千葉県沖でスロースリップ観測。地震への影響と心配する必要は?

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店員Kです!

(※2018年のスロースリップ発生を踏まえたお話を
 しています)
6月に入り、千葉県の沖でスロースリップという現象が
観測されています。

このスロースリップとは海のプレートと陸のプレートが
境目でゆっくりと滑る現象で、地震活動に影響を及ぼすと
されているものです。

実際に、6月に入ってから、千葉県で地震の回数が
増えていますが、実際にこのスロースリップを心配する必要は
あるのかどうか、という点について今回はお話していきたいと思います。

※最新の地震関連情報は
地震関連情報まとめからご覧ください!

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千葉でスロースリップが発生

2018年6月、スロースリップと呼ばれる現象が発生し、
実際に、これが原因とみられる小さな地震が周辺地域で
頻発しています。

当面はこのスロースリップと呼ばれる滑りが続く可能性があり、
これにより、地震活動も続く可能性があるということで、
注意が呼びかけられています。
震度5弱程度の地震が過去に起こった事例もあり、
当面は注意が必要、とのことですね。

では、どうすれば良いのか、
どのようなことが考えられるのか、について書いていきます。

過去にも起きている

まず、こんな話をすると、必要以上に怖がったり、
不安を煽ったりするような人も居るので、
まずは事実として
”このスロースリップ現象は過去に何度も起きている”ということは
事実として覚えておきましょう。

今回、スロースリップが起きている場所は2~7年おきに、
同じような現象が起きている場所なのです。
今回が初めてというわけでもなければ、特別なわけでもありません。

2014年にも千葉ではスロースリップが発生しており、
この時は震度5弱の地震が観測されたり、細かい地震が
増えたりしていました。
また、2007年にも同様の現象が起きており、この際は震度3の地震を
観測しています。

特別騒いでいるところもありますが、
あくまでも「数年おきに起きていること」だと言うのは
覚えておいた方が良いです。

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大きな地震に繋がる可能性は?

このスロースリップが大きな地震に繋がる可能性。
もちろん、これは0ではありません。
と、いうよりもスロースリップがあろうとなかろうと、
大きな地震が発生する可能性は、日本全国どこにでもあるのです。
この点は、前提として覚えておかなくてはなりません。

もちろん、過去に、千葉で大きめの地震が発生したこともあります。
ただし、スロースリップが発生したから必ず大きな地震が
発生するのか?と言えば、そうではありません。
スロースリップが起きれば、地震は誘発されますが、
2014年の千葉のスロースリップの際には震度5弱、
2007年の際には同期間中に震度3程度の地震が最大規模の
ものとなっており、震度3でも5弱でも恐ろしいことには
変わりありませんが、東日本大震災だとか、そういった地震の
規模に比べれば、とてつもなく小さい地震であるのは確かです。

地球上である以上、可能性は0ではありませんが、
特別「避難しなきゃいけない」だとか、そういう現象ではない、
ということは覚えておきましょう。
あくまでも「注意はしましょう」というレベルのお話です。

必要以上に不安をあおる情報に注意

これ、注意しなくてはいけません。
「大きな地震が来る」だとか断言してしまっているサイトも
ありますし、東日本大震災の際にもスロースリップが、だとか
必要以上に不安を煽るような情報が出ているのも確かです。

ですが、これらに惑わされないようにしてください。
人間に「地震が来る」なんて断言できるほどの科学はありません。
また、これらは怖い部分のみを抽出してデータとして示しており、
”スロースリップが起きても大きな地震に繋がっていない”ケースを
無視している情報もあります。

もちろん、こういう現象は地震の誘発に繋がる可能性が
あるのも事実ではありますが、
必要以上に不安を感じる必要はありませんし、
必要以上に不安を折る必要もありません。

地震が起きているケースが歴史上あるのも事実ですし、
起きていないケースがあるのも事実なのです。
また、スロースリップの有無に関わらず、地震は起きています。
今回の件で、無駄に騒ぎ立てている情報に振り回されない方が良いです。

ただし、常に警戒は必要

とは言え、地震に関しては常に警戒は必要です。
備えは日頃からしておくことを心がけると良いと思います。
先ほどから書いている通り
スロースリップ=大きな地震が来る、というのは間違えです。
実際に地震が発生していないケースも多いですし、
千葉でのスロースリップは数年おきに見られる現象です。

こういう情報が発表されるたびに、必要以上に不安を煽り、
話題集めをするようなところもありますが、
あまり鵜呑みにしない方が良いです。
週刊誌だとか、ネットだとか、そういうところではしょっちゅう
「地震が来る」みたいなことが書かれていますが
外れているモノも多いです。

地震の発生を確実に余地できるほど、人間は進化していませんから。

ただ、地震が起きる可能性は常に0ではない、
これは忘れてはいけません。
ここまでを読んで「地震は来ないんだ!やった!」というのは
楽観視しすぎです。

今回のスロースリップに限らず、
こういう現象があっても無くても、地震と言うものは常に発生する
確率があるわけですから、常に避難場所だとか防災グッズなどの
備えをしておくことはおすすめします。

「発生しない!」と言っているわけではなく
「特別怯えるような現象ではない」と言っているだけです。
そこのところはお間違えないようにお願いします。

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どうすればいいの?

現状では、特に何もすることはありません。
いつも通りの生活を送っているのがベストです。
特別、怖がる必要もありませんし、
関東在住の方は、関東から今すぐ離れなきゃ!とか
そういう過剰な行動を起こす必要もありません。

ただし、再三の繰り返しになりますが、
日本は常に地震と隣り合わせの国です。
地震情報を毎日見ていれば分かると思いますが、
地震は毎日ほぼ必ず日本のどこかで起きています。
震度はともかく、マグニチュードが5に近い地震も
結構な頻度で起きているのです。
なので、今回のスロースリップと関係なく、
地震に対する備えだとか、地震に関する知識は
蓄えておいた方が良い、というのは現実です。

また、気になる場合は、情報収集はしておくと
良いかもしれませんね。
特に、気象庁の発表だとか、そういうものがあった場合は
聞いておくと良いと思います。

ただし、ネットの書き込みだとか、
必要以上に不安をあおるものだとか、そういうものは
信じない方が良いです。
信じるのは、公式の情報のみ
(こんなこと書くと、このサイトも省かれますけれど…汗)
にして、他の情報は気にしない方が良いです。

あまり気にし過ぎれば、逆に自分の精神的状態が
悪くなるだけですし、何も良い事はありません。

と、いうことで今できることをまとめるならば
・地震に対する備えの確認(非常食だとか防災グッズ)
・地震に対する知識を深める
・周辺の避難場所の確認

ぐらいですね。

これは、今回スロースリップが起きたからどうこう、ではなくて、
常日頃から注意しておきましょう、という意味です

まとめ

地震活動に影響がある事柄であるのは確かなので
「”念のため”注意しておきましょう」という段階です。
不必要に不安を感じる必要はありません。

スロースリップがあっても地震が起きないこともあれば、
起きることもありますし、
逆にスロースリップが無くても地震が起きることもあります。
このあたりは、本当に自然現象なので、何とも言えないのです。

必念のため注意しておくことは良い事ですが、
過剰反応したりせず、
普通に生活を送っているのが一番です。

心配であれば防災グッズの見直しとか、そういうことは
しておくと良いですね。

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