人事異動って何が目的なの?人事異動の目的8つを紹介!

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店員Kです!

人事異動。
何故そんなことするのだろう?と思ったことはありませんか?

働く人たちを住み慣れた場所から強制的に移動させてまで
何を目的としているのか、
何の得があるのか?
そんな風に思ったことはありませんか?

確かに、私も人事異動で異動したくないタイプの人間ですし、
人事異動なんて無ければ良いのに…とも
思ってしまいたくなってしまいます。

しかし、人事異動にはちゃんとした目的があります。

嫌なことではありますが、人事異動も必要なことだと
いう事ですね…。

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人事異動の目的とは?

人事異動にはいつくかの目的があります。
その目的に沿って会社も人事異動の辞令を出しています。
もちろん、会社側としても「嫌がる人」が居るのは重々承知
しているようですが、会社をより良く回すために人事異動は
避けられないことのようです。

では、人事異動は何故行われるのか。
それを順番に見ていきましょう。

①スキルアップのため

人事異動が行われる理由の一つ、
それが異動対象者のスキルアップのためですね。

同じ仕事をずっと経験させるよりも
異動することによって色々な部署の仕事や雰囲気を味わい、
結果的にその社員のスキルアップにつなげる、という目的です。

確かに色々な経験を積む事はその社員の成長にも繋がります。
同じ場所・同じ作業をずっとしていれば、いくら優秀でも
その人材の成長はどこかで止まってしまいますし、それを
防ぐための意味もあり、
人事異動が行われている、そういう側面もありますね。

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②昇進などに伴う異動

①と少し共通している話ではありますが、会社側から将来を
期待されている社員は「昇進」のために異動になることもあります。
”栄転”というやつですね。
(これも嫌だと言う人ももちろん居ますけれど…)

基本的に昇進するときに異動になることは多いです。
それまで一緒に居たスタッフの中でいきなり一人だけ出世すると
色々とやりにくいこともお互いにありますし、
新しい地でのスタートとなることも多いです。

実際に私の前の勤務先でもアルバイト⇒店長に昇進した方は
そのまま異動になっているケースも多かったです

③適材適所への人員配置

やはり社員も人間ですから、相性の合わない部署などがあります。
そんな相性の合わない社員を適材適所への配置を目的に、
異動させることがあります。


実力を発揮できない場所に置いておいても、本人にとっても辛いでしょうし、
会社にとっても意味のないことでしょうからね…

また、本人から配置転換の希望などがあり、会社側がそれを認めた場合にも
人事異動が行われる可能性はあります。

確かに人事異動がないと、相性の合わない部署にずっと
居ることになってしまいますから、ある程度は仕方のないことでしょう。

④同じ場所に置いておくことを防ぐため

同じ人材・同じメンバーをずっと同じ職場に配置しておくと、
次第に堕落してきます。
サボりがちになったり仕事の効率が悪くなったり…
どうしても同じメンバーでずっと一緒に居ると緊張感が無くなってくるので
それを防ぐためにも人事異動が行われます。

メンバーや環境を定期的に入れ替えることで、常に緊張感を持って…
ということのようですね。

確かに同じメンバーでずっと居ると”油断”が生まれてくる、というのは
分かるような気はします。

なので、どんなお店や職場もある程度の規模以上であると、
定期的に人事異動を行うところは数多く存在します。

特にお店系の店舗だと、頻繁に人事異動が行われていますね…。

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⑤不正を防ぐため

上の④と少し似た内容になりますが、同じ場所でずっと同じ
責任者が指揮をとっていると、不正の発生にもつながります。
その責任者のパターンを覚えた部下の社員が、不正を行ったり
責任者が、いつしか不正を行うようになったり、
またはその部署・店舗などで団結して、店舗ぐるみで不正を行ったり…
そういうことも考えられます。

長く同じ場所にずっと同じメンバーを揃えておくと
次第にこういう「不正をしてはいけない」という感覚が麻痺
してしまって、それが結果的に不正に繋がることもあります。

なので、不正や堕落を防ぐための意味でも
定期的にメンバーを入れ替えている、と、とある会社上層の
方から実際に聞きました。
確かにそういう不正を防ぐ効果はあるでしょうね。

⑥会社の戦略上の都合

もちろん、会社の戦略上の都合で人員調整をすることもあります。
退職者が出た場合の補充要因として、他の部署などから人員を
補充することもありますし、
会社として新規プロジェクトを立ち上げたりする際や、
お店などを運営している会社の場合、新しく店舗を作る際などにも
その人員確保のために、人事異動で人員確保することもあります。

このように、会社都合や、会社による企業戦略のために人事異動を
行う場合もあります。
これも別に法律に違反していることではないので、
このようなかたちで、異動を言い渡された場合も、雇われている側の
人間は基本的に断ることはできません。

⑦不祥事による異動

社員が不祥事を起こした場合などに異動が行われる場合も
あります。処分による異動ですね…
別の場所に飛ばされたり、降格処分されて、どこか違う部署に
異動になったり…

懲戒解雇されるほどではないものの、何かをやらかした場合
異動になる可能性は高いです。

実際に前の勤務先でもこういうケースを見たことがありますし、
知り合いの勤務先ではパワハラ問題があり、
それによって、異動になった社員さんなども居るようです。

まぁ、普通にやっていれば、”不祥事による異動”は経験
することはないと思いますが
「そういうこともあるんだ」と覚えておきましょう。

⑧理不尽な理由による異動

これだけは、原則的にしてはいけないことであり、
異動を言い渡された側も拒否することができます
(まぁ…原則として、なので、明るみに出ないまま
理不尽な理由による異動を行われる可能性はあります)

上司による嫌がらせ目的の異動や、正統な理由のない異動など…
残念ながら会社によっては、こういう理不尽なことが
まかり通っているのは事実です。

異動は断れない

会社による人事発令は基本的には断ることができません。
最後の⑧を除けば法律上もなんら問題はありません。

基本的に人事に関しては、会社が強い力を持っていますし、
別の記事で詳しく書きましたが、社員は原則的に断ることができず、
断れるのはよほどな事情(介護や病気など)がある場合や、
会社側による不当な異動である場合などのみです。

それら以外で異動を拒むと、懲戒解雇されてしまう可能性も
あるのが人事異動です。

懲戒解雇も不当なやり方でなければ問題ないそうなので、
人事異動の辞令が出てしまったら会社に残る場合は
基本的にそれを受け入れるしか道は残されていません。

厳しいような気もしますが、
そのぐらいしないと誰も人事異動を受け入れなくなってしまいますし、
ある程度は仕方がないのかもしれませんね…。

まとめ

人事異動が行われる理由としては上で書いた8項目、、という
形になるかと思います。
会社の運営上、どうしても人事異動は欠かせないもののようです。

ただ、会社に勤める方の多くは「人事異動なんてしたくない!」という方が
多いと思います。
私も正直、人事異動はしたくないです。

ですが、どんな人も会社に勤める以上は避けようがないことですし、
人事異動がある会社を選んでしまった場合は
それに従うしかありません。

誰もが「嫌だ!」といえるようになってしまっては、
人事異動が機能しなくなってしまいますから、
会社としても、法律としても、ある程度人事異動を断る人には
厳しい対応をとらざるを得ないのかもしれません。

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