プロ野球のオープン戦とは?普通の試合との違いや特徴を解説!

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プロ野球には「オープン戦」というものが存在しています。

中には
”オープン戦ってなに?普通の試合と何か違うの?”
という人もいるかと思います。

こちらでは、そんなプロ野球の
”オープン戦”について
解説していきたいと思います。

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オープン戦とは何?

オープン戦の正式名称は
「春季非公式試合」と呼ばれており、
1シーズンに行われる公式試合とは
別の試合になります。

と、言っても、偽物の試合、とかそういうことではなく
しっかりとNPB(日本野球機構)による試合です。

現在では、シーズン開幕直前に行われるように
なっていて、シーズン開幕前の選手たちの調整の意味合いが
強い試合になっています。
このオープン戦で開幕戦のスタメンや
先発ローテーションが決まったりと、
「開幕後にどう戦っていくか」を各チームが見極める
意味合いも持っています。

長々と書きましたが簡単に言えば
”シーズン開幕前のエキシビションマッチ”のようなものですね。

いつ行われるの?

オープン戦は、現在では
開幕戦の前、2月下旬~3月下旬の期間内で
行われる形になっています。
日程に関しては毎年異なるので、
NPB発表の情報を確認してください、ということに
なりますが時期としては↑の時期に行われる、
というものになりますね。

なお、昔は秋にもオープン戦が行われるような
ケースもあったようですが
現在では、そういったものは無くなっており、
春の開幕直前に行われるものとなっています。

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勝敗は関係あるの?

オープン戦での勝敗は、開幕後のシーズン自体には
何も影響はありません。
仮にオープン戦で全敗したとしても、
開幕後は0勝0敗からのスタートで、
ペナルティはありませんし、逆に全勝しても
何かメリットがあるわけではありません。

強いて言えば選手のモチベーションなどに繋がる、
ということですね。

オープン戦は公式戦とは別に勝敗が記録され、
発表はされますが
公式戦自体の勝敗には何も影響せず、
公式戦でハンデがついたりだとか、
そういったことも、ありません。

観客は入れるの?

オープン戦も観客を入れて基本的には
試合を行っています。

ただし、入場料や、座席の解放箇所など
公式戦とは異なる場合もあるので、
見に行く場合は、必ず球場ごとに
情報を確認してから見に行くようにして下さい。

なお、2020年に関しては
感染症拡大防止策として
無観客での試合が一部、行われていました。

選手たちの成績に影響はあるの?

公式の記録は
シーズン最中の試合の記録になりますので、
オープン戦でどんなに好成績を残しても
それが、記録として扱われることは
ありません。
仮にオープン戦でピッチャーが大失点しても、
シーズンが始まれば防御率0 失点0からの
スタートにはなります。

ただ、オープン戦はオープン戦の成績として
記録には残りますし、
開幕前に大失態を繰り返せば、
当然開幕後、スタメンから落ちたり2軍からスタートになったり、
ということはありますので、
間接的には大きな関係がある、とも言えます。

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延長戦などの扱いが違う

延長戦の扱いもオープン戦では異なっており
レギュラーシーズンにおいては、9回終了時点で
引き分けだった場合は、通常12回まで延長戦が
行われますが
オープン戦では、引き分けの場合であっても
そのまま試合終了となり、
延長戦が行われることはありません。

そのため、0-0のまま9回が終わっても
そのまま引き分けで試合終了になる、
ということですね。

育成選手の出場も可能

通常、公式戦では1軍の試合には
支配下登録されていない選手(育成選手)は
出場することが出来ず、
2軍か3軍の試合のみの出場になりますが
オープン戦の場合では、
試合に出場することができます。

そのため、オープン戦で、
支配下登録するかどうかの”見極め”が
行われるようなケースも
存在する、というのが事実になります。

DH制度の導入の自由

通常はパ・リーグで導入されている「DH制」ですが、
オープン戦に関しては
それぞれのチームごとに、DH制を導入するかどうか
自由に決めることが可能です。

そのため、通常、DH制が導入されていない
セ・リーグであってもDH制での試合が
オープン戦の間だけは可能、ということになります。

オープン戦の期間前半と後半で
対応を変えることなども出来るので、
このあたりはシーズン開幕後よりも
柔軟性が効く、ということですね。

試合の流れは違うの?

試合の流れは通常と同じです。
上で上げたような部分以外は、
公式戦と同じように行われていきます。

が、シーズン自体の勝敗には影響しない観点や
「見極め」の意味合いも持っていることから
「主力選手を早く下げる」ことや
「いつもは使わない選手を試合に出してみる」などなど、
そういった、起用の面では
通常の試合とは異なるような場面も
多く出てくるので、
そういう部分を見る、というのは
オープン戦の一つの楽しみになるのではないかと思います。

まとめ

野球のオープン戦について
解説しました。

シーズン開幕前の調整の意味合いを持つ
試合、だと思っておけば良いと思います。

調整とは言え
ほぼ普通通りに試合を行うわけですので、
最近では観客数も増えつつあるようですね。

また、新しい選手のお披露目だとか、
「普段はあまり1軍の試合に出てこない選手の活躍」だとか
そういう、”通常の試合”とは異なる楽しみもあるのが
オープン戦のひとつの魅力になっています。

特に、これから活躍しそうな選手や
オープン戦で頭角を現すような選手は
注目を集めやすいのも、事実です。

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