離職率が高い理由と注意点!人が辞めていく原因は…?

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離職率(りしょくりつ)とは、
一定期間内にやめた人間の割合を示した数字です。

会社によって
算出の方法などが異なる可能性はありますが、
少なくとも、この数字が髙ければ高いほど、
入社してから一定期間内に退職した人が
多い、ということになります。

離職率が高い、ということは
どのようなことが考えられるのでしょうか。

求人票などを見る際には、
この離職率も、一つの判断基準として
覚えておくことをおすすめします。

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離職者が多い理由は?

離職者が多い会社には、
何らかの理由があるのは事実です。
最近の若いものはすぐに仕事を辞める!みたいなことを
言う人もいますが、
離職率が低い会社もあるわけですから、
やはり、離職率が高い会社には、会社側に
何か原因がある、と言わざるを得ませんし
実際に原因があるのです。

たまたま不真面目な人間を採用してしまった!
などということもあるかとは思いますが
それでも、そういった人はひとりやふたり、
人数的には限られているでしょうし、
もしも相性の悪い人や、不真面目な人ばかりを
雇ってしまったのであれば、それは
その会社の人事に問題があるということです。

では、離職率の高い会社にはどのような理由や
原因が隠れているのか。
それを見ていきましょう。

ブラック企業の可能性

ブラック企業である可能性。
これがまず最初に挙げられますね。

ブラック企業は、当然離職率も上がります。
そんなところでいつまでも働きたくない!
と考えるのがふつうですからね。

中には”辞めさせない”みたいな
ブラック企業もありますが、
基本的に退職は自由ですから、
離職率が高い場合は、何らかの理由で
ブラック企業なのかもしれません。

労働基準法を破りまくっている
どうしようもない会社である可能性もありますし、
休日だとかそういった時間が一切
与えられないような会社である可能性もあります。
人間関係が破綻していたり
パワハラが横行している可能性もあるでしょう。

離職率が高い=ブラック企業と断定までは
できませんが、その可能性が高い、
ということは事実であるのは確かです。

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人間関係に問題がある

人間関係に問題がある職場である可能性が
ひとつの理由として挙げられます。
もちろん、人間同士の関係も相性と言うものが
ありますから、感じ方は人によって異なるとは
思いますが、離職率が高い場合、
劣悪な人間関係の職場である可能性は十分にあります。

上司にパワハラ上司がいたり、
先輩にいやな人がいたり、
職場全体の空気が悪い職場だったり
色々な可能性が考えられます。

また、社長やトップがワンマン経営者で
人の言うことを何も聞かない強引な
やり方をするタイプだったりしても
「ついていけない…」とリタイアする人は
出てくるでしょう。

必ずしもそうとは限りませんが、
離職率が高い場合、上司や先輩、トップなど
どこかに”やりにくい”人間がいる可能性は
充分にあるのです

仕事内容がきつい

ブラック企業でなく、ある程度ちゃんとしていて、
かつ、人間関係もそこまで悪くない、
という職場であっても
「仕事内容がきつい」場合は離職者が増える
傾向にあります。
勤務時間に関しても、ちゃんと法律の範囲内で
あったとしても、仕事がきつい、ということですね。

職種によっては離職率の高い職種なども
ありますから、必ずしも、離職率が高いと
ブラック企業だったり、人間関係が劣悪だったり
するわけではありません。

ただ、仕事内容がきつい、という場合、
自分自身が耐えられるのかどうか、
という問題もあります。
いかに職場の環境が良くても
自分がそれに耐えられなければ、
自分自身が翌年の離職者に加わることに
なってしまうだけです。

そのため、離職率が高い場合は
ブラック企業かどうかなどもよく
調べる必要がありますが、
それだけではなく、仕事内容についても
しっかりと調べた方が良いかとは思います

待遇が悪すぎる

法律の範囲内であっても待遇が
悪すぎる会社は離職率が高まります。
最初から高待遇の会社派なかなかないと思いますが
いつまで経っても、待遇が良くならない会社と
言うのは存在しますし、
同業他社と比べても、待遇が悪いなぁ、という会社も
普通にたくさん存在します。

収入面もそうですが
その他の部分にも悪い待遇が隠れている可能性が
ありますから、離職率が高い会社を検討する際には
自分の待遇がどうなるのか、という点についても
しっかりと考えていく必要が
あるかとは思います。

給料がなかなか上がらなかったり、
正当な評価を得にくい会社だったり、
色々と離職率の上昇に繋がりそうな要素は
存在します。
こういった面にもしっかりと注意は
しておくようにしましょう。

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将来性がない

将来性がない会社…
これも、離職率が高まる原因ですね。
業績が悪化していたり、
今は平気でも未来がなかったり、
このまま自分は一生ここで
働いて大丈夫なのか?と思ってしまうような
会社では、ザンネンながら離職率が
上がって行くのは当然のことです。

社員にも人生がありますし
会社と心中なんてする必要は
全くありませんからね…。

会社に将来性がない、となると
当然そこで働いている人たちも
自分の人生の将来というものが
どうしても不安になってしまうものです。
それは、当たり前のことですよね。

そうなってしまうと、
やはり、どこかで見切りをつける
社員も出てきます。
会社に自分の人生を捧げる必要なんて
全く持ってないわけですし、
そんなことする必要はありません。

環境が悪いわけでも、
人間関係などに問題があるわけでもないけれど
”その会社に未来を感じられない”場合は
離職率が増えることは当然のことです

採用担当に見る目が無い

単純に、採用担当に見る目がなく
すぐに辞める人間ばかりを
採用してしまっているケースもあります。
上記のような事柄にあてはまらない場合は
採用担当や採用のシステムに
問題がある可能性も十分にある、ということです

そのようなことになってしまわないためにも、
会社側は真剣に採用を行っていく必要が
あるのも事実です。

仮に、この理由で離職率が上がっている場合は、
これからその会社への就職を目指す人に
よっては、特にマイナスはないと思いますが、
その後も辞める人が多いかもしれない、
という意味では面倒かもしれませんね。

辞めさせている

離職率が高い場合、何らかの理由で
会社側が辞めさせている、という可能性も
考えられます。

それがブラックな理由か、そうでないのかは別として、
大勢の人間を採用し、選んだ人間だけを生き残らせるような、
そんなスタイルの会社も存在しています。

会社側から退職を迫るような可能性も
頭の中には入れておいた方が良いでしょう。

離職率が高い会社を選ぶ場合は…

離職率が高い会社を選ぶ場合は
そうでない会社を選ぶとき以上に
慎重にその会社について調べるように
した方が良いかと思います。

”なぜ、離職率が高いのか”ということですね。

ブラック企業なのかもしれませんし、
人間関係や待遇が悪いのかもしれませんし
業績が悪く、社員が逃げ出しているのかもしれません。

離職率が高い、と言っても、その理由は
会社によって様々で一概に言うことはできません。
そのため、しっかりと見極めをすることは
とても大切ですし、
自分の将来のためにも繋がります。

もちろん、離職率が高い会社を
よく調べた上で納得して、入社するのであれば
それはそれで問題ありません。
自分にとっては良い会社かもしれませんし
最終的には入社してみないと分からない
ことですからね…。

ただ、「入社しなければよかった」と
後から後悔しても遅いので
そんなことになってしまわないように、
ということには注意するようにしましょう。

まとめ

離職率が高い会社には
”何か”があるのは事実です。

それが悪い事なのか
そうでないことなのか、
それは調べてみないと分かりませんが、
とにかく”何か”が存在しているのは
紛れもない事実でしょう。

ですので、しっかりと調べて
その上で納得して、
その会社を選ぶ、ということが大切になります。

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