ゲームの「リマスター」って売れるの?その答えは…?

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ゲームには”リマスター”と
呼ばれる作品も数多く存在します。

リマスターとは、主に
”過去に発売されたゲームソフトを現行のゲーム機向けに
 画質などを綺麗にした作品”のことを言います。

基本的な内容はそのままで、
映像を、現代のゲーム機でくっきり見えるようにする、
という感じですね。

(※一方で、グラフィック自体や内容自体を全部作り直すようなものは
リメイクと呼ばれることが多いです)

⇒ゲームのリマスターとリメイクの違いについては
リマスターとリメイクって何が違うの?
参考にして下さい。

今回は”リマスター”のゲームは売れるのかどうか、
と言う点をお話していきます。

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売れるタイトルもあれば、売れないタイトルもある

リマスター版も、売れるゲームソフトもあれば
売れないゲームソフトもあるので
”リマスターだから売れる”とか
”リマスターだから売れない”とか、
そういうことではありません。

売れるものは数十万本売れますし、
ごく一部、リマスターであっても100万本売れるようなタイトルも
ないわけではありません。

逆に、数千本程度しか売れなかったりと、
かなり厳しい結果に終わるソフトもあるわけですね。

元のタイトルの売上を超えるケースは少ない

リメイク版であればともかく、
リマスター版は基本的には”元のタイトルと大体の内容は同じ”であることが
多いため、基本的には
”元々のタイトル(リマスター前のもの)”の売上を越えるケースは
非常に少ないです。

例えば、原作が20万本売れたなら、
その”20万本売れたゲームのリマスター版”は、20万を超えることはなく、
10万だったり、数万だったりと、売上は
原作よりも下がるケースが多いです。

ただ、一部で例外もあり、
任天堂の「ドンキーコングトロピカルフリーズ」など
”リマスター前の作品”を上回る売上を記録したケースも
ごく一部存在しています。
(ドンキーコングトロピカルフリーズは最初WiiUで発売され、
4年後にスイッチでリマスター版が出ましたが
スイッチ版の方が売れました)
これは、原作が発売されたWiiUが絶不調、リマスター版が発売された
スイッチが絶好調なゲーム機だったために起きた
”特殊な事例”であると言えます。

通常は、最初に発売された原作の売上を
リマスター版で超えることは難しいです。

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リメイクとリマスターならどっちが売れる?

あくまでも原作はそのままにグラフィックの強化や新要素の
若干の追加などを行う「リマスター」版と、
同じゲームを1から作り直すイメージの「リメイク」版。

これはどちらの方が売れるのか。

もちろん、ゲームによって異なる以上、
単純な比較はできませんが、
「同じゲーム」のリマスターとリメイクが
同じゲーム機に発売されたとすれば
売れるのは”リメイク版”の方になります。

そう考えれば
売上的にはリメイク>リマスターであると言い切ることができます。

例えば、カプコンから発売された「バイオハザード4」という
タイトルは
プレイステーション4に発売時期はバラバラでしたが
リマスターとリメイク(バイオハザードRE4)が両方とも発売されています。

リマスター版は最初ダウンロード専売⇒後にパッケージ版も発売
だったため、これも単純比較はできないのですが、
この2つの場合「リメイク版」の方が圧倒的に売れており、
”リメイク版の方が売れる”という大きな参考材料の一つに
なるかと思います。

リマスターとリメイクの2つが発売された場合、
基本的には”リメイク”の方がたくさん売れることが多い、ということになります。

何度もリマスターしていると売上は落ちていく

当然のことですが
”同じゲームのリマスター版を何度も発売していると”
売上はだんだんと落ちていく傾向にあります。

例えば、最初にプレイステーション2で発売されたタイトルの
リマスター版を”プレイステーション3”で発売し、
その後、数年後にまた、さらにリマスターしたものを
”プレイステーション4”でも発売し…と、
リマスターの発売を繰り返していれば
売上はどんどん落ちていきます。

例えば「テイルズオブシンフォニア」というタイトルも、
ちょっと条件は異なりますが
最初にリマスター(テイルズオブシンフォニア ユニゾナントパック)が
PS3に登場したあと、
再びリマスター(PS4とスイッチ)が発売されていますが
売上は半分以下に落ちています。

ダウンロード版の普及率や、”続編にあたる番外編の収録の有無”などで
差はありますが、
やはり何度もリマスターをしていると売上は
落ちていく傾向にある、ということは確かなことで、
これは先ほどのバイオハザードシリーズにも言えることです。

リマスターが出る度に買うファンももちろんいますが、
内容自体はあまり変わらないために、
やっぱり、何度もプレイしていれば
だんだんと飽きて来るのは、当然と言えば当然ですからね。

まとめ

リマスターも売れるタイトルは売れます。
ただ、数十万レベルの売上をリマスターで記録するのは難しく、
「ゼルダの伝説 スカイウォードソードHD」や「ドンキーコングトロピカルフリーズ」など、
限られたタイトルしかありません。

また、100万本越えは非常にまれな例で、
近年、リマスターで100万本超えることができるのは
任天堂ソフトが中心です。
(例えばNewスーパーマリオブラザーズU DXやマリオカート8 DXなどの
 実質上のリマスター作品などがこれに当たります)

新作でも100万本突破は、近年
その大半が任天堂タイトルなので、
リマスターで、となるとさらに厳しいのが現実と言えます。

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