北海道沖で超巨大地震の可能性 どうすればいいの?今できること。

この記事は約6分で読めます。

店員Kです!

地震調査委員による
千島海溝沿いの地震の長期評価が公表されました。

これによると、北海道沖でM9クラスの地震が
今後30年以内に起きる確率が7~40パーセントと公表されたようです。

実際に過去のデータなどからも340~380年程度の周期で
ここでは超巨大地震が起こっているとのことで、
現在、最後の同規模地震から400年程度が経過しており、
周期的にも切迫している状況とのことです。

M7クラス、M8クラスの予測では
70パーセント前後の、あまり見たくない数字が並んでいます。

極めて高い確率で東日本大震災と同規模の地震が切迫している…
そんな言葉もあったようですが、
そんなことを言われてもどうすれば良いのか
混乱してしまうと思います。

発表があって、ニュースになっても
どうすれば良いかはなかなか教えてくれませんからね…。

と、いうことでこの発表に対してどのように
備えれば良いのか見ていきましょう。

スポンサーリンク

地震は起きる?

地震は毎日あらゆる場所で起きています。
今回は北海道沖の予測ですが、他にも多数の場所で予測は出ていますし、
予測上では「確率が低い」とされている場所でも突然、
地震が起きる可能性はあります。

日本に住んでいる限り「地震確率0パーセント」などという場所は無い、
ということをまず理解しておきましょう。

で、今回の発表ですが、
これはあくまでも過去のデータやメカニズムなどによる
人間の予想でしかありません。

地震がいつ来るかなど誰にも分からないのです。
30年以内に高確率だと言われていても、50年、100年と地震が来ない
可能性だってあるわけですし、
予測された地域で、明日地震があったっておかしくないわけです。

それは、北海道に限った話ではありません。
既に予測が出ている他の場所もそうですし、
地震の可能性が低いとされている地域だって、いつ地震が来るかは分かりません。

そして、それを気にしすぎていてはきりがありません。
備えや準備をしておくことはとても大切です。
ですが、必要以上におびえてしまうことは、良い事ではありません。

今できる対策と心構え

あくまでも地震関連の発表は予測です。
地球は人間が操作しているわけではないのですから
何が起こったっておかしくはありません。

それこそ「非科学的なこと」が起きたり「前例のない地震」が起きたりしたって
おかしくないですし、「突然、地震が来なくなった」っておかしくはないわけです。

地球がそうだと言えば、そうなるのです。

ですから、まず心構えとしては「地震はいつ来るか分からない」ということは
しっかりと認識しておくべきです。
明日かもしれないし、100年後かもしれない。

なので、いつでも対応できるように
その備えをしておくことは大切です。

今回の発表を受けてできる、地震への対策と心構えを見ていきましょう。

①非常用の持ち出し品を用意しておく

非常時に備えて、災害時の非常用持ち出しバッグなどを用意しておくことを
おすすめします。
非常時にいつでも持って出れる場所に置いておくとよいですね。
これがあるとないでは、その後の避難生活などが大きく変化します。

グッズについてはここでは詳細は省きますが
懐中電灯から飲料水、非常食、安全を確保するための用品、簡易トイレから
持病のある方は常備薬まで。

災害時の様子を自分の中でシミュレーションしてみて、
何が必要かどうかをよく考えて準備しておくことをおすすめします。

なお、非常用バックを作ってもすぐに取りだせない場所に
しまってしまったら何の意味もないので、そのあたりは注意してください。

また、定期的に中身の確認・メンテナンスを行いましょう。
非常食が腐ってたりしたら意味がないですからね・・・(期限は長いですけど…)

スポンサーリンク

②避難経路などの確認

予め、避難経路や避難場所などの確認をしておきましょう。
自宅で遭遇するとは限りませんが、自宅から一番近い避難場所を把握
しておくことはとても大切なことです。

家族と一緒に暮らしている場合は、家族との緊急時の連絡手段や
「〇〇で合流しよう!」など、そういう部分まで話し合っておくと
確実です!

いざと言う場合の安全確保できる場所を見つけておくことは
とても大切ですから、必ず確認しておきましょう。

また、家庭内の家具の配置や、倒れないようにする工夫なども
日常的にしておくと良いと思います。
なるべく安全な配置、そしてなるべく倒れにくい工夫が出来ていれば
いざと言う時の助けになる可能性もあります。

③地震発生時の行動の確認

基本的なことにはなりますが、地震発生時の行動をしっかり確認しておきましょう。
どの部屋が安全で、どの部屋が危険か、ですとか
地震が発生してしまった場合にとるべき行動を再確認したりですとか、
地震についての知識を深めておけば深めておくほど、
いざと言うときに役に立つかもしれませんし、
自分を含めた周囲の生存確率も飛躍的にアップするはずです。

いつ来るか分からない未知の存在なわけですから、
とにかく相手のことを知っておくことをおすすめします。

④気にしすぎない

地震に対して知っておくこと、そして備えておくことは
大切なことです。

ですが、必要以上におびえたり、
毎日ビクビクしたり、
いちいち地震に関する話題におびえたりはしないようにしましょう。

毎日ビクビクして生きていると、それだけで
精神的に良くないですし、日々がつまらないものになってしまいます。

今回の発表はちゃんとした発表ですが
週刊誌やサイトなどでは無責任な情報が流れることも多いです。
例えば「〇〇月に地震が〇〇で来る!」みたいなやつですね。
こういう情報には振り回されないようにしましょう。
大抵のそういう情報にはちゃんとした根拠はありません。
なんとなく理論的に見えるものもありますが、
予想期間が長かったり、範囲が広かったり、
都合の良いデータだけを抽出していたり…。

なので、出所が怪しい情報は信用しないことです。
いちいち鵜呑みにしていたら、本当に精神がもたなくなってしまいますから、
備えなどは大切ですが、必要以上には怯えないようにしましょう。

スポンサーリンク

⑤移住は無意味

よく、地震などに関する情報が出ると
「引っ越ししよう!」などと言い出す方も居ますが、
これは無意味です。

先ほども書いた通り、日本に居る限り、どこに居ても地震の可能性は
あります。
確率が高いとされている地域もそうですし、そうでない地域であってもそうです。

つまり、移住しても無意味なのです。

引っ越しした直後に、元々居た場所で地震が起きる可能性も確かにあるでしょう。
ですが、逆に引っ越しした直後に、引っ越し先で地震が起きる可能性もありますし、
どちらでも起こらない可能性もあります。

と、いうような状態ですから、地震を避けるために移住したりする行為は
全く意味がありません。

まとめ

結局、地震に対してどうすれば良いのか。
そして今回の発表に対してどうすれば良いのか。

答えとしては
「備え・確認・勉強」
この3つしかありません。

備えはいざというときの準備。
上でも書いたように非常時の持ち出し用バッグなどを
作っておくことです。
また、家庭内の家具の配置なども検討の余地があると思います

確認は、避難経路の確認や
いざというとき、家族とどのように落ち合うかなどを
話し合うことです。

そして、勉強は
地震に対しての知識、特に避難時の行動などについて深めておくことです。
もちろん、メカニズムなども知っておいた方が良いかもしれませんが
一番大事な知識はいざという時どうするべきか、という点ですね。

今、自分たちにできることはこの3つです。
必要以上におびえる必要はありませんが、3つの項目については
しっかりと把握しておきましょう。

タイトルとURLをコピーしました