平均年齢が低いとブラック企業?その理由は何なのか…?

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店員Kです!

ブラック企業を見分ける方法として、よく言われるのが
”その会社の平均年齢”

これが低ければ低いほど、ブラック企業の可能性が高い、
と言われていますね。

例えば、平均年齢が40歳の職場よりも、
平均年齢が20歳代の職場の方がはるかに怪しい、ということですね。

ですが、疑問に思ったことはありませんか?
平均年齢が低いと、何故ブラック企業率が高くなるのか。

今回は、そんな
”ブラック企業は平均年齢が低いのは何故なのか”という
ことについて書いていきます!

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ブラック企業の平均年齢

ブラック企業の平均年齢は確かに低いです。
私の旧勤務先も、ブラック企業でしたが、やはり全体会議に行った際に
思ったのですが、全体的に若い人が多めな印象でした。

その会社内で平均年齢を聞いたことはないので、
具体的な数字としては分かりませんが、
結構若い人が多めでしたね。

若い人以外には、疲れてそうなおじさんが多い印象でした。

他にもブラック企業のメンバーを見たことがありますが、
やはり、私の経験上、若い人が多い方が
「ブラック企業率が高い」というのは間違えでは無いと思います。

もちろん、平均年齢が高いブラック企業もあるでしょうし、
平均年齢が若くても「ブラック企業ではない」ところも
あるとは思いますが
”確率”としては高くなると思いますね。

何故、ブラック企業の平均年齢は若くなる?

ブラック企業の平均年齢が若くなる理由。
これははっきりしていると思います。
ブラック企業特有の事情が、平均年齢を引き下げます。

どうしても、ブラック企業のやり方をしていると、平均年齢が
下がって行く・・・
では、それは何故なのかを見ていきましょう。
こういった原因で平均年齢は下がっていきます!

①離職率が高い

ブラック企業に勤める社員たちは、当然、肉体的にも精神的にもきつい人が多いです。
そのため、精神的に疲弊し、退職していく人も多いのです。
つまり、離職率が高い。

そのため、会社に人間が定着せず、どんどん入れ替わりを繰り返していくことになり、
結果的に年配の方などが居なくなり、若い人で職場が溢れかえることになります。

実際に、私の旧勤務先(ブラック企業)でも、精神的に病んでしまって
退職・休職することになった人を何名か知っています。

また、ブラック企業勤めの人は、当然その会社に居心地の悪さを
感じている人間が多いですし、
そういう方は何らかのきっかけがあれば、喜んでその会社を退職しますから、
より人間が定着しにくい状況が作り出されているのです。

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②安く人を雇おうとする

そして、ブラック企業特有のもう一つの問題。
それがとにかく人を安く雇おうとしか考えていないことですね。

年配の方や勤続年数が長いような方だと、
当然、給料が上がったりするでしょうし、ボーナスも上がるでしょう。
ですが、会社としては雇いたくない。

その為、若い方ばかりを採用する傾向にあり、
社員でも、ある程度、年齢が行っていて、給料が上がっているような社員は
会社が辞めるように仕向けることも。

若い人の方が安い賃金で雇い、しかも案外一生懸命働いたり
してくれるものですから、ブラック企業にとってはとっても
美味しい存在…ということになります。

平均年齢が低くなる原因としては、こんなところでしょうか。

とにかく、会社の環境が悪いために、ある程度年齢の行った人間は
次々と退職するなり、転職するなりし、
会社側も人間を出来るだけ安く働かせようとするので、
ある程度年齢が行き、給料などが上がってきた人間を
容赦なく、冷たく排除するカタチになります。

そうして、平均年齢は下がっていくわけですね。

平均年齢が低いと起きること

では、会社の平均年齢が低いと、どのようなことが起こるのでしょうか。
確かに、若さに満ち溢れて、とかそういうプラス方向もあるには
あるので、そういう面を強調している会社も多いです。

アットホームな雰囲気の職場です、だとか
若い方が活躍している職場です、だとか、そういうキャッチコピーで
マイナスをプラスに宣伝しているところも。

ですが、やはり、ある程度年配の方というのも、会社においては
必要です。若い人ばかりだと、色々と問題もおきかねません。。
では、一体どんなことが起きるのか…

①教育がおろそかに…

新人教育が疎かになりがちです。
教育しようにも、そもそも現場にいる人間全員が
日が浅かったりして、なかなか教える人も居ないような状態。
例えば、新しいスタッフがやってきても、誰も教えることもできず、
「自分で見て覚えて」というように放置されるケースもあります。

私もバイト時代に経験しましたが、
初日から一人で店に放り出されたりとか、
何も教えてもらってないのに怒られたりだとか、
そういうこともありました。

若い人ばかりの現場だと気配りの面でかける現場もあるので、
こういうことが起こりやすくなってしまっています。

②厳しい指導やいじめ

若い人の職場だと、指導が必要以上に厳しくなってしまったり、
「いじめ」のようなことが起きてしまったりすることも多いです。
指導、という面に関しては、若い人の方が未熟なことも多いです。
どのように指導してよいか分らず、いじめのようなやり方に
なってしまったりすることも。

もちろん、年配の方でもおかしな指導をする人もたくさん居ますが
若い現場には若い現場なりのいじめまがいのようなことが
起きているところが多いのも現実です。

特に、中心的人物とその取り巻きが結託した場合などは
より厄介ですね。

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③指導ができない場合も…

若いもの同士で、上に立つ立場の人間が、遠慮してしまい、
ミスの指摘や指導なども満足できないパターンもあります。
そうすると、逆に職場全体が緩んでいってしまい、
結果的にこの場合でも、職場のバランスが崩れてしまいます。

また、責任感の無い人間が多い場合もあり、
何か責任のある仕事を避けようとしたり、
責任の押し付けあいなどが始まる場合も。

明らかに年齢が上の責任者が居る場合は、その方が
責任を負うような感じになるかもしれませんが、
全員、若くて同じぐらいの年齢だと、押し付けあいが
始まることも多いです。

④会社に絶対服従

これが、ブラック企業の狙いそのものだったりします。
”会社に絶対服従”
若い人間だと、とにかく一生懸命やる人も多いです。
年配の人間は、ある程度発言力も増したり、会社の言いなりに
なったりしにくいものですが、
若いと、どうしても、自分の生活を守るために必死なので、
心の中では疑問を抱いていても、表面上は、会社に服従して
しまいがちです。

役員や社長などに心酔する人も出てくるでしょう。
内心はどうだか分かりませんが、私の旧勤務先の全体会議も
なかなか気味の悪いものでした。

会長やその取り巻きに心酔している人が非常に
多かったのです。

もう、なんと言うか、周りが見えていないような感じでしたね。
ああなってしまうと、なかなか抜け出すのも大変でしょう。

そして、周囲にも次第にそれが伝染していき、
”誰も逆らわない理想の世界”が出来上がるわけですね。。。

まとめ

もちろん、平均年齢の若い職場が全てブラック企業というわけでは
ありません。黒く染まらずに立派にやっているところもあるでしょう。

しかし、やはり会社からしてみれば、若い人間の方が色々な意味で
扱いやすいのです。

一つは、比較的安い金額でその人間を雇うことができる、ということ。

そしてもう一つは、若い人間の方がどちらかと言うと
意のままに操りやすい、ということ。

全ての若い職場がそうとは限りませんが、
ブラック率が高いのは事実です。
ブラック企業を見抜く際の判断材料の一つにはなると思います。

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