降水確率0%なのに雨が降るのは何故?その理由を詳しく解説!

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天気予報の「降水確率」を参考にしている人も
多いと思います。

この降水確率は10%単位で表示され、
0%から100%までの数字が毎日、
地域ごと・時間ごとに表示されています。

基本的に晴れている日でも
10%だったり、20%だったりすることは多いですが、
まれに「0%」になっていることもあります。

「降水確率0%」と表示されていると、
ついつい「雨は絶対に降らないんだ!」と
思ってしまう人もいると思いますし、
実際に雨が降ってしまうと
「天気予報の嘘つき!」と思ってしまう人もいるとは思います。

ですが、実際のところ
降水確率0%、というのは
”絶対に雨が降りませんよ”ということではないのです。

その点を、しっかりと理解しておきましょう!

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「降水確率0」は「絶対に降らない」ではない

降水確率0%という数字は
”絶対に雨が降りませんよ”という数字では、
残念ながらありません。

確かに「0%」という言葉をそっくりそのまま解釈すれば
「雨が降らない確率は100%」であり、
「雨は絶対に降らない」と思ってしまうのも無理はありません。

しかし、天気予報の降水確率には独特の基準があり、
”0%”=絶対に降らないことを示すものではありません。

それはなぜか。
その理由は、以下の通りになります。

降水確率「5%」未満のことを示している

降水確率の%は、ご存じの通り、
0、10、20、30…というように、
キリの良い数字になっています。

23パーセント!だとか、そういう中途半端な数字が
出てくることはありません。

これは、一桁の部分は四捨五入しているためであり、
降水確率0%とは、厳密に言えば
「0~4%」の範囲内であることを意味します。

そのため、仮にその日の降水確率が4%だったとしても、
天気予報などでは、「0%」と表示されることになるわけです。

0であれば絶対に降らない!ということになりますが、
1パーセントや4パーセントであれば、
可能性は低いとは言え、降る可能性は「0」ではない!、
と、いうことになりますよね。

降水確率0は、0であって、0でない…
ということを覚えておきましょう。

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1mm以上の雨が対象

もう一つ、降水確率が0%なのに、雨が降ってしまう可能性が
ある原因としては
「1mm以上の雨が対象である」という点が挙げられます。

天気予報における「雨」は
”一定の時間内に降水量にして1mm以上の雨(雪)が降る確率”を
示したものになっています。

そのため、1mm以下程度の、本当にちょっと降る程度の雨が
降る予想であっても、
それは天気予報上では「降水」としてみなされないような
状態になっている、ということですね。

一定時間内に0.5mm程度のわずかな雨が降る予想が
仮に出ていたとしても、
それ以外に全く雨が降らない予報なのであれば、
降水確率は「0%」ということになります。

天気予報はあくまでも「予報」

そして最も大事なことが
「天気予報はあくまでも”予報”である」ということを
理解しておく、ということですね。

近年では、精度もかなり上がっていますが、
それでも、天気予報は予知能力でもなければ
魔法でもありませんから、
「データに基づいた予想」であることには
変わりありません。

そのため、当然のことながら
”予報が外れる”こともあります。

これまで挙げてきた2つの理由に関しては
”仕組み上のからくり”でしたが、
当然、天気予報は外れることがあるので、
「降水確率0%」と、正真正銘の「0」が
予想されていたとしても、
雨が降る可能性はあるのです。

地球の天候は、人間がコントロールしているわけでも、
人間が作ったプログラミングで動いているわけでも
ありませんから、
100%天気予報が的中する、ということは
ありえないことなのです。

大抵の場合は降らないのも事実。ただし絶対ではない

色々書いてきましたが
総合すれば”たいていの場合は降らない”というのは事実です。

実際に、降水確率が0%になっているような日は
ほとんど雨に巻き込まれることはありません。
(降水確率10%でも、ほとんどの場合、雨は降らないような
印象を受けます)

しかしながら、それは”絶対”ではありません。
上でも書いた通り、
「降水確率4パーセント以下」を示すのが
降水確率0%ですがから、そもそも0ではない場合もありますし、
ごくわずかの量の雨しか予想されていない場合は
降水確率に含まれる条件を満たしません。

その上、人間の「予想」にすぎないのもまた事実ですから、
絶対に100%当たる、ということではありませんので、
降水確率0%であれば、ほとんどの場合、雨が降らないのは
事実であっても、”絶対に雨が降らない”ということではない、
ということは覚えておきましょう。

加えて、天気予報は当日にも変わることはありますので、
最新の情報には随時注意し、
遠出などをする場合は、念のため折り畳み傘などを忍ばせておくと、
より安心できるのではないでしょうか。

まとめ

降水確率0%は、
「雨は絶対に降りませんよ」という意味では
ありませんので、この点は
注意をするようにしてください。

また、逆に「降水確率100%」も、
同じことが言えるので、
「絶対に雨が降りますよ」ということでは
ありません。

100%は、95%以上を示すものですから、
わずかながら「降らない可能性」も0では
ない、ということですね。

天気予報が外れたように感じても、
その都度腹を立てていると疲れてしまうと
思いますから、気持ちに余裕をもって、
活用していきましょう!

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