資格確認書のよくある勘違い!変更された部分も多いので注意!

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現行の健康保険証廃止後には、
マイナンバーカードによるマイナ保険証か
資格確認書のいずれかを使っていくことになります。

マイナ保険証は、ご存じの通り
マイナンバーカードを保険証として利用するもので、
もう一つの資格確認書はマイナンバーカードを持っていない人向けに
健康保険証の代わりとして交付されることになるものです。

この資格確認書に関しては
色々な誤解も目に付くことがあるので、
この点について詳しく解説していきます。

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資格確認書とは何?

「資格確認書」は簡単に言えば
”保険証の代わり”になるものの一つで、
現行の保険証廃止後には、マイナンバーカードを保険証として利用する
マイナ保険証が中心として、利用されていくことになりますが
一方で、マイナンバーカードは強制ではなく取得は任意であることや、
健康保険自体は、マイナンバーカードの有無に関係なく
利用できないといけないものですから、
”任意のマイナンバーカードを持っていない人”も、
当然保険診療を受けられるようにしなくてはいけません。

そのためのマイナンバーカードを持っていない人向けの
”保険証の代わり”が資格確認書となります。
(関連記事⇒保険証廃止後、マイナ保険証を持ってなくても大丈夫?

ですので、保険証廃止後は
マイナンバーカードを持っている人はマイナ保険証を、
持っていない人は資格確認書を利用する形になります。

ただ、この資格確認書について、最初と話が変わった部分もあるため
間違って認識している人も時々います。

間違えがちな部分をそれぞれ解説していきますので、
参考にしてみて下さい。

資格確認書は有料なの?

これは、”無料”で、
資格確認書の発行には費用は掛かりません。

今までの保険証もそうですし、マイナ保険証もそうですが、
保険証として利用することができるもの各種は
発行に費用が取られることはなく、
資格確認書も例外ではありません。

資格確認書の発行に費用が掛かることは
少なくとも開始時点ではありませんので、安心して下さい。

有料との話は、一度案が出たもののこれは却下されており、
無料での導入となっているので、
”有料”という話をもしも見かけた!という人は
それは”古い話”なので、安心して下さい。

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貰うのに申請が必要なの?

資格確認書の交付には申請は必要ありません。

これも、当初は各自が申請することに
なっていましたが
後にそれが変更されて、
マイナ保険証を持っていない人
(つまり、資格確認書を必要としている人)に対しては
自動的に交付されるようになっています。
(※マイナ保険証を持っている人には届きません)

そのため、イメージとしては今までの保険証と同じように
前に使っているものの有効期限が切れる前ぐらいに
届く、ということになります。

マイナンバーカードを持っている場合で
資格確認書の利用を希望するなど、
特殊な事例は例外となりますが、
そうでない場合に関しては特に申請などは必要なく、
そのまま資格確認書が到着することになります。
(なお、現行の保険証も廃止される2024年12月以降も
有効期限内は利用することができるため、
資格確認書が届くのは保険証が使えなくなるタイミングに
なる場合があります)

(関連記事⇒資格確認書はどうやって貰うの?

1年ごとに更新の必要があるの?

これも、後に変更されており
まだ当時の情報などが残っていることがありますが、
資格確認書の1年ごとの更新はありません。

更新は5年ごととなっており、
当初よりも大幅に期間が長くなったことになります。

更新の手間などに関しては、
当面の間、心配はないでしょう。

マイナ保険証への一本化という話は?

これは、今でも言われていることですが
言葉のイメージからすると
「マイナ保険証のみ」というイメージを受けがちです。

ただ、”原則一本化”であり、
実際にはマイナ保険証と資格確認書から好きなほうを
選べる形になっているので、
選択肢は2本存在しています。

時々、ネット上では
”マイナンバーカードは強制?”のような過激な意見も
見られますが
強制はされておらず、
ちゃんと選択肢はありますので、
自分自身の好きなほうを選べば大丈夫です。

また、現行の保険証に関しても、
2024年12月以降も最長1年、
有効期限の間は利用することができるので、
その期間は選択肢が”3本”あることになります。

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義務化って本当なの?

これは、大げさな見出しなどが原因で
勘違いしやすい部分ですが、
マイナンバーカードの取得は任意(これは行政のサイトにも
ちゃんと書かれている部分ですね)かつ、
保険証に関しても、マイナ保険証がないと保険診療を受けられない!
みたいなことはありませんので
事実上の義務化でもありません。

必要と感じれば取得すれば良いですし、
特にメリットを感じなければそのままでも構いません。
自分の生活スタイルに応じて、好きな手段を用いていけば大丈夫です。

まとめ

資格確認書について
誤解されがちな部分を解説しました。

最初とは変わったことも多く、
その”最初の頃”の情報がまだネットに掲載されているので
誤解してしまうのもムリはありませんが、
色々と変更されて、

・更新は1年ごとではなく最長5年ごと
・有料ではなく無料
・申請は必要ない

など、資格確認書を使う予定の人にとっては
便利な点も当初より多くなりました。

活用する予定の人は、
自動的に届くことになっているので、
特に何かをしたりする必要はなく、
保険証の有効期限が切れる頃には
しっかりと新しいカードが届くことになります。

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