店員Kです!
アルバイトを雇う職場によっては
「高校生アルバイト」を雇うところもあるかと思います。
ですが、高校生のアルバイトを雇う際には色々と
注意しなくてはならないこともあります。
そこのところを間違えてしまうと、法律違反になってしまう
危険性もありますし、
安易に高校生アルバイトを採用すると「仕事の面」で問題が
起きる可能性もあります。
今回の記事では高校生アルバイトを採用する際の
注意点をまとめていきます!
高校生アルバイトを雇う際の注意点
高校生アルバイトを雇う際の注意点は色々とあります。
もしも高校生でなければいけない理由がないのであれば、
私個人としては、大学生以上を採用することをおすすめします。
と、いうのも高校生アルバイトは色々と制限もありますし、
これから書いていく部分で問題が生じる可能性もあります。
それらをよく考えた上で採用することをおすすめします。
短絡的に採用することはおすすめできません!
①バイトの時間帯に注意!
高校生バイトを採用するのであれば、まず注意しなくてはいけないことが
シフトを入れる時間帯。
もしも深夜バイトを補充したい場合は、高校生の採用は回避してください。
何故なら、労働基準法で、18歳未満は
22時~翌朝5時までは働かせてはいけないことになっているためです。
これは、法律で決まっているので、本人が希望したとしてもダメですし、
店長や責任者がOKを出せばよい、だとかそういう問題じゃありませんので
ご注意ください。
一部例外があり。基本的には、あまり適用されないケースですが
一応、記しておきますね。
・厚生労働大臣が認めた場合に限り、勤務不可時間帯が
23時~翌朝6時までに変更されるケースもあり
・満16歳以上の男性が交替制で勤務する場合
・災害及び非常時などの緊急事態時
・農林、水産、保健衛生業、電話交換などの業務は例外となる場合あり
とされています。
ただ、この場合も独断で決定するべきことではありませんので、
必ず上記に当てはまるケースの場合でも、事前に確認をとることをおすすめします
まぁ、上のケースはほとんど当てはまらないでしょうから
22時~5時は勤務不可能、と覚えておきましょう。
②職種によっては制限があります!
このケースはほとんどないですが、職種によっては上記の時間以外でも
高校生を採用できない場合があります。
一般的な業種であれば問題ないですが
厚生労働省が定めた特定の仕事や危険な仕事とされているものに
関しては禁止されているので注意です。
普通のバイトであれば問題ありませんが、
もし募集をかける業務が特殊な場合は事前に確認した方が
良いかもしれません。
③学校の校則で禁止されている場合
学校の校則で「バイト」が禁止されている可能性もあります。
ただし、事前に採用する側がそれに気づくのは難しいでしょう。
もちろん、校則を知らずに採用してしまっても
採用した側にペナルティが科せられる可能性はまずありません。
しかし、せっかく雇った高校生アルバイトさんは別です。
校則違反が学校にばれれば、学校から処分を下される恐れも
ありますから、最終的にはアルバイトをやめざるを得なくなる
可能性もあります。
そのため、もしも不安なら面接後に履歴書などに書かれている
学校名から「バイト禁止」になっていないか確認してみるのも
良いかもしれません。
④遊び半分な人も居る…
全員が全員そうじゃありません。
ですが、やはり確率としては”遊び半分”な人も多いです。
社会人よりも大学生、大学生よりも高校生。
年齢的に若いので仕方がありません。
どうしてもバイトと遊びを混同してしまう人も居ますし、
接客などの場合、未熟さを露呈することもあります。
他にも学校の友達をバイト先に呼んで、
勝手に盛り上がってしまったりだとか、
いざという時の事態の際に対応できなかったりだとか、
若さゆえの失敗をする人も居ます。
高校生をアルバイトとして雇うのであれば
そういうことも考えないといけませんし、
男女問わず、そういう年頃ですから
恋愛沙汰の面倒なことがバイト内で起きてしまう可能性もあります。
⑤学校行事に振り回される
これは大学生でもそうなのですが、やはり学生さんの中心は
「学校」のほうです。
バイトの方はあくまでもおまけなわけです。
そして、学校での行事は急に入ることもあります。
そんな時に「バイトがあるので…」となかなか高校では言えない
雰囲気でしょうし、それが学校行事であるのなら、行事の方を
優先するべきだと思います。
そのため、学校行事などが急に入れば、急に欠勤に
なる可能性もありますし、
学校でインフルエンザなどが大流行してしまった場合は、
そのウイルスが職場の方にも回ってくる可能性もありますし、
何より高校生アルバイトさん本人がダウンする可能性もあります。
大学よりも、高校の方が一度流行が始まったら爆発的に
広がってしまう印象ですから、要注意です。
…と言ってもバイト先からできることは何もないので
見守るしかありませんけれど。。
⑥長期のアルバイトは望めない
高校生アルバイトは基本的に最大3年が限界ですね。
何故なら卒業するからです。
大学生の場合は、卒業もそのまま、なんて可能性もありますが、
高校生はほとんどないでしょう。
進学か、就職する方がほとんどです。
(私の高校で、進路未確定は1人だけでした)
また、就活の時期に入ったり、受験の時期に入れば、
その前にアルバイトは辞める人も多いですし、
アルバイトは続けたとしても、当然シフトに入れる時間は
大幅に減ることになると思います。
そのため、長期のアルバイトを望んでいる場合や、
店長や責任者不在時に任せられるレベルのアルバイトを
望んでいる場合は高校生は回避しましょう。
⑦忘年会などには注意
忘年会などをバイト先で開催する場合も注意が必要です。
時間帯には当然、気をつけなくてはいけませんし、
お金の面でも多少は気を使ってあげる必要があるでしょう。
また、絶対に飲むことを勧めてはいけません。
高校生ということは未成年だと思いますから
絶対にやってはいけないことです。
トラブルになる可能性もありますから注意です。
⑧親が介入してくる可能性
大学生以上であればほとんどないと思いますが
高校生アルバイトさんの場合は、ほとんどの方が親元にいると思います。
もちろん、大学生やフリーターの方でも親元に居る方は多いとは思いますが、
それ以上に、高校生の方だと親が介入してくる可能性が高いです。
世の中にはまともな親ばかりが居るわけではありません。
中には「おかしな親」とかモンスターペアレントも居ます。
また、過保護な親も居て、しょっちゅう職場に挨拶しにくるようなのも
居るにはいます。
こういう親の介入が増えてくれば、やはり職場としては
やりにくくなるでしょうし、
親があれこれ難癖をつけてくるタイプだったりしたら
もう大変です。
こういうトラブルを回避する方法は、やはりアルバイトを雇う際に
高校生は選ばない、ということでしょうか。
まとめ
高校生のアルバイト。
もちろん一概に悪いとは言えません。
若い故の爆発力や発想などは職場の助けになる場合もあります。
ですが、それを考慮しても
やはり、要らぬトラブルを避けたいのであれば
アルバイトスタッフさんを雇う際には大学生以上にすることを
おすすめします。
時間的や勤務体系的にも、なかなか制限が生じますし、
人間関係上のトラブルも他に比べると起きてしまいやすいのは
間違えないでしょうから、
安全を考慮するならば、高校生のアルバイト採用は避けた方が良いかと
私は思います。