自爆営業とは?実際にお店であった自爆営業を語ります!

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店員Kです!

自爆営業。
こんな言葉を聞いたことはありますか?

郵便局の年賀はがき自腹購入や、
コンビニのお節自腹購入などなど、
自分のお店の利益を上げるために、
あるときは、自分のノルマを達成するために
従業員が自ら自分のお店・勤務先の商品を購入することを言います。

まぁ、基本的には「嫌々」上からの圧力などによって
買わされることですね。
郵便局の方の年賀はがきも自分で好きで買っているわけではないでしょうし、
コンビニアルバイトさんなどがおせちなどの販売の際に
買わされたり、給料から差し引きされたりするのも
ある意味では自爆営業でしょう。

要は、上からの圧力によって自爆営業は発生しているのですね^^
厳しすぎるノルマ、未達成時の人を人とも思わないような雰囲気。
これらが自爆営業を生んでいるのだと私は思います。

で、今回の記事では実際にあった自爆営業をご紹介していきます。
恐ろしいことですね。。

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実際にあった自爆営業

私の旧勤務先もブラック企業でした。
そして、厳しいノルマが各店長に課せられたりして、
そのため、各店長はノルマにおびえながら時として自爆営業などを
することもあったのです。
自爆営業は何も、郵便局やコンビニエンスストアだけではなく
色々な部分で行われていることだと思います。
明るみに出ていないものもたくさんありますよ。

勿論、私の旧勤務先の自爆営業もその一つですね。
もちろん、郵便局やコンビニなどに比べると規模は
小さいかもしれませんが、自爆営業している店長は
大勢存在しました。

では、見て行きましょう。

①ウイルスセキュリティソフト…

私の旧勤務先はゲーム店だったのですが、何故か
親会社の意向で「ウイルスセキュリティソフト」を入荷・販売
していました。
パソコンやスマホをウイルスから守るアレです。

しかし、コレ、
ゲーム屋で買おうなんて思わないですよね?
案の定、どんなに告知しても、案内してもなかなか売れないのです。

本当に1ヶ月に1回、酷いと数ヶ月に1回、売れるかどうかの
レベル。

が、本部は容赦することなく、それに厳しいノルマを課します。

しかも未達成だと、激しい追及と叱咤、
時には罵倒されることなんかもあるぐらいです。

そこで、各店店長は自爆営業に走るわけです。
やはり、締め付けすぎなんですね…。
下手をすると上も、このぐらいきつく言えば、自爆営業するだろう!
という邪な計算をしているのかもしれませんし…。

私のアルバイト時代の店長は、この自爆営業を日常茶飯事的に
行っていました。

店長の机の中に
ウイルスセキュリティソフトのカードが10枚入っていたのを
見たときには申し訳ないですが、笑ってしまいました。
1枚5000円近くしたはずですから、5万円ぐらい自爆営業
したわけですね…

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②本体の長期保証

ゲーム機本体の長期保証サービスというものを私の旧勤務先では
実施していました。
これは、ゲーム機本体のメーカー保証期間は通常1年間なのですが、
それを3年に延ばすことのできるサービスです。
料金は3000円でした。

で、本部はPOS(売買の管理システム)によって、
ゲーム機本体の販売台数を把握していて、
この長期保証の装着率に関しても日夜監視しています。

しかしながら、当然、長期保証なんてどんなに説明したところで
必要のないお客様にとっては本当に必要ないものなのです。

なので、断られることもしばしば。

が、本部は「熱意をこめて説明すれば皆必ず加入してくれるはずだ」と
主張しており、装着率が低い店舗に関しては、
激しく叱責されます。

数ヶ月に1度あった本社会議では
親会社の上層部の人間から、人間を否定するような台詞を
浴びせられることも(汗)

そうすると各店長は萎縮するわけです。
で、保証を断られると、そのお客様が帰ったあとに
店長はこっそりと3000円を用意してレジへ。
自腹で「長期保証を1件獲得した」という実績を3000円で
購入するわけです。

流石にこれは見ていて悲しくなりました。
①のウイルスセキュリティソフトに関しては
使わないとはいえ、一応自分の手に「商品」が入ります

しかし、この②は、もはや自分に何の商品も手に入りません。
保証加入対象のゲーム機本体はお客様のものですからね…
長期保証も何もないのです。
本当に「実績」を買っているだけ。

こんなシステム、おかしいですよ・・・

③商品を売上のために購入

そして、私がアルバイト時代の店長の一人は、
閉店時間を迎えた際に、売上が目標に達していない日は
店内を徘徊し始め、
自分のプレイしないゲームを売上のためだけに購入していました。

なので、店長の自宅は「積ゲー(買ったけど遊んでないゲーム)」
だらけだったとのことです。
恐ろしいことですね。。

売れてないソフトとかを率先的に会社のために買う店長の
姿は本当に悲しかったですね…。

ちなみに私が店長になるまで、2人の店長の元で
働いていましたが、
①も②も③も全部そのうちの一人、同じ店長による事例です。

自爆営業する、しないは結構人によるところがありますからね…。

まぁ、もちろん自爆営業をしないと
ノルマの達成は到底無理ですから、怒られる運命にあるという
悲しい世の中です。。

④ポケットwifiの契約も…

そして、ゲーム屋でありながら、お店では
インターネット接続用の端末、ポケットwifiの契約受付も
やっていました。

これも当然、店長は加入していましたね。

これにも厳しいノルマがあり、
「お前本当にやる気があるのか?」みたいなノリで
叱責されますから、本社の怒りを回避するには
仕方のないことなのですが…。

ちなみに、やはりお店にwifiを契約しに来る人なんて
ほとんど居ません。
ゲーム屋でインターネット端末に契約するか!
なんて考える人は、やはり希少種ですからね…。

その店長は、一応契約したwifi端末をお店で
使っていましたが、お店には別途wifi端末があったので、
必要だから契約したのではなく、ノルマ達成のために
契約していたのだと思います。

私の場合は…

私は店長になった後も、自爆営業は一切しませんでした。
ノルマの達成はやはり厳しくなるのですが、
できる限り近づけるようにしたこと、
そして他の得意分野である程度の成績を上げていたので
それほど強く叱責されることはありませんでした。

私の場合、それほど収入も多くなかったので
そもそも自爆営業できるような余裕もありませんでしたし、
綺麗ごとじゃ通らない世の中なのはよく分かってますが、
私はそういうのが嫌いなので、絶対に自爆営業はしない!
と決心していました。

自爆営業の原因

自爆営業の元凶ははっきりしています。
やはり、本部や上層部が現場の人間たちに「課す」
厳しいノルマですね。
私の旧勤務先もそうでしたが、とても実現不可能な数字を
叩きつけてくることも多いのです。

他の職場の具体的な数字は知りませんが
やはり年賀状やコンビニのおせち料理などに関しても
同じようなことがいえるのではないでしょうか。

本部が厳しいノルマを用意し、それを達成できないと
罵倒、私の旧勤務先ではありませんでしたが、
給料や待遇にまで影響してしまう職場などもあるようです。

そうすると、もうたまらないですからね…。

なので、自爆営業を無くすにはこうした”厳しい”ノルマを
どうにかすることですね…

ノルマ自体は否定しませんけど…
酷いペナルティとかは…ねぇ…?

まとめ

自爆営業の元凶は上層部です。
どうにもならないぐらいに圧力や暴力的な発言で、
現場の人間を責め立てます。
上もある程度「自爆営業」してくれることを
願っているような気さえしました。

上からすれば、店長が買ってようが、お客さんが
買っていようが関係のないことですからね…。

…できれば自爆営業など全く意味がありませんから
(会社にお金を搾取されるだけ)
しないほうが良いのです。

ただ、気持ちは分るだけに複雑な問題ですけどね…

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