外出自粛要請中でも外出している人がいる理由は?決めつけ批判はダメ!

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「外出自粛要請が出ているのに、
 なんで外出しているの?」と
他人に対して腹を立てているような人もいると思います。

ネット上でも
「こんなに外出して」などと言っている人も
よく見かけます。

が、外出自粛要請でも外出するのには、
それぞれ「色々な」理由があります。

自分の物差しで物事を勝手に判断し、
外出している本人の事情も知らないのに、
口出ししたり、批判したりするような行為は絶対にNGです。

外出自粛要請中なのに、外出している人がいる!と
腹を立てている人は冷静になって、
物事を判断する必要があります。

自分が自粛をするのは自由です。
ですが、”相手の事情も知らずに批判する”のは、
ただの迷惑行為です。

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相手のことを理解せず「決めつけ」はダメ

外出自粛してない!と他人を批判したことがある人は
よく考えてみてください。

あなたは”相手がなぜ外出しているのか”ちゃんと
理由を完全に把握したうえで文句を言っているのですか?
勝手な想像で、批判していませんか?

全てを理解した上で、なら仕方がない部分もあるとは思います。
ですが、勝手に「遊びだろ」と決めつけて批判しているのであれば
それは、してはいけないことです。

これまでそういうことをしてきてしまっている…という人を
別に責める意図はありません。
ただ、今後、他人の外出を自分の物差しで勝手に考えて
批判してはいけない、ということに気づき、
改善していっていただければ、と思います。

では、色々なポイントを見ていきましょう。

仕事での外出

外出自粛要請が出ているのに、こんなに外出して…
という人もいますが、
「仕事」をするのであれば、外出はやむを得ません。

まず、よく勘違いしている人がいますが
「テレワーク」が出来る職種は限られています。
テレワークが出来ないのであれば、出勤するしかありません。
自分がテレワークできる業種だからといって、
全ての人が出来る、と思い込んではいけません。
また、テレワークできる業種に見えても、
例えば企業にお金が無ければ、テレワーク導入は難しいです。
例えば、セキュリティ面などがいい加減なままテレワークを導入すれば
それはそれで企業としては非常に大きな問題ですよね。

資金的に困難な企業もある、というのが現実ですし、
また、社員も全員が全員、テレワークできる環境が
整っている、なんてこともあり得ないので、
そういったことも、考えなくてはいけません。

”テレワークできる業種なのにテレワークしてない!”と
批判するのは簡単ですが、
現実はそう甘くなく、できないところはできない、のです。
自分がテレワークできているからと言って
みんながみんなそうではない、ということです。

また「夜の外出」を批判する人もいますが
「夜に仕事をしている人」も当然たくさんいます。
自分が昼間の仕事だからと
夜=遊び、みたいに決めつけている人も
見かけますが
それは、絶対に間違いです。

夜も仕事の人はたくさんいます。
そういう人は当然、夜に外出するしかありません。

そしてもう一つ。
「背格好で遊び」と決めつける人
「土曜日・日曜日・祝日の外出は遊び」と決めつける人。
これも、もう少し視野を広く持ちましょう。

働いている人全員がスーツとは限りません。
ラフな私服で働くような職場もあります
仮に”遊び人”のように見えたとしても
その人は仕事で外に出ているかもしれません。
”いやいや、違うだろ!遊びだろ!”と
思う人もいるかもしれませんが、
その相手本人から「遊びです」と聞いたのでなければ
それは「憶測」に過ぎません。
仕事かもしれない外出者を憶測で批判するのは間違いです。

そして、土曜日・日曜日・祝日。
自分は休みであっても、世間には土日祝日仕事の
人などたくさんいます。
私も、休日は関係なく仕事しています。
休日の外出者=遊び=不要不急、などというのは
これも、完全に間違っている考えなので
改めてください。
世間には、土曜日でも日曜日でも祝日でも
お盆でも年末年始でも仕事の人はたくさんいるのです。

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学校への登下校

学校への登下校も当然、外出することになります。
これは、見た目から分かると思うので
あまり批判する人は見かけませんが、
不要不急の外出などでは決してありませんので、
批判しないように、注意するべきです。

自主的に欠席させているご家庭もいますが
将来の面を考えると、なかなかそれは難しいのも現実です。
自主的に欠席している最中でも、子供は年齢を重ねていきますし
保護者が教えるのには、限界があります

不要不急ではない私用はたくさんある

仕事・学校以外にも不要不急ではない外出は
たくさんあります。

「買い物」「通院」「銀行」「行政的な手続きや支払」
「資格試験」などなど…色々ありますね。

ネットで出来るだろ!という人もいるかもしれませんが
通院は少なくとも困難ですし、
銀行などに関してもネットでは困難な手続きもあります。
行政的な手続きなどにしてもそうです。

買い物に関しても
仮に全員が全員ネットスーパーを使いでもしたら
ネットスーパーなど、あっという間にパンクしてしまいます。

「店頭で買い物する人」
「ネットで買い物する人」
2つが存在するからこそ、バランスが保たれています。

何でも外出を批判する人の言う通り
「ネットで買い物しろ!」を全員が一斉にやったら
ネットスーパーはダウンしてしまって、
大パニックになるでしょう。

何事に対しても極端すぎる考え方、というのはNGです。

健康な人には想像できないかもしれませんが
通院しないと、命の危険が生じる人だって存在しますし、
ネット銀行中心の人には想像できないかもしれませんが、
実際の店舗でしかできないこともあります。

こういった「外出」をしている人は、確実に
存在するのです。

「遊び」「帰省」などでも理由があるかもしれない

「旅行」「観光」「イベント」「遊び」…
これらは不要不急の外出だろ!と、
決めつける人もいるかもしれません。

ですが、あなたは相手の人生を
100%理解していますか?
見ず知らずの人なのに
「その遊びは不要不急だ!」と勝手に
批判していませんか?

例えば、帰省などでもそうです。
帰省と聞くと、反射的に批判するような人もいますが、
例えば帰省先に待つ祖父や祖母が、余命あと半年だったりしたら?
と、いうことまで想像力を働かせていれば、
軽々批判などできないはずです。

もちろん、そういうケースは稀でしょう。
ですが、そういう人もいるのも事実です。
”外出自粛要請中に帰省した人”が
絶対にそういう理由がない!と断言できますか?
できないはずです。

帰省先に待つ人と会うチャンスが「今回が最後」なのかもしれません。
相手が、あるいはもしかしたら本人が、余命あとわずかかも
しれませんし、他にも、一生に一度の何らかのタイミング、理由が
あるかもしれません。

遊びにしてもそうです。
「今」を逃したら来年には、もう「ない」ものかもしれません。

”来年またあるのだから”と
軽々口にする人もいますが
相手の人生・事情を全て知っているのであればともかく
そうでないのであれば、仮に遊び的な行動であっても
それを「不要不急」と勝手に自分の物差しで決めつけて
批判するのは、してはいけない行為です。

相手には相手の「不要不急ではない事情」が
あるかもしれないわけですから。

まとめ

もちろん、外出自粛要請が出ている際にも
外出している人の中には
単純に不要不急の外出をしている人もいるでしょう。

ですが、理由があって外出している人もいますし
本人にしか分からないような事情がある場合もあります。

勝手に「不要不急」と決めつけ
外出=悪のような考えは
捨てたほうが良いです。

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