日馬富士の引退会見の問題点!社会人ならばまずは「謝罪」

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店員Kです!

最近話題の相撲業界。
暴行騒動を起こしてしまった日馬富士が、引退するということで
先ほど引退会見が開かれました。

しかし、問題点だらけですね(汗)

謝るときのノウハウを何も分かっていないのではないかと
思ってしまいます。

私は接客業経験者ですが、クレーマーに通ずるところもあったので、
それも交えて、この引退会見の問題点について書いていきます。

謝罪会見ではなく、引退会見だと言われてしまえばそれまででは
ありますけれど…。

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会見の問題点

会見の問題点は色々とあります。
まず、今回の騒動は日馬富士が、被害者の力士の態度に腹を立て、
暴行を加えた、というものです。
途中の過程などに関しては関係者によって言っていることが違いますが、
いずれにせよ「暴力を振るった」ということはゆるぎない事実でしょう。

相手の態度が失礼だった、というのは確かにそうなのかもしれませんし、
今まで相撲界に貢献してきた、みたいな話もそうなのかもしれません。
ですが、理由はどうあれ「暴力」を振るった時点で
100パーセント、暴力を振るう人間が悪いです。

相手の態度が失礼だった、という人も居ますが、
その理屈が通ってしまうのであれば、極端な話、
失礼な態度のお客さんが来たら、店員は
そのお客さんを殴ってもいいことになってしまいます。

絶対にダメですよね?

ですから、今回の件も、前提として
暴力を振るってしまった方が、前後の状況はともかく
悪いのは事実ですし、その点については深く反省する必要があります。

ですが、ザンネンながら今回の引退会見は問題だらけでした。
それを一つ一つ、見ていきます。

あくまでも私個人の考えですから、その点はご了承ください。

謝罪の言葉が無い

確かに引退会見ではありますが、被害者の方が怪我をしているのは事実ですし、
暴力を振るってしまったのも事実。

「謝罪」の言葉が何故、口から出なかったのでしょうか。
相撲界がどうこうではなく、一人の社会人です。
社会人であれば、悪い事をしたら、謝罪の言葉を述べて然るべきです。
もしも本人がそれを言いだせないのであれば、同席した親方が謝罪を促してでも
謝罪するべきでした。

「ちゃんとした生き方をしていってほしい」などと言ったようですが、
言うべき言葉は「謝罪」の言葉です。

これは、社会の常識であると私は思います。
たとえ、相手が悪かったとしても「暴力した点については謝罪」しなくては
なりません。大人なのですから…。

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涙を見せてはいけない

確かに、引退は親方にとっては悲しいことでしょう。
会社組織でも、自分が育てた部下が、退職に追い込まれれば悲しいとは思います。

ですが、被害者の方がいる案件です。
そして、今回の件に関しては「暴力を振るった加害者」でもあります。

そのため、涙などを見せるのは相手に対して失礼に当たりますし、
見ている人によっては
”加害者が被害者ヅラをしている”と感じてしまっても仕方がありません。

例えどんなに悲しくても
大の大人であれば、それを堪えることぐらいはできるはずです。

ここで涙を見せるべきではなかった、と私は考えます。

なぜ、イライラしているのか?

これは大問題です。
なぜか、質問を受ける側がイライラしている様子を見せている。
これでは、反省の意識が伝わってきませんし、
実際に反省していないと捉えられてしまっても仕方がありません。

言いたいことはあるのでしょうし、
事実と違った部分もあって、引退に追い込まれた、みたいな感覚も
あるのかもしれません。

報道されてるのが全て事実ではなく、
相手の態度も想像以上に悪かったのかもしれませんが、
それでも暴力を振るったのですから、その時点でアウトです。

本当に反省しているのであれば、たとえイライラしていても
それを表に出してはいけませんでした。

社会において「悪い事をした」時は、
下手な対応をするのがふつうです。

ですが、何故か高圧的に感じられる会見の仕方は違和感を感じざるを得ません。
社会人として、ビジネスマナーが出来ていないのではないでしょうか。

表情が良くない…

確かに、引退をすることになったわけですから、表情良く、なんてことは
できないとは思いますが
どうしても「ふてくされている」ように見えてしまいます。
これは非常に良くないです。

本人はそう言うつもりでなくても
見る側が「ふてくされている」と思えば、それはふてくされているのです。

会社もそうです。
やられる側が「パワハラだ!」と叫べば、上司にその気がなくても
それはパワハラです。

相手に与える印象を考えないと、もしも本人がふてくされていないとしても
周囲にはそう映ってしまいます。

子連れのクレーマーと重なってしまう

私はこう思うのです。
接客業をしていて、以前、子供が親のお金を盗んで、
商品を買いに来ていることがありました。

お店としても怪しい場合は確認しますが、
一度の購入が少額だったり、日を開けて来られたりすると
もはやどうにもなりません。

そして、親のお金を盗むような教育をしたのは親です。

しかし、この時 親はお店に来て
お店に対して「なぜ売ったのか?」だとか「買い取りしろ」だとか
”逆切れ”を始めたのです。

事情を説明すると、とても不機嫌そうな雰囲気。
自分の子が可愛いばかりに、自分の子がした悪い事(親のお金を盗む)から
目を背けて、相手に(店)にクレームをつけたクレーマーです。

他にも、子供が大量に商品を盗んだのを捕まえたこともあるのですが、
その際に、親は一切後日謝罪にも来ず、盗んだものも返しに来ませんでした。
「わが子が可愛い」ばかりに、謝罪を忘れている。

今回の件は、これらと重なってしまいます。
自分の教え子が振るった暴力を受け入れられず、
相手が悪いかのような態度になってしまっている。

私にはこれらの、子供のことしか見えず、
迷惑をかけて申し訳ない、という気持ちすら忘れてしまった
クレーマーと今回の件が、どうしても重なってしまいます。

色々事情はあるのだと思いますが、例え大事な我が子でも、まずは謝罪。
これが社会人としてのあるべき姿ではないかと思いますし、
なぜそれが出来なかったのかと、違和感を覚えました。

あくまでも引退会見であって謝罪ではない。ということなのでしょうか?

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