プロ野球の延長戦は何回まで行われるの?時間制限は?

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プロ野球と言えば「延長」が
頭に浮かぶ人もいると思います。

野球が好きな人はもちろん、
そうでない人の中にも
延長戦が何回までか気になる人は
多いのではないでしょうか。

地上波などで中継されていると
延長戦などで、後ろの番組も遅れたり、
潰れたりすることもありますからね…

では、日本のプロ野球における延長戦は
「何回」までなのか、
これを詳しくお話していきます。

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延長戦は「何回」まで行われるの?

日本のプロ野球における延長戦は
現在の通常ルールで「12回」までとなっています。

普通の試合が「9回」までですから、
最大で「3回」プラスして、合計12回まで、
ということになりますね。

ただし、これは通常時のお話であり、
何らかの事情によって、「この年は10回まで」などの
特別なルールが適応されることもあります。

9回までで決着がつかなかった場合、
10回に突入し、延長戦、
10回で決着がつかなかった場合は、さらに「11回」に突入し…
という形になります。

1なお、10回で決着がついた場合、
延長戦は「10回」で終わりで、
延長戦に突入したら、必ず「12回」までやる、
ということではありません。
10、11のうちで決着がつけば、
そこで、その試合は終了となります。

時間制限はあるの?

時間制限に関しては基本的にはありません。

野球は、ゲームの性質上、試合時間が
サッカーなどとは異なり、大幅に変わることが
ありますが、仮に長くなってしまった場合でも、
最大で12回まで延長されることになります。

なお、その年の事情によって特例として時間制限が
設けられるケースもありますが、
それは、あくまでも特殊な事例であり
基本的には時間制限はありません。
(近年では2011年と2012年に東日本大震災の影響によって
時間制限が設けられたことがありました)

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12回まで試合をして決着がつかない場合は?

延長戦の最大回数「12回」まで試合をしても
同点の状況が続くこともあります。
この場合はどうするのか。

これに関して言えば、12回の表と裏の攻撃が
それぞれ終わった時点でも”引き分け”の場合は
そこで試合終了となり
”引き分け”という形になります。
「13回」に進んだりすることはありません。

どんな結果になろうとも、最大で12回で
試合は終了となります。

引き分けになった試合は、再試合などが
行われるわけではなく、
そのまま”引き分け”としてチーム成績に
加算されていくことになります。

オープン戦の延長戦はどうなるの?

プロ野球開幕前に行われるオープン戦は
どうなのか。

オープン戦に関しては
開幕後の試合とは異なり
「延長戦」が行われることは
原則としてありません。

そのため、試合の長さはどのような
結果になったとしても、最大で「9回」となり、
仮に9回が終わった時点で、両チームの得点が
並んでいたとしても「10回」に突入することはありません。

クライマックスシリーズの延長戦は?

シーズン終盤に行われる
クライマックスシリーズについては
原則として、通常の試合と同じ
「最大12回まで」の延長となっています。

ルールに関しては通常の試合と同じですね。
12回まで行った時点で引き分けの状態が
続いている場合に関しては「引き分け」となり、
再試合が行われることはありません。
時間制限も、通常時の試合と同じように、特に
存在していない形になります。

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日本シリーズの延長戦は?

日本シリーズの延長戦は少し特殊で、
日本シリーズ内の第7戦までは
通常通り「最大12回まで」となっており、
普通の試合と変わりません。
9回終了時点で引き分けだった場合は、10回に突入し、
12回の時点で決着がついていなければ
そのまま引き分けになる、という形式です。

が、第8戦以降に関しては
「無制限」となっており、13回でも、14回でも、15回でも
ルール上は進んでいくことになります。
時間制限に関しても、特に設定はされていません。

実際のところ、日本シリーズの試合が
第8戦まで進むことは、そこまで多いことではありませんし、
(先に4勝すれば勝利となり、そこで終了)
第8戦以降でも、9回までで決着がついていれば
それで終了なのですが、
ルール上は、無制限に回数を重ねていくことが出来る、
ということになっています。

特例で延長の回数が変更になるケースも

社会的な出来事などを要因とし、
延長の回数が変更になる場合もあります。

最近では新型コロナウイルスの感染拡大により、
2020年には、延長の回数を「12回」⇒「10回」とし、
試合が行われました。
通常のシーズンよりも2回ほど、延長の回数を減らし
最大10回で行った、ということになります。

続く2021年でも影響が残っており、
こちらは「9回まで」(延長戦は行わない)という
方針でのシーズン開幕となりました。

このように、通常のルールとは異なり
”特殊なルール”で延長戦が行われるシーズンも
稀に、存在しています。

まとめ

プロ野球の試合における延長戦は
「12回」まで、が基本になっています。
が、一部、天変地異などを原因として、
その年のみルールが変わることも
稀にありますので、その部分は
毎シーズン開始前にチェックしておきましょう。

あとは、オープン戦に延長戦がないのと、
日本シリーズの第8戦以降が「15回まで」に
なる以外は、基本的には12回までの
試合になります。

野球を見る人にとっては大事なコトなのはもちろん、
野球中継の延長で録画が!!なんてこともあるでしょうから
「12回まで延長」ということは軽く頭に入れておくと
良いかもしれませんね!

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