は低いです。

特に、掃除を定期的にするように説明書などにも
書かれているようなものの場合
もしも”それをしていなかった”のであれば、
当然自己責任による故障になります。

他にも使い方が悪かったり、
使っている場所が悪かったり、
掃除の仕方が間違っていたり…こういった場合も
当然、自然故障扱いにはなりません。

そのようなことにならないためにも
ホコリまみれの場所などで使用しないように
することはもちろん、
掃除が必要な家電製品の場合に関しては
しっかりと掃除をし、正しく利用することを
心がけて下さい。

修理に至らないような小さな不具合など

家電製品の中には
”修理には至らないような小さな不具合”などが
発生する商品もあります。

こういったものの場合や
元々対象外とされているもの(一部商品のドット抜けなど)、
外箱などの傷みなど…、これらに関しては自然故障云々以前に
修理を依頼しても、
特に修理対象にもならない場合が
ありますので、注意してください。

これ、故障かなぁ…?と思うぐらいの
小さなものの場合に関しては
事前に説明書などを確認するか、
どうしても分からない場合はメーカーに問い合わせするかして
確認するようにしてください。

ちょっとした、やむを得ないあたり・はずれの部分に
関しては修理対象にならない場合もありますので
注意するようにしましょう。

そこまで完璧を求められてしまったら、
家電メーカーは何も作れなくなってしまいますからね。

まとめ

自然故障扱いにならなかった場合、
多くの場合はメーカー保証期間内であったとしても
有料での修理になってしまいます。

稀にそうではない保証もありますが
大抵の場合は
自然故障に限定しているので、
自分が使っている家電を
↑のような原因で故障させてしまわないように
注意していきましょう。

自然故障以外の故障は、
大抵の場合、保証期間中は特に
自分で注意さえすれば、防げるものがほとんどです。

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