新型コロナウイルスによる
パンデミックの発生によって、
色々と人間の弱い部分や
イヤな部分が見えてしまっているのも
ザンネンながら事実です。
普段は、普通に装っていても、
有事の際に本性が
出てしまうものですよね…。
デマ情報に踊らされてしまって
トイレットペーパーやティッシュを買い占めしたり、
転売屋が私利私欲に走った挙句、
転売禁止になったり、
感染者が見つかれば、すぐに個人情報の深い部分まで
晒そうとしたり。
恐ろしい部分がたくさん表に出てしまっていました。
人間は、そんなに強い生き物ではありません。
有事の際には、いろいろな汚い部分が見えてしまったり、
嫌な部分も見えてしまったり…
ザンネンながらそういう生き物なのです。
では、新型コロナ騒動で、見えてしまった
人間の嫌な部分、
そして”自分がそうなってしまわないために”
大事なことは何かを、それぞれ解説していきたいと思います。
パニックが騒動を大きくした
新型コロナに限らず、
自然災害でも新型ウイルスでも、
人間にとって脅威となるものを
恐れることは大事なことです。
「大丈夫大丈夫ー！」なんて言っていて
命を落としでもしてしまっては、
それこそ本末転倒ですからね。
ですが、過剰に反応したり、
必要以上にパニックを起こしたり。
そういった行動が、余計に騒ぎを大きくし、
余計にいろいろな部分への
被害を大きくしているのもまた、事実でしょう。
人間は、フィクションの世界のように
綺麗なものではありません。
必要以上の買い占めをする人たち
不安やパニック、あるいはデマ情報などに
騙された人たちが
必要以上に商品を買い占めすることにより、
”必要以上の品切れ”が発生しました。
例えば、マスクなど、原産国の工場が
止まってしまっていて本当に生産が
遅れてしまっていたものは、仕方がないですが、
そうではない「トイレットペーパー」
「ティッシュ」「キッチンタオル」「米」
「カップラーメン」「納豆」などなど、
本来、普通に買っていれば品薄にならないはずだった
ものまで、品薄になってしまっていました。
これは、冷静さを失い、
必要以上に買いだめをした人たちのせいで、
発生した品薄です。
色々事情はあるとは思いますが、
”少し多く買う程度”であれば
あのような品切れは起きません。
異常な量を購入したり、
毎日のように購入したり、
買い占めしたり、そういったおかしな買い方を
する人間が、余計な品薄を引き起こしたのです。
譲り合いも忘れて、自分さえ良ければいい、
という感じで買いまくり、
さらには店員にまで八つ当たりしたり、
どうしようもない光景が多く見られました。
少し冷静になる。
と、いうことはとても大事なことです。
どうしても心配性な人は
普段からある程度余裕をもって確保しておく
（そうすれば品薄になりそうでも爆買い
しなくて済むはずです）
ことも対処法の一つです。
異常な感染者探し
これも、人間の弱い部分…って感じの出来事ですね。
感染者が出ると、狂ったように騒ぎ出す人も
多く見受けられました。
もちろん、感染者の中には
問題のある行動を取ったり、
「もう少し考えて行動できなかったのかな？」と
思うような行動をとっている人も
多く存在してたのは事実です。
が、そうでないような
やむを得ない事情がありそうな人や
何も悪いことをしていない人まで
叩きだすような人や
なんでもかんでも情報を公開しろ！と騒ぐ人、
まるで相手が人間ではないかのような
どうしようもない暴言を吐く人…
悲惨な光景が広がっていましたし、
今も広がっています。
”自分がもしも逆の立場だったらどうなのか”
ということも想像できない人が
多すぎる気がしますし、
その人の個人情報を知ったり
誹謗中傷をしたりして、自分にプラスになることは
ありますか？という話です。
冷静に考えればないはずです。
年齢・性別なんて知ったって意味ないですし、
その人の行動歴を知ったところで、
現実的にできることは、ほぼありません。
気にしすぎるだけ、むしろ、精神的な
負担にもなり、逆効果でしょうし、
感染者に目くじらを立てるような光景を見ていると、
人間の弱さを感じます。
あまりに騒ぐ人が多いので
「ネットとかでこうなる」と思った人が
調子悪くても言い出せなくなったり、
情報公開を怖くて拒んだり、
確実にそういう人もいるはずです。
”正しく行動してれば叩かれない”という人もいますが
人間、そんなに綺麗じゃないですよ。
どの例でも、誰かしらは、その人を叩いてましたからね。
”なんで情報公開しないんだ”と叫ぶ人もいましたが
そうやって、強い口調で責める人がいるからでしょ？としか
言いようがありません。
確実に、コロナそのものより、周囲の反応におびえて
黙ってる人もいるでしょうし、
↑のような異常なまでの反応をする一部の人のせいで、
黙っている人が増えて、結果的に余計な感染にも
繋がっている可能性は十分にあります
少し冷静になりましょう。
デマ情報を流す人・デマに騙される人
デマ情報を流す人も多く見受けられました。
面白がって人をだます人、
何も考えずに人をだます人、
デマ情報だと知らずに拡散する人。
正しいと思い込んでしまっている人。
色々な人が、いろいろなデマを流していました。
まぁ、たくさん人間がいれば、
そういう人も当然出てくるでしょう。
そして、デマ情報にすぐ騙される人も
ザンネンなことに多く、
トイレットペーパー品薄！なんて見れば
狂ったように買い占める人が出て来たり、
〇〇が効果がある！と見たら
すぐにそれを買ったり
「もう少しちゃんと考えましょうよ」レベルに
騙されている人も多く見受けられました。
デマ情報を発信することはしてはいけませんし
（例えば、トイレットペーパーの情報は
会社が謝罪文を出し、処分すると発表するまでの
騒動になりました）
何でもかんでも情報を鵜呑みにしてしまっても
いけません。
なんでも批判する人
批判しかしない人。
何をすれば満足なのか。
と思ってしまうような人もいますね。
一般人にも政治関係者にも報道関係者にも
そういう人がいます。
批判しかできない。
例えば、身近な例でいえば、
自粛関係でしょうか。
自粛しなければ批判、自粛しても批判。
同じ人が批判してるわけではないと思いますが
何でもかんでも批判。
ちょっと冷静になるべきですし、
何でも言いたい放題はやめるべきです。
金儲けに走る人
転売屋、が大きな問題ですね。
もちろん”他人に迷惑をかけない”金儲けで
あれば会社にも個人にもお金が
必要なのは事実ですから
構わないと思いますが
転売屋のような、深刻な影響を与える
金儲けに走る人も多く見られました。
開き直るような人もおり、
人間は汚いものだ、というのが
露骨に出てしまっていましたね。
また、メディアも視聴率や注目を集めたいのか
煽りまくりですし
自称専門家が煽ったりするようなこともあり
人間の汚い部分が露骨に出ている一面でした。
大人の薄汚い世界
責任のなすりつけ合い、
無用なパフォーマンス、
的外れな批判…
大人の汚い世界も、たくさん見えていたと思います。
ニュースを見るのが嫌になった人もいるでしょうし、
どうせお偉いさんは嘘をついている、という
考えに変わった人もいるでしょう。
が、元々大人の世界なんて
そんなものです。
コロナ騒動を見ていると
私がかつて所属していたブラック企業の
上層部のごたごたなどを思い出します。
人間は、そういうものですから
ある程度の諦めと、
それを理解した上で、うまく利用できるものは利用する、
ぐらいのドライな考えでいたほうがいいかもしれません。
まとめ
人間は、そんなに強い生き物じゃありません。
コロナ騒動ではパニックを起こす人、
差別に走る人、薄汚い責任のなすりつけ合い、
デマ情報…などなど、
人間ってこんなものなのか、というような
事例もたくさんあったと思います。
あんまり人間に幻想を抱き過ぎず、
また、↑のような人と一緒にならないよう、
冷静に過ごしていくことも大事です。
もちろん、注意するべきところは注意して、
というのは前提ですが、
↑のような行動に走るのはＮＧですし、
自分のためにもなりません。
