嫌われる値上げとは?悪質な便乗値上げはイメージ悪化に繋がる!

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世の中では
色々な商品が度々「値上げ」されています。

値上げばかりでイヤになってしまうような人も
いるのではないでしょうか。

しかしながら、そんな中でも
”特に嫌われる値上げ”があります。

お店も、企業もそうですが
”嫌われる値上げの仕方”をすれば、
評判は落ちると思いますし、
正々堂々と値上げした時よりも、
結果的には売上へのダメージは大きくなるでしょう。

では、どのような値上げが
”特に嫌われるのか”その点について
解説していきます。

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そもそも値上げ自体が「嫌われる」行為

まず、そもそもの話になりますが、「値上げ」自体が
基本的には嫌われる行為です。

もちろん、原材料価格の高騰など、
やむを得ない事情があったり、
普段からお客さんとのコミュニケーションがしっかりと
取れていて、店主自体の人気が高いようなお店の値上げだったり
そういう値上げであれば
”それなら、仕方ないね”と、なる可能性は十分にあります。

しかしながら、それであっても
一定数「値上げに対して良くない感情を抱く人」は
確実に存在します。

つまり”どんなにやむを得ない値上げ”でも、
”どんなに普段、好かれている企業やお店の値上げ”でも
一部の人からは”嫌われる”ということです。

買う側からしてみれば
値上げ!?やったー!なんていう風にはなりませんからね…

その上でこれから紹介していくような
”嫌われる値上げ”
”卑怯な値上げ”などをしてしまえば、
尚更嫌われることになるのです。

便乗値上げは嫌われる

例えば、世界的に何か出来事が起きて(燃料費の高騰など)
値上げが相次ぐようなことは、実際に起きることですが
そういった際に
”便乗して値上げをする”行為は嫌われる行為です。

例えば”~~の理由により値上げ”と各所で
値上げが相次ぐ中、
自分のところの企業・お店には本当は関係ないのに、
どくさくに紛れて値上げしたり、
その理由を言い訳にして値上げしたり…
こういう行為は、嫌われる値上げです。

本当に関係のあるところはある程度は仕方がありません。
もちろん、上でも書いたように”やむを得ない値上げ”でも
一部の人からは嫌われますが、
最低限の「嫌われ」で済みます。

しかし、”便乗値上げ”をすれば、
分かる人には分かりますから
”より嫌われる”ことになります。

”分からないだろう”と思って値上げする企業・お店もあると思いますが
分かる人には分かります。
買う側も、今や色々な情報を持っている時代ですから
”あ、この企業の値上げは便乗値上げだな”と、
そういうことは、分かる人には分かるのです。

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こっそりと量を減らしている

「発表」した上で量を減らしている場合はともかく、
「発表」もせずにコソコソと商品の大きさを小さくしたり、
内容量を減らしたり、
飲食店などの場合は、料理の量を減らしたり…
そういうことをしていれば「卑怯なイメージ」を
お客さん側に与えてしまうことになり、
イメージの悪化に繋がります。

”内容量をこっそり減らしてもバレないだろう”
と、思うお店・企業もあるとは思います。

しかし、これも”昔はバレなかったかもしれない”ですが、
今は簡単にバレます。

例えば、100人中10人ぐらいしか
実際には気づかなかったとしても、
今の時代はネットで簡単に情報が拡散します。
10人のうち、一人でも”~~の大きさ、小さくなったな”などと
ネットで発言すれば、瞬く間にその情報は広がり、
100人中90人の”気づかなかった人間”たちも
どんどん「こっそりと内容量が減らされた”という事実に
気付いていくことになります。

そうなってくると”何も発表せずにこっそりと内容量を減らした
卑怯者”というイメージになってしまいますから、
値上げではなく、”内容量を減らす”ということで対応する場合も
やはり、現代においては「発表」するべきものです。

昔は100人中90人が気づかなかった場合、
そのうちの大半は”気づかないまま”だったでしょう。

しかし、今は違います。
100人中90人の”実際にその商品を手にしても気づかなかった人たち”も
ネットなどの情報から、いずれ”こっそり内容量が減らされた”ことに
気が付きます。

そうなれば”こっそり減らされていた”ことに
悪いイメージを持つことは、簡単に想像できるのではないでしょうか。

大幅な値上げを行う

大幅な値上げを行うことは、
嫌われたり、悪いイメージを与えたりする可能性は高く、
リスクの高い行為です。

もちろん、何らかの事情で原価が大幅に上がり、
そうせざるを得ない場面もあるとは思います。

しかしながらそれをすれば”嫌われるリスク”や
”イメージ悪化のリスク”は、必ず出てくるので、
その点は覚悟して行う必要があります。

買う側と、売る側の見ている視点は違います。
私はどちらの側も経験していますが、
”売る側は本当に辛い”こともあるのは事実ですが
”買う側”からすれば「単純に値上げは嫌なこと」であるのも事実です。

なので、大幅な値上げは仕方がない場合であっても
難しいことなのです。

値上げを何度も繰り返す行為

これも「嫌われる」行為の一つで、
同じ商品・サービスなどを”何度も繰り返し値上げ”
していると
”また値上げかよ”と、なるわけです。
2回も、3回も値上げを繰り返していれば
回数を重ねれば重ねるほど
悪いイメージを持たれることになっていくでしょう。

一つ上の項目で「大幅な値上げ」は悪いイメージを
持たれやすい、と書きましたが
かと言って、少しずつじわじわと値上げを繰り返す行為もまた、
嫌われやすいものです。

”じゃあどうすればいいんだよ”と思うかもしれませんが
”大幅な値上げ”も”繰り返される値上げ”も
単発の値上げに比べると悪いイメージを持たれやすい、
というのは”事実”なので、
”どうにかするしかない”というのが答えになります。

買う側の立場になって考えてみれば分かると思いますが
”え?ついこの間、値上げしたばかりなのにまた!?”と
なってしまう気持ちは分かると思いますし、
人によっては値上げが何度も何度も続ければ
だんだんと腹が立ってくるような人もいるわけです。

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値上げした「理由」が解消されたのにお値段据え置き

これも、悪いイメージを持たれる原因になります。

例えば「一時的に原料の価格が高騰しているから
やむを得ず値上げする」と、いう理由で値上げした場合、
後々、原料の価格が”元通り”になったら、
”また値段も下げる”のが、本来あるべき姿です。

しかしながら、実際にこれをしているところは案外少なく
”1回値上げするきっかけが出来たからラッキー!”と
言わんばかりに、
”原料の高騰が落ち着いても、値段はそのまま”にしていると、
分かる人には分かりますし、
「あれ?この会社、原料の値上げが原因で値上げしたんじゃなかったっけ?
 なんでずっとそのまま値段下げないの?」という風に
なってしまう人もいます。

”何かを理由に値上げをする”のであれば、
それが解消されたときには
やはりその商品の販売価格についても見直す、
ということは大切です。

そうでないと、永遠に値段が上がり続けることになってしまい、
買う側の不満は膨らんでいくばかりになってしまいます。

売る側も色々大変な部分はありますが、
”アメとムチ”を使い分けつつ値段を調整していく必要があります。

”ムチとムチ”ではダメだと言うことですね。

まとめ

嫌われる・悪いイメージを持たれてしまう
値上げパターンについて解説しました。

特に、金銭的に余裕のない人も多い現代、
少しの値段でも値上げに対する「怒り」を抱く人も
増えています。

ピリピリしている人も多いので、
企業やお店が値上げをする際には
慎重に立ち回りをしていくべきです。

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