歴史上の人物の子孫を名乗る人が
時々、話題になったりすることもあります。
しかしながら
「歴史上の人物の子孫って本当にいるのかな？」と
首を傾げるような人もいると思います。
では、実際のところ
「歴史上の人物の子孫」は存在するのでしょうか。
勘違いしてはいけないポイントも含め、
解説していきます。
実在していた人物の子孫なら当然存在する
”歴史上の人物”は、
当然、言い伝えや、伝説上の存在など、
一部の架空の人物を除けば
全員”実在していた”人物です。
映画や漫画の世界の登場人物ではありませんし、
小説の中の登場人物でもありません。
今の世の中からすれば、当然
”遠い存在の人”ではありますが、
この世にしっかりと存在していた人間なのです。
そうなれば、当然、子孫が存在しても
おかしくはなく、
歴史上の人物が活躍したその時代から
ずっと代々、子孫繁栄がなされていれば、
現代にも当然、子孫は存在しているわけです。
そのため”歴史上の人物の子孫”も
当然、この世の中には存在しているのです。
全ての人物に子孫がいるわけではない
歴史上の”架空の人物”の場合は
当然、この世に存在していなかったわけですから、
子孫も存在していません。
実在しない人物は、子孫を残すことは
できないですからね。
一方で、上でも書いた通り”実在していた人物”であれば
子孫を残すことは当然可能ですが、
皆様もお分かりの通り、
”全ての人間が子孫を残す”とは限りません。
現代においても、子供がいないまま人生を終える人は
たくさんいますし、結婚しない人もたくさんいます。
（それらが悪い、ということではありません）
そのため、歴史上の実在した人物にも
”全員子孫がいる”とは限らず、
本人が子孫を残さなかった場合もそうですし、
その後、現代に至るまでに血筋が途絶えている人も
当然いるわけです。
なので、歴史上の実在した人物全員の
子孫が現代に残っている、ということではありません。
また、もし子孫であっても、
それを現在生きている人間が把握していない場合、
本人も、周囲も気づかないままです。
嘘をついている人間もいる
当然、歴史上の人物の子孫を名乗る人物の中には
「嘘をついている人間」もいます。
すべての”歴史上の人物の子孫を名乗る人”が
必ずしも”本物”とは限らないので、
その点は注意しておきましょう。
有名人になったりしていれば
信憑性は高いですが、
世間的にあまり話題になっておらず、
本人が自称しているだけのような人物の場合、
”嘘をついている可能性”もあります。
必ずしも”自分で名乗っているからと言って、本物とは限らない”
ということは、覚えておいたほうが、良いですね。
歴史上の人物の子孫＝良い人とは限らない
歴史上の人物の子孫、と言われると
良い人のようなイメージを勝手に抱いてしまう人も
いるかもしれませんが、
”そうとは限らない”ので注意してください。
歴史上の人物の子孫と言えど、普通の人間と同じです。
性格の良い人もいれば悪い人もいる。
真面目に生きる人もいれば、悪事に手を染める人もいるのです。
どんなに先祖が、立派なことをした人だからと言って、
その子孫まで”立派”かどうかと言われれば分かりませんので、
その点は見誤らないようにしましょう。
子孫なだけであって、本人の生まれ変わりでは
ありませんから、性格も、中身もまるで違うわけです。
「歴史上の人物の子孫だからこの人は人を騙したりしない！」なんて
変な考え方にたどり着かないよう、注意です！
特別な能力を持っているわけではない
わざわざ言わなくても大丈夫だとは思いますが、
”歴史上の人物の子孫”だからと言って、
その人が特別な能力を持っていたり、するわけではありません。
この点も勘違いしないようにしましょう。
どんなに歴史有名で、偉大な功績を残した
人物の子孫であっても
”ただの一人の人間”であり、
他の人間にないような頭脳を持っていたり、
他の人間にないような特殊能力を持っていたり、
そういうことは、ありません。
普通の人間であることには変わりなく、
たまたま先祖が歴史上の有名な人物だった、
というだけのことです。
本人にとってメリットやデメリットはあるの？
これは、その本人がどう考えるか、によります。
例えば、歴史上では偉人だった人物の子孫でも、
今現在裕福な家庭かどうか、ということは分かりません。
代々続いてくる中で、既に環境はその人物が生きていたころとは
変わっているからですね。
また、先ほど書いた通り、
歴史上の人物の子孫だからと言って”特殊な人間”なわけではないですから
体としては「普通の人間」であることに変わりはありません。
”歴史上の人物の子孫”ということは確かに話題作りには
なる一方で、
”変な部分で注目を浴びやすい”一面もあり、
必ずしも、歴史上で有名な人物の子孫に生まれた、
ということがメリットになる、とは言えず、
このあたりに関しては、個人の考え方に
よるものが、強いかと思います。
まとめ
歴史上の人物の子孫は確かに実在はしますが、
先ほども書いたように
”たまたま先祖が有名な人だった”と、
いうだけの話です。
そのため、必ずしも本人にとって
メリットになっているとは限りませんし、
何か特殊な力が備わっている人間、
ということでもありません。
本人が自分のことをどのように思っているのかどうか、
と言う点についても分かりませんから
あまり”特別視しない”ということが
大事になってきます。
同じ、人間の一人として考えるのがベストでしょう。
