老後破産とは?老後に困窮してしまわないようにするための対策!

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老後破産とは、定年後・早期退職後などに
資金のやりくりが上手く行かずに
生活が破綻してしまう状態を言います。

簡単に言えば、定年後にお金に困ってしまう
状態…ということですね。

現代では、こういった老後破産のリスクも
高まっており、
思った以上に多くの人がこのような
状態に陥ってしまっていたり、
老後破産のリスクを抱えながら生活している人も
非常に多いのが現実です。

では、そんな老後破産を防ぐためには
どうすれば良いのでしょうか。
その点について解説していきます。

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老後破産を防ぐ!そのための対策は?

老後に破産状態になってしまうと
本当に厳しい生活が待っています。

若いころのように、働くのもなかなか
難しいことも出てきますし、
何かするにしても、行動するほどの体力が
残っていなかったり、
色々と年齢的に各所で制限が
出てくるようなこともあります。

老後に破産してしまうと
場合によっては本当に地獄のような
生活を送ることになってしまいますから、
出来る限り、それは避けたいものです。

では、老後破産はどのように防げばよいのか。

少しでもそうなってしまう可能性を
下げるためのポイントを解説します。

老後破産に至る原因とは?

老後破産を回避するためのポイントを
解説する前に「なぜ」老後破産に
至ってしまうのか、
主な原因を簡単に解説しておきます。

老後破産を起こしてしまう原因は
人それぞれですが、主に、

・定年前の貯金が不足していた
・生活のレベルを定年後に落とすことができなかった
・予想外の病気や出費などによるもの
・ローンの支払いが残ってしまっている
・子供が自立しておらず、費用がかかってしまっている
・年金関係の備えが不十分だった

などが考えられます。

このうちの「どれか1つ」にでも当てはまると
破綻してしまう…と、いうことでは
ありませんが、複数に当てはまった場合は
どんどん老後破産の可能性が高まって行ってしまいますので
そうなってしまわないためにも、
色々な対策が必要になるのです。

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定年後の生活スタイルに注意する

莫大な貯蓄でもあれば話は別ですが
基本的に、定年退職を迎えれば
収入は激減します。

定年前よりも収入が上がる、などということは
まず考えられませんし、
定年後も働いたとしても、収入は確実に落ちます。

そのため、
”定年前と同じような働き方”をしていれば
確実に破綻してしまいます。

仮に貯金などがあったとしても、
老後には病気のリスクなど、予想外の出費が
生じる可能性も、どんどん高くなっていきますから、
そういった部分もしっかりと頭に入れて
「生活スタイルの見直し」を行う必要があります。

場合によっては生活レベルを落とし、
無駄な出費を見直す必要も出てきます。

これが出来ずに破綻してしまう人は
結構いるので、定年後はある程度
生活のレベルを落とすことも視野に
自分たちの生活リズムを見直す必要があります。

定年後の再就職などで収入を確保する

定年後の再就職先などを探して、
働くことによって収入を確保する、というのも
一つの方法になります。

ただし、↑でも書いたように、
再就職したとしても、収入自体は、
確実に現役の時よりも落ちますから
その点は覚悟をしておかなくてはいけませんし、
再就職・バイトなどをしたとしても、
他の対策もしっかりとしていかないと、
老後破産になってしまいます。

自分の身体が動くうち、というのが
前提条件ですが、場合によっては
ある程度定年後も働く必要が
場合によっては出て来ることも、
あるかもしれません。

貯金をしておく

これは、老後になってから考えたのでは遅く、
何年も、何十年も前から考えておく必要のある
事柄になりますが、
現役として働いている間に、ある程度の
貯金をしておく、ということです。

ある程度収入に余裕がないと厳しいですが、
収入に余裕がある場合は、老後のことも考えて、
銀行でも、郵便貯金でも、何でも良いので、
”貯蓄”をしておくことによって
老後破産のリスクを減らすことができます。

ただ、収入的に厳しい場合は
なかなかそれも難しいと思いますので
その場合は、別の対策で、なんとか老後に備える必要があります。
(収入を増やせれば、それが一番ですが、なかなか
そう簡単ではないですからね…)

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運用制度や個人年金の活用を検討

これも、事前の備えの一つになりますが
老後の資産運用をサポートするサービスや
老後に備えたサービスなどが
世の中にはたくさん存在しています。

色々なものが存在しているので、
現役世代のうちに、自分に合いそうなものを
選んで、利用することを検討してみるのも
一つの方法です。

これも、収入にある程度余裕がないと
「今のことを考えるだけで精一杯」という人も
多いとは思いますが
余裕がある程度あるのであれば、
検討する余地はあると思います。

副業による収入を確保しておく

定年後の収入の備えとして
「副業による収入」を作っておくことも
ひとつの方法になります。

これに関しては↑の貯金などとは違い、
現役時代の収入がきつかったとしても
準備をすること自体は可能です。

今の時代は、ネットで収入を稼ぐことも
できますから、
そういったものを、定年になる前に
ある程度の収入になるようにしておくことが
できれば、老後の収入源として
立派に役立ってくれるはずです。

特に、(うまくやれば、の話ですが)
サイトを運営するなどして、
ある程度自分で何かをしなくても収入が
入って来るような状態を生み出すことが
出来れば、老後に健康状態が悪化しても、
ある程度の収入を望むことは可能です。

不労所得を確保できれば、それも一つの備え

これはほとんどの人にはあまり縁のない話で
現実的ではないですが、
不労所得(不動産収入など)を確保できるのであれば
それは、老後の非常に重要な収入源に
なってくるはずです。

生まれた環境など「運」の要素も重要な部分で
個人の努力ではどうにもならない部分も
ありますが、そういうものが手にできる人生で
あるのであれば、老後に備えて
それを大事にしておくことをおすすめします。

健康管理も重要

老後の破産と関係なくない?と思うかもしれませんが
”健康管理”も非常に重要な要素の一つとなっています。

何故か。
それは、体調を崩すと、治療費や薬の費用など
そういったものがどんどん膨れ上がってしまうから、ですね。

また、再就職などをするにしても、
自分の身体が満足に動かないような状態に
なってしまえば、それも難しくなっていまいます。

そのため、出来る限り自分が健康でいられるように
心掛ける、ということは本当に大切なことになるのです。

勿論、高齢化すると共に、どんなに気を付けていても
限界というものはありますが、
それでも、出来る限りは、ということですね。

独身・既婚・子供の有無でも変わる

独身か、既婚かどうか、こういった部分でも
老後破産のリスクというものは変わってきます。

生涯独身で行く場合は、
自分が全く動けなくなる=収入0になることも視野に
下準備を若いうちからしておいた方が良いですし、
既婚の場合は既婚の場合で、子供の有無なども含めて
将来どうやって生きていくかを、早い段階で
考えていくことも大事になります。

自分の環境次第でも、考えるべきことが
変わって来るので、将来のビジョンを早いうちから
ある程度考えておくことも大切ですね。

まとめ

とにかく「備え」あるのみです。

独身か、既婚か、によっても注意すべき点は
変わりますが、どちらであろうと
老後破産の可能性を「0」にすることはできません。

ある程度の年齢になったら
早いうちから「自分の老後」について考え、
備えておく、ということも
大事なポイントになってくるのです。

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