バイトにとってはお客さんが来ない方が良いという現実!

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全てのアルバイトスタッフさんがそうではありませんが、
アルバイトスタッフさんの中には
「お客さんが来ない方がいい」と思っている人も
存在します。

それは何故か?
お店の店員なのに、売上をもたらしてくれるお客様を
歓迎しないとはどういうことか?
と思う人もいると思います。

ですが、それにはちゃんとした理由があるのです。

良いか、悪いかはおいておいて、
”誰も来るな!”と思っているアルバイトスタッフさんの
心境をつづっていきたいと思います。

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誰も来ない方が嬉しい

アルバイトスタッフさんの中にはそういう考えの人は
そこそこの数、存在します。

例えば、お店の店長だとか、社員であれば、
そう言っているわけにはいきませんし、
自営業であっても、そう言っているわけにはいきません。
売上が無ければ、雇われ店長や社員の場合、
上層部から激しい叱責(想像を絶する罵倒もあります)を
受けますし、自営業の場合は、そもそもお店が売れなければ
そのまま倒産してしまうことになりますから、
一人でも多くのお客様が来てほしい!と思うものです
(クレーマーだとか、マイナスにしかならない存在は例外として)

ですが、アルバイトスタッフさんはそうではありません。
中には、お客さんは誰も来るな!と思っている人も居ますし、
大量のお客さんが来ると、舌打ちしてしまうような
アルバイトスタッフさんがいるのもまた事実なのです。

では、どうしてそのようなことになってしまうのかを
お話していきましょう。

売上は関係ない

まず、アルバイトさんにとってすれば、
売上は正直、あまり関係はないのです。

まぁ、お店が閉店してしまう、だとか、
店長の助けになりたい、だとかそういう面は
あるかもしれませんが、
根本的に考えると”それほど関係ない”というのは事実です。

例えば、店長や社員であれば
自分のお店が閉店してしまえば、異動になったり
最悪の場合は退職することになったりするかもしれませんし、
上からの評価にも関わります。
自営業者の場合は言うまでもありません。

が、アルバイトスタッフさんの場合は
いくら売上がUPしても基本的に評価されることはなく、
時給に関しても変わることはありません。
せいぜい、店長からの評価が上がるぐらいでしょう。

また、売上が悪くても、上からの叱責の対象に
なるのは店長や社員であり、
アルバイトさんにまで激怒するような本部社員は
あまりいないはずです。

仮に閉店になってしまえば、アルバイトスタッフさんも
受ける影響はありますが、
それでも、バイトなので、すぐに別のバイトを見つけることも
人によっては可能であり、
冷たい言い方をすれば、売上がどうあっても
得るものもあまりなければ、失うものもあまりないのです。

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どちらにしても同じこと…

アルバイトからすれば、”どちらにしても同じこと”なのです。
商品が売れても、売れなくても、
自分の時給が変わることはないでしょう。
当然、ボーナスも出ません。

大忙しで大混雑の中、1時間を過ごしても時給は900円とか1000円とか
地域によってはもっと低いこともあるでしょう。
逆に、ヒマで1時間、ぼーっとしていても、時給は同じです。
と、なれば、どうか。
人間ですから「お客さんに来ないでほしい」と思ってしまうのも
仕方のないことでしょう。

それが仕事だろう!と言いたくなる人もいると思いますが、
大変でも、空いていても、それが仕事になるのであれば
多くの人は楽な方でいたい、と思うのではないでしょうか。

店長さんだとか、そういう人にとっては売上は大事です。
売上自体が自分の収入にはならなくても上からの評価に
繋がり、結果的に”リターン”があります。
しかしながら、アルバイトさんにはこの、”リターン”がない。
そういった意味ではモチベーションの低下につながってしまうのは
仕方のないことだと思います。

どんなに忙しく接客して、売上が上がっても
アルバイトさん本人に対しては何のリターンもない。
これが事実な上に、
忙しいのはもちろん、一緒にいる店長が不機嫌に
なったりすることもあり、
アルバイト側から考えてみると、良い事など
ほとんどないのです。

そのため「お客さんが来ないのが一番!」という
考えに繋がるわけです。

それが良いか悪いかは、人それぞれだと思います。
私は店長経験もありますが、会社側の待遇が
アルバイト待遇である以上、それは仕方のないことだと思います。

ただ、多くのアルバイトスタッフさんは内心ではそう思っても
表に出すことはなく、普通に仕事をしてくれているので、
それで十分であるかと思います。

何のリターンもないのに、売上が増えることを喜べ!なんて
言ったって、私がアルバイトの立場なら喜べませんし、
やっぱり、大混雑しているよりも、ある程度は
余裕があった方が…と私も思うと思います。

店長とバイトの違い

店長は自分の立場や保身、色々なものがかかっていますから、
中には違う人もいますが、お客様には感謝している人が多いでしょう。
しかし、アルバイトスタッフの場合は、全員がそうではありませんが、
お客様に対して抱く感謝は”仕事としての感謝”です。

ありがとうございました~という決まりになっているから
ありがとうございました~と言う。
そういう感じですね。
そこが店長とアルバイトの違いです。

が、これは、アルバイトがダメだとか、そういう意味ではありません。
店長は、それ相応の立場にいるわけですし、
その分待遇(劣悪な場合も多いですが、それでも、出世の可能性などがあります)
も良いわけですから、ある程度、考え方がアルバイトさんと違うのは
当然と言えば当然でしょう。

店長にとっては”自分のためになる”
アルバイトにとっては”あくまでも仕事”
その意識の違いがで、考え方も変わるものです。

もちろん店長にとっても仕事なのは変わりないですが
店長からしてみれば「リターン」がありますからね…。
アルバイトからするとその「リターン」がなく、売れても売れなくても
自分が得るものは同じですから、
どこかで、お客さんが来れば来るほど面倒くさい、と考えてしまうのは
仕方のないことだと思います。

その考えに疑問を抱く人もいるかと思いますが、アルバイトとして
接客をやってみれば、どこかで「そういうこともあるかもな」と理解は
できるかと思います。

態度に出す店員も居る

上でも書いた通り、多くのアルバイトスタッフさんは「イヤだなぁ」と
思ったとしても、態度に出すことはしません。
しかしながら、ごく一部のアルバイトさんは、
お客さん来るなオーラが露骨に出てしまっている人も居ます。

どんな風に思っていても、それは個人の自由ではありますが、
態度として表に出てしまうのは問題ですね。

ただ、露骨に態度に出す店員もいるので、
そういう店員にあたってしまった場合は、
嫌な思いをされると思います。
働く側も内心で「お客さんくるな!」と思うぐらいは自由だと思いますし
アルバイトの待遇では、そう思ってしまうのも当然のことですから、
私は構わないとは思いますが
それを表に出してしまう、という点は、問題かと思います。

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客側からすれば…

お店を利用する側からしてみれば
そんな風に思われている店には…と、
思ってしまうと思いますが
大抵の店員は、少なからず
そう思う場面はあると思います。
…人間ですからね

ただ、それを表に出してしまう
表に出さないか、その違いに
なるかと思います。

態度に出ていなければ
内心にまで口出しすることは出来ませんし、
それはそれで良いと思います。

人間なんて、そんなものですからね。

まとめ

お客さんが来ない方が楽!
アルバイトスタッフさんの中にそう思う人がいるのは事実です。
大事なのはそれを態度に出してしまっているか、
ちゃんと隠せているか、だと思います。

心からお客さんに感謝するサービス精神あふれる
アルバイトなんて、この世にはあまりいないと思います。
自分が店員の立場だったら?を考えてみれば想像できるかとは思います。

最初はそう思っていても、悪質なお客さんに接しているうちに
だんだん考え方というものは変わって来るものです。

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