お店やネットで売られているジャンク品!その実情はどんな感じ?

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店員Kです!

最近ではお店やオークションなどで
「ジャンク品 動作の保証はありません!」みたいな商品が
よく売られていると思います。

主に家電系の商品だとか、DVDやブルーレイ、ゲームなどの
ソフト類、そしてスマートフォンやガラケーなどに多く
見られるものだと思います。

あれの実情は、
どんな感じだか知っていますか?

実際に動く可能性はあるのかどうか。
「本当は動作未確認なんじゃなくて”壊れているんじゃないか」などなど
色々と思うところはあるかと思います。

今回は、お店でジャンク品コーナーを展開していた
経験をもとに、ジャンク品のひみつを色々と書いていきたいと思います。

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ジャンク品とは?

ジャンク品…お店やオークションで売られているものの多くは
「壊れていることを前提に、格安で販売されている商品」のことですね。

動作未確認の商品で、もし壊れていた場合も保証はできない、
みたいな感じで販売する商品も「ジャンク品」に入りますね。

意味はお店や出品者によって、実はちょっとずつ違ったりするのですが、
基本的には「動作の確認がとれておらず、壊れていても保証できない」
商品の事を言います。

このジャンク品の、販売側の立場から、裏側を語っていきたいと思います。

ジャンク品として販売する商品

これは「動作未確認」のものがほとんどですが、
下記のような基準のものがジャンク品になることが多いです。

・壊れている
壊れている商品。これを”ジャンク品”として売る人も居ます。
この場合は「破損」や「動作不良」などと説明書きに書かれている場合も
多いです。私のお店では「動作未確認」のものを基本的にジャンク売り場に
置いていたので、完全に壊れていることを確認した商品に関しては
「壊れています」と明記していました。そうしないとトラブルに
なってしまいますから…。
一部箇所が壊れている場合(たとえばスマホの画面とか)も、
ジャンク商品として販売される可能性があります

・動作を確認できない商品
例えば、家電製品などで、ケーブル類が無い為、
動作を確認することが出来ない商品。
これらも「ジャンク品」として販売します。
また、古い商品などで、いちいち動作確認していると
それだけ時間の無駄になってしまう可能性が高いものに
関しても、動作するかしないか分からない、ということで
そのまま「ジャンク品」に放り込まれる可能性も高いです。

・在庫が多い場合
在庫が多い商品を格安でジャンクコーナーに放り投げたりして
そのまま販売することもあります。
店舗の場合、スペースは有限ですから、このようなことを
する可能性もあります。
この場合「ジャンク商品」で保証はないとはいえ、普通に
動く商品ですから、お客様にとっては非常にラッキーです。

・動作が不安定な商品
普通に売りたいけれど、「ちょっと怪しいなぁ」と思う商品。
例えば、動作確認中に一回だけ電源が落ちた商品だとか、
ちょっと反応が鈍い気がする商品など…
そういうものはトラブル防止のためジャンク扱いとすることがあります。
特に、ネットオークションなどで販売する場合は、そうなる傾向が強いように
思います。

ジャンク商品として販売される可能性の高いものとしてはこんな感じでしょうか。

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実際のところ、動くの?

これは商品によります。
全く動かないものも当然ありますし、
在庫が多すぎてジャンクにしたものや、古くてジャンクにしたもの、
動作の確認を取ることができずにジャンクにしたものなどは
普通に動く場合も非常に多いです。

見極めは難しいですが、
ジャンク商品はお店によって傾向があって、
比較的良質なものを多く販売しているお店もあれば、
本当に「ごみ」みたいなレベルのものしかジャンク商品として
売っていないお店もあると思います。

この辺りはお店を利用していくうちにだんだん分かってくると
思います。

「このお店のジャンク商品はほとんど動くものだ!」とか
「このお店のは全然動かない!」だとか、
色々な傾向を見極めると、賢くジャンク品を購入できると思います。

ジャンク品って儲かるの?

当然、壊れている商品ですから、仕入れルートとしては
「自分で壊してしまった私物」の場合もありますし、
買取をしているお店などの場合は、
お客様から買取した、もしくはお客様から引き取りした商品に
なるかと思います。

いずれにせよ、仕入れ価格としてはほとんどかかっていません。

自分の壊れたモノや、お店の壊れた備品を販売した場合は、
儲けとしては100パーセントになりますし、
お客様から引き取りしたものを販売している場合も
利益100パーセントになります。

お客様から買取した商品、と言っても
壊れているものや怪しいもの、古い商品の買取価格なんて
そこまで高くなりません。

そのため、ジャンク品は一つ一つの単価が低かったとしても、
確実にお店に対しては利益を生んでいるのは間違えないと思います。

どのぐらい利益が出ているのかは…
お店や出品者にもよりますが…。

トラブルになることはある?

ジャンク商品がらみでトラブルになること…。
時々、あるにはあります。
ですが、普通の商品でトラブルになるのと同じぐらいの割合ですから
そこまで気にしなくても良いかとは思います。

ポイントとしては
「動作保証がないこと」をしっかりと明記することですね。

お店なのであれば、ジャンク品を販売しているコーナーに
「動作保障なし」としっかりと明記した上で、レジまで買いに来た
お客様に対しても
「こちらはジャンク商品となりますので、動作保証はありません。
返品・返金は~」と説明しましょう。

”動作保証はありません”だけだと理解しない人も居るので
そこのところは要注意です。

「返金しないとは言われていない!」とか騒がれ始めると
面倒くさいと思いますから気を付けましょう!

オークションやネットなどでの販売の場合は、
ちゃんと「明記」しておけば大丈夫です。

ただ、説明しても、明記しても
「読まない」「聞かない」のどうしようもないお客様も居ます。

そういうお客様の場合だと
「動かなかった!」とジャンク商品を普通の商品だと勘違いして
クレームをつけてくる可能性もあります。

その場合は、ちゃんと説明してあるわけですから
きっちりと断ってしまいましょう。

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どんな人がジャンク品を買うの?

どんな人がジャンク品を買うのか…。
傾向としては、特定の方が購入していく感じですね。

ジャンク商品コーナーを展開していると
「ジャンク商品目当て」でお店にやってくる人が増えます。
ジャンク商品のみを買っていく方たちですね。

目的としては色々あるのだと思いますが、
基本的にジャンク商品の売上はこの常連様が中心になると思います。

あとは、海外の方なども多い気がしますね。
特に、オークションの場合は、海外の方が買われることが
多いと思います。

逆に子供とか、家族連れはジャンク商品はあまり購入されません。
「あ、これ壊れてるやつだって!」みたいな感じになるので
購入しないのもうなずけますね^^

まとめ

ジャンク商品の裏側(?)はこんな感じでしょうか。
実際のところはジャンク商品の中にも動くものは結構混ざっています。

そして破格に見えるかもしれませんが、お店はちゃんとジャンク商品で
利益を出しています。

ただ、注意したいのは
「ジャンク商品」って結構定義があいまいです。
お店や出品者によって「ジャンク商品」の質も、考え方も
違う場合がありますから、
購入前にちゃんと、そのお店の説明文を読むことが大切ですし、
分からないことがあればしっかりと尋ねましょう。

上手く利用すれば、ジャンク商品も便利なものかもしれません。

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