PS5の転売対策!個人でできる対策は?店・企業の対策は?

この記事は約6分で読めます。

プレイステーション5は2020年に発売以降、
転売行為が数多く行われており、
それも”品薄の一つの原因”となってしまっています。

定価の範囲内で販売してくれるのであれば
そこまで問題にはならないと思いますが
大抵の場合”転売”されているPS5は
定価を大幅に超えた値段で販売されていることがほとんどです。

その影響もあり、
PS5は販売台数と比例しない”ソフト売上”になってしまっており、
これまでのプレイステーションシリーズの中でも
国内では非常に厳しい状況に立たされています。

PS5本体の販売台数自体はPS4より若干早いペースですが、
販売台数が多くても”実際に遊ぶ人が持っている台数”が
少ないことで、ソフト売上にも影響が出てしまい、
結果的にPS5専用ソフトは2022年現在でもほとんど出ず、
PS4と同時発売のソフトもPS4版の方がはるかに売れている状態が
続いています。

PS5の普及自体にも大きな悪影響を及ぼしている原因の一つと言えるでしょう。

では、この「PS5の転売」をやめさせる方法はないのかどうか、
この点について解説していきます。

スポンサーリンク

法律上はどうなっているの?

残念ながら、法律上は
「PS5の転売行為」には問題がないことになっており、
PS5を転売しただけで、罪に問うようなことができません。

日常的に仕入して販売していたりすれば
古物商などの部分に引っかかることになりますが、
それでも現実的には、今現在PS5を転売している、という点で
罪に問うのは難しいでしょう。

ネット上の販売サイトなどで、悪質な転売行為として
アカウントを削除する、など、そのぐらいの
ペナルティを与えることしかできないのが現状です。

今現在では「転売」という行為に対する
法的な対策が遅れていると言わざるを得ないのが現状です。

PS5の転売はいつ落ち着くの?

これは、何とも言えません。
少なくとも「メーカーが大きな対策をする」か
「生産台数を大幅に改善させる」か、しない限り
”永遠に”続く可能性が高いです。

現在、PS5の週間販売台数を毎週確認していると、
”明らかに生産台数が少ない”状況です。

この状況では、転売行為が落ち着くことはまずないでしょう。

そのため、メーカー側が何か強い対策を行うか、
「生産台数を増やす」か、しない限り、
1年後も、2年後も、3年後も転売行為は続く可能性があります。

逆に「生産台数を大幅に増やすことができれば」
比較的短期間で転売行為は落ち着いていくことでしょう。
(生産台数が増えれば転売屋も商売にならなくなり、
PS5から別のターゲットに狙いを変えるため
一気に市場にPS5が溢れることになります)

実際に、任天堂のニンテンドースイッチでは、
生産台数を増やし、転売を物量で追い払ったケース
(2020年から2021年頃です。実際にメーカーの発表でも
生産台数を大幅に増やす、と発表がされたこともありました)もあります。

が、こういった対策が行われない限り、
転売行為が落ち着くのは
「PS5が役目を終えた時」…つまり、後継機のPS6などが
発売される頃になってしまいます。

…それだと、ファンからすると厳しいですよね。

では、個人にできる対策はあるのでしょうか。

スポンサーリンク

個人で出来るPS5転売対策

個人個人の力で、プレイステーション5の転売対策を
行えるとすれば、下記のような部分になります。
個人で生産台数を増やしたりすることはできませんので、
一人ひとりの力の積み重ねが大事になります。

・転売屋からは買わない
これは、絶対に守ってほしい部分で、
転売は「誰も買わなければ」商売が成り立たないため、
その商品から狙いを別の商品に変えていきます。
PS5の転売がなぜ続いているのか、という点に関して
「メーカーが生産台数を増やせない」ということもそうですが、
「転売屋から買う人がいる」せいでもあります。
そのため”定価より1円でも高い商品は買わない”
これを、一人ひとりが徹底することができれば、
本当は転売など、成り立たなくなるのです。
そのため、一人ひとりがこれを徹底することが大切です。

・「欲しい」「売ってない」などの発言をしない
SNSなどで「PS5が欲しい」という話題や
「PS5が売ってない」などの話題をあまり出さないようにする、
ということも大切です。
一人ひとりの発言では、どうということはありませんが、
「欲しい」と言っている人が大勢増えたり、
「売ってない」と嘆く声がSNS上に広がれば
世間的にも、転売屋から見ても「品薄ムード」が強まってしまいます。
そういう”空気”を作り出さないようにする、ということも一つの方法です。

・意見などを送る
メーカーや、転売行為が横行しているショッピングサイトなどに
意見を送るのも一つの方法です。
ご意見・ご要望を送る際には「マナー」をしっかり守ることは
大前提ですが、一度ぐらいは試してみても良いかもしれません。
一人の意見で、企業が動くことはまずありませんが
積み重ねで、何かが変わる可能性は0ではありません。
また、悪質な転売行為は、ショッピングサイトなどで出品者が
行っているのを見かけたら運営に「通報」するのも一つの方法ですね。

個人にできるのはこのあたりでしょうか。
とにかく、基本的には”買わない”こと、
そして”品薄を騒がない”こと、これが重要です。
全員がそれをできれば、かなり改善するのも事実です。
(現実的にはなかなか、そうはいかないのですが、
仮に、全員転売屋から買わない状況になれば
それだけでPS5の流通は短期間のうちに回復するでしょう。

お店の対策はどうなっているの?

お店では色々な対策が各店で行われており、
抽選販売や、お店のクレジットカード所有者限定など、
色々な対策が存在しています。

しかし、本来、メーカー側が対策をするべきなのも事実で、
お店にとっては”余計な負担”になっています。
生産台数を増やす、ということがやはり最良の解決策に
なっていくのでしょう。

お店側の対策は、現状でかなり限界に近い部分もありますが、
加えて、

「定価以上で買い取りを行わない」ということが、
まだ疎かな販売店もあります。

”定価以上で買い取る”は、転売行為の増長になります。

また、購入時に外箱に大きくフルネームを書いてもらうなど、
賛否両論もありそうな方法の導入も、
転売対策になるのは事実です。

企業の対策はどうなっているの?

PS5を展開するメーカーの対策はどうなっているのか。

2022年1月現在、残念ながらメーカーから
具体策のようなものはあまりなく、放置されている状態です。
現在ではPS5の普及が進まないことにより、
メーカーがPS5専用のソフトをPS4でも急遽発売することにするなど
「PS5の品薄解消」以外の部分での対策に留まっています。

対策をするとすれば
・生産を増やす
というのが最大の対策になりますが
これに関しては「半導体不足」などもあり、なかなか
難しい部分もあるのでしょう。

ただ、メーカー側から「品薄」に対する
強いメッセージ発信が足りず、ファンの不信感や不満などにも
繋がっている(実際、PSの公式ツイッターは大変な状態になっています)ので、
このあたり、広報…「発信」の部分が弱い、という点は
改善した方が良いでしょう。

あとは、生産体制のいち早い整備が最大の課題になります。

まとめ

最終的には「メーカーが生産し」
「メーカーが品薄に関する強いメッセージを発信」することしか
根本的な解決方法はありませんが、
現時点で、企業側の動きは消極的です。
裏で動いていたとしても、少なくともユーザーに対する
「伝え方」には問題があると言わざるを得ません。
(実際、不満を訴えているユーザーは多くいますからね…)

個人にできる対処としては
先ほども書いたように「転売から買わない」この一言に尽きます。

タイトルとURLをコピーしました