店員Kです!
店長になったら、果たすべき責任が色々と
増えてきます。
どんな責任を負うことになるのか、
今回の記事ではその点についてお話していきたいと思います。
アルバイト出身で店長になった場合、
最初は色々とその違いに戸惑うかもしれませんが、
それでも店長になったら、多くの責任を負うことになります。
今回は店長が負うべき責任について、
経験者なりにまとめていきたいと思います。
最低限、これだけは…という点を見ていきましょう。
店長の責任
初めに、今回は自営業ではなく、雇われ店長について
書いていきます。
自営業の場合は、言うまでもなく
”すべての責任”を自分が追うことになります。
経営破たんして、出た負債などに関しても、自分の責任です。
ですが、雇われ店長の場合は、そうではありません。
会社が負うべき責任もあります。
では、雇われ店長はどのような部分に責任を負えば
良いのでしょうか。その点について、見ていきましょう。
①人員確保の責任
現場の人員確保をきちんと行うのは店長の責任であると
私は考えます。
人員不足で、特定のアルバイトさんに大きな負担を強いていたりだとか、
自分自身が休めずにずっと働いていたりだとか、そういうことをしている場合、
それは良い店長とは言えません。
もちろん、会社側から人件費削減、人件費削減、とうるさい
言葉があるのは、私もよく分かっています。
けれども、自分の休みも含めて
人員確保するのは店長の責任です。
本部なんて所詮、現場の人員調整の実情は知らないわけですから、
足りないものは足りないのです。
時には上と対立してでも、必要最低限の人材の確保をする
努力はしなくてはならないと私は思いますし、
そうするべきです。
②働きやすい環境づくり
これは、店長が負うべき責任の一つであると考えます。
本社の人間に、お店の環境づくりはできません。
店長一人でアルバイトさんの定着率って
面白いぐらいに変化するものです。
例えば、私はアルバイト時代に複数の店長のもとでの
勤務を経験しましたが、
一人目のときはばっくれ多発、2人目のときはばっくれ0でした。
店長によってこんなに差がついてしまうのです。
アルバイトスタッフさんにとって、
”働きやすい環境をつくる”これは、店長の責務であり、
使命であると私は思います。
アルバイトさんの働きやすい環境をつくる、ということは
店全体のモチベーションにも関わることです。
やはり、店長が不相応に締め付けをしているお店は、
どこか、スタッフさんたちにも覇気が無いというか、
生気がありません。
そんなお店に来たお客さんは結構感じ取るものです。
結果的にアルバイトさんをぞんざいに扱うことは
お店全体の衰退にも繋がってしまうのです。
とにかく、アルバイトスタッフさんの環境づくりは
店長になった以上は、しっかりと行わなくてはなりません。
何故なら、店長にしかできないことなのですから…。
③アルバイトさんの教育
お店のアルバイトススタッフの教育に関して。
アルバイトスタッフさんを教育するのは店長の役目です。
本社がバイトスタッフさんの教育にもしも介入しているのだとしたら
それは少しおかしな話です。
基本、お店のスタッフの全体的な雰囲気がどうなるかは
店長の教育によります。
店長がしっかりしていなければ、お店のことを何もやらず、
ただ遊んでいるだけのような
アルバイトスタッフさんの多いお店になってしまうでしょうし、
店長がしっかりとしていれば、
アルバイトスタッフさんたちも気持ちの良い接客ができるように
なるでしょう。
勿論、古株のアルバイトスタッフさんが後輩を
教える!なんてこともあるかとは思います。
ですが、後輩を教える先輩アルバイトスタッフさんもまた、
店長が指導するものですから、
お店の教育方針に対して、店長は責任を負う必要があります。
④お客さまへの接客
店長は、お客様の接客に対しても責任を持つ必要が
あるかと思います。
アルバイトスタッフさんの責任も含めて、店長が
面倒を見なければいけない、ということです。
アルバイトスタッフさんの接客で、大きなトラブルに
なっていたら、本当は誰も出ていきたくはないでしょうけれど、
店長がやはり前に出て、アルバイトスタッフさんを守ってあげなくては
なりませんし、
代わりにお叱りをうけるぐらいの覚悟は、店長にとって
必要なものです。
また、お客様が気持ちよく買い物できるようなお店づくりを
するのもまた、店長の責任の一つでしょう。
お客様に関する対応、展開の最終的な責任は
店長が追わなくてはなりません。
(会社も絡むような大問題の場合は
責任を負うのは会社ですが)
⑤本社からアルバイトを守る責任
本社からの無茶振り、アルバイトさんと本社のトラブル。
そういったときに、本社とアルバイトさんの橋渡し役になり、
調整するのも店長の責任です。
本部と直接つながりがあるのは店長です。
アルバイトスタッフからすれば、本部とは
思う以上に遠い存在であることも。
アルバイトさんから本部に対して聞いてほしい、ということが
あるのであれば、基本的に店長はどんな内容であっても、
それを本社に確認しなければなりませんし、
そのまま黙っていることは許されません。
また、本社から無茶振りがあった際には、
時として、アルバイトさんを守るような、
そんな行動も必要になってきます。
「本部からの無茶な要求や風当たりから
アルバイトさんを守るのも店長の仕事」と、
先輩店長の一人は言っていました。
まぁ、それこそ中間管理職ですし、私もそうあらねば
ならないと思います。
⑥お店を存続させる責任
お店の利益や売上に対して店長が責任を負う必要が
ないと思います。
売上や利益が赤字でも、最終的に損益を被るのは
会社のほうですから、
店長自身に、売上や利益に関する責任は発生しないものと
思われます。
しかしながら、売上や利益が出ていないと、会社経営のお店の場合は
「閉店」という過酷な未来が待っているのもまた事実です。
売上や利益に対して責任を負う必要はありませんが、
店を守る、という責任は店長にあります。
店の常連客、利用して下さる方、アルバイトうスタッフさんたちの仕事、
それらすべてを、店長は背中に背負って、守る必要があるのです。
合法的な内容であれば、どのような方法であっても
構いませんが、お店を守るための行動、これは絶対に
必要なことですから、ちゃんとやるようにしましょう!
⑦トラブルに対しての責任を負う
お店で起きたトラブルに対しては責任をもって
対処する必要があります。
最終的な責任は本社が負うことになりますが、
トラブルに対して対処を行うのは基本的に店長です。
何か起きたトラブルを本部に丸投げしたりだとか、
そういうことはしてはいけません。
お店で怒ったトラブルに関しては、
本部などに相談が必要でありながら相談を行い、
可能であれば自分の手で解決させることも必要です。
やはりこれも現場責任者の方がよく分かっているであろう
事ですからね…。
トラブルに対しての責任を負う必要もある、
このことは覚えておきましょう!
まとめ
店長の責任…色々あって面倒くさいとは思いますが
店長とはそういうものです。
これらの責任を背負うことになってでも、
店長をやりたい!という場合は機会があれば
挑戦してみるのも良い事だとは思います。
特に、アルバイト関連のことの責任は
多くの場合、店長にあります。
本当に一人で環境はがらりと変わってしまうモノですから、
お店の運営において、店長の責任、というのは極めて重要な
ことではあります。
店長にもしもなったら”自分は店長”だという自覚を
持って、やって行くようにしましょう。