過剰自粛の原因の一つは過剰クレーマーが作っている。

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世の中では”過剰すぎる自粛”に
不満を漏らす人も居ます。

確かに、今の世の中、何ごとにも自粛は
過剰になっています。
そこまですることを望んでいるのか?と
思ってしまうぐらいに過剰な自粛が
行われることも、よくあることです。

ですが、何故そこまで企業の
自粛は大げさになってしまったのか。

それには、いくつか原因があるのですが
大きな原因の一つは「過剰クレーマー」に
あるのです。

過剰な自粛の大きな要因について、
お話していきたいと思います。

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過剰化する自粛

世の中の「自粛」はどんどん過剰になっています。
そして、これからも自粛はどんどん過剰になるでしょう。
では、どうしてそのようなことになってしまったのでしょうか。

例えば、芸能人が問題を起こすと
今後の出演が取り消しになることは当然としても、
過去にその人物が出演した作品の再放送までできなくなったり
既に収録を終えている作品まで公開中止になったりと
そういった自粛が起きます。
少し前には、問題を起こした芸能人が、声とCGで出演している
発売済みのゲームまで、出荷自粛が行われました。

また、表現に関してもそうで、
一部からバッシングを受けると、全てを撤去したりと
自粛が過剰になっているのが、今の世の中です。

もちろん、必要な自粛もありますが、
「そこまでする必要はないだろう」と感じる人の多い
自粛が行われることもあるのが事実です。

では、どうしてそんなことになってしまったのでしょうか。

原因の一つはモンスタークレーマー

過剰自粛が生まれた背景の一つにあるのが
「モンスタークレーマー」です。
過剰にクレームをつける人たちがいることによって
企業の過剰自粛化は進んだものと思われます。

今の世の中、本当に小さなことで
ケチをつける人も非常に多くなっています。
「そんなことまで言うの?」というぐらいに
”うるさい”クレーマーがいるのも事実なのです。

とは言え、お店や企業にとって、
そういったクレーマーに変に騒がれてしまえば
ダメージになることもあります。
それが理不尽な言いがかりであったとしても、です。

そのため、お店や企業はどんどん自粛や、
自粛以外の対応を過剰にしていかなくては
いけなくなってしまっているのです。

商品販売などの自粛についてもそうです。

「そこまで自粛する必要はないのではないか」と
言う人がいる一方で、
自分が直接関係あるわけでもないのに、
「不謹慎だ!」だとか、ひたすらに企業や会社を
責めるような人もいるわけです。

まるで、企業やお店が悪いかのように、
激しく罵倒するような人までいます。
そういう人が”少数でも”いる限り、
お店や企業としては過剰な対応を取らざるをえなくなってしまう、
というのが背景の一つとして存在します。

自粛云々だけではなく、
本当に細かいことまでクレームをつけてくる人が増えており、
クレーマーの存在は、社会的問題にもなっています。

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自粛してもしなくてもクレーム

企業やお店は頭を悩ませています。
例えば、芸能人が問題を起こしたとしましょう。
そして、既に収録済みの番組があったとします。

それをそのまま放送すると、どうなるでしょう?
例え、”この番組は〇〇前に収録されたものです”と
テロップを流したとしても、恐らくはクレームが
入るでしょう。
”問題を起こした俳優を使うなんて信じられない”
”もうお前のところの番組は見ない”
こんなものではなく、
もっと凄まじいものまで、いくらでも来るはずです。

が、だからと言って自粛するとどうなるか。
今度は、
”作品(番組)に罪はない”だとか
”過剰反応だ”とか
そう言われるわけですね。

どうしろっていうんだ!状態です。

何が何でも文句を言う社会。
企業もお見せも困っているでしょう。
自粛しろ!過剰自粛だ!
何をしても、結局文句は言われるのです。

やってもやらなくても文句を言われるなら
やらない方がイイ。
そういう風になってしまうわけです。

そして、世の中のこういう流れは
これからも変わらないと思いますから
今後どんどん、何かをしにくい世の中に
なっていくかと思います。

過剰自粛を無くすためには?

過剰自粛を無くすためには、
企業やお店側が毅然とした態度で
対応することが大切になります。

悪評が拡散してしまうと
企業やお店にとっては非常に苦しい問題ですから
なかなか簡単に突っぱねることができない!というのも
事実としてあるのですが、過剰な自粛を無くすためには
ある程度、強気に出る必要があるのも事実です。

これは、クレーマー対応にも通じる部分のあるお話で、
クレーマーが減らない、むしろ、増えていくのは
お店や企業の弱すぎる対応が問題の一つであると思います。
実際に接客業をやっていて、
それを強く実感しました。

そのため、理不尽なクレームや、
「そこまで言われる筋合いはあるのか?」と思えるような
クレームに対しては毅然とした対応を行っていくことが
大切になるかと思います。

そうしない限り、これからも
クレーマーは増え続ける一方だと思いますし、
過剰自粛は減るどころか、どんどん増えていく
一方であるかと思います。

また、個人としてできることは
”何に対しても闇雲に文句を言わないようにする”ということです。

例えば、自粛しろ!自粛しろ!と声を上げたりだとか
”過剰自粛だ”と声を上げたりだとか、
そういうことです。
もちろん、何を言うのも自由ですから
それを強制することはできません。

が、そういった声を上げれば上げるほど、
これからももっと自粛は過剰になっていくでしょう。
自粛だけではなく、その他の部分に対してもどんどん、やりにくい世の中に
なっていくのは目に見えています。

過剰自粛を無くす方法は
”何か問題があると自粛を求める人”がいなくなる、ということです
これしか方法はありません。

とは言え、皆様にも分かるかと思いますが
そんなことはとても難しく、
自粛しないのか?自粛しろよ!と言う人は
これからも居なくなることはないでしょうし、
逆に、過剰自粛だ!と叫ぶ人も居なくなることはないでしょう。
人間とはそういうものです。

ですから、過剰な自粛対応を完全になくす、ということは
とても難しい事です。
が、まず、実現可能な第1歩としては企業やお店側が
そういった自粛を求める声に対して、
毅然とした対応をしていくことが
大切になるかと思います。

必要な自粛もある

自粛は全てが必要ない、というわけではありません。
世の中には「必要な自粛」も存在します。
しかしながら、過剰な自粛があるのも事実。
このあたりを上手く調整していくことが
今後の課題になりますね。

ただ、人間はなかなかそういう加減を上手くできないものですし
考え方は人それぞれ違います。
「やりすぎだ」と感じる人もいますし「自粛は必要だ」と
考える人も居ます。
これは、どんなことに対しても言えることです。

感じ方が人それぞれ違う以上、最終的に全員が
満足するような答えを出す、ということは
とても難しいことであるのも、また事実なのです。

まとめ

過剰自粛の流れを作っているのは
何にでも文句を言うような人たちや
モンスタークレーマーもその原因の一つです。

企業・お店としてはピーピー言われてしまえば
対応せざるをえませんし、
「あなたに何か影響があるのですか?」と
言いたくなってしまうぐらいに過剰に
自粛!自粛!と叫ぶ人も居ます。

そのような人がいる限り、
一般的に見て「過剰だ」と感じる自粛ムードが
なくなることはないでしょう。

そして、感じ方も人それぞれですし、
何にでも文句を言う人は、今後もいなくならないでしょうから、
過剰自粛を無くすことも、とても難しいことだと思います。

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