実録クレームVol4 カードガチャにお金が詰まった!少年の悪意

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今日は天気が良くないですね…
これを書いている今現在、ちょうど台風が接近していて
時々降る雨が凄いのです。。

風の音を聞きながら、実録クレーム第4弾を書いています(笑)

さてさて、お店で接客業をやっていると、
日々書いている通り、色々なクレームが入ります。
普通のクレームもあるのですが、
中には言いがかりだったり、ただの誹謗中傷だったり、
常識外れのクレームだったり、色々ととんでもないクレームが
飛び交うことも多いのです^^

勿論、毎日クレームがあるわけではないですが
数年間も接客業をやっていると、結構変なクレームも多く
まぁ、ある意味では思い出として記憶に残るわけです。

しかし、クレーム(?)の中には
ただ人を誹謗中傷するだけではなく、
店員を騙そうとする、悪質なクレームもあります。

今回の実録クレームVol4では、
その悪質なクレームのうちの一つをご紹介しておきますね。

皆様も接客業をされている方は騙されないように気をつけましょう!
今は子供もワル知恵をつけている時代です。

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カードガチャとは?

店内に設置してあるガチャの一つでした。
100円玉を3枚入れると、中古カードの入った箱が出てくるタイプの
自作ガチャですね。
お店側で箱にカードをつめて、お店側がセットして売上も管理する
タイプのガチャです。

カードショップなどでは結構設置されている店も多く、
私の旧勤務先でも4台、ガチャが設置されていました。

平穏な日の夕方…

ある日の夕方。ちょうどお客さんも切れたことですし、
鍵を持って、店内にあるカードガチャの売上を回収しに行きました。
業者委託ではないので、自分で売上を回収しないとガチャの中が
100円玉だらけになってしまいます(笑)

カードガチャは主に子供達の間でとても人気のあるガチャなので、
1週間に1回は回収に行かないといっぱいになってしまうような
有様。なのでこの日もお客さんが切れたタイミングを見計らって
売上を回収。中に入っていた100円玉の集計をした上で、
レジ入力して金庫に売上を全てしまいました。

この時点で、ガチャの売上は全て取り除いてしまったので
ガチャの中に入っているお金は「0円」になりました。

と、まぁここまでは普通の回収作業のお話。
クレームのお話はここから先ですね。

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小学生襲来!

その後、小学生がやってきました。
ちょうど私は別の場所で品だしをしていたのですが、
カードガチャに興味があるのか、ガチャのまわりで
ウロウロしていました。

まぁ、そういう小学生はよくいるので特に気にせず
私は品だしを終えて、レジカウンターの中へと
戻っていきました。

ちなみに、この件は、私が既に店長になっている
時代の話です。
当時、お店は数名のお客さんと、
この小学生、
そして私ともう一人アルバイトスタッフさんが居ました。

そんな中…クレーム(?)が起きました

お金を入れたのに出てこない?

さっきウロウロしていた小学生がとぼけたような顔を
しながらレジにやってきました

小学生「あの~すみません」

ちょうど私がレジに居たので私が対応しました

私「はい?」

すると小学生は言いました。

小学生「あっちのガチャガチャにお金を入れたけど
    出てこない…」 

と。
そのあとブツブツ小声で文句を言っていました。

小学生「300円出てこなかったので下さい」

と小学生はお金を要求します。
確かに、本当に詰まってしまったのであれば
返金はしなくてはいけません。

ですが、基本的に機器に詰まったもののお金は
機器から取り出すことが多いです

ただし、この小学生は恐らく高学年では無かったですし、
そこまで頭が回らなかったのでしょう。

お金が詰まった、そう言えばお店の人はすぐにお金を出す。
そんな風に思っていたのかもしれません。
ところが、お店にも定期的にずる賢いことを考える人は
来るので、
ある意味で”疑い深く”なっています。

私「じゃあ、お金を取り出すのでちょっと待っててくださいね」

私はカードガチャを開けるための鍵を用意して
小学生と一緒にカードガチャのある場所に
向かいました。

無邪気なフリして…

しかし、この小学生は無邪気で、純粋な小学生などではなく、
黒い部分のある悪い子でした。

私「じゃあ今開けますね~」
私はカードガチャを開けました。

しかし、小学生は無言。

ちょうど、上で書いたとおり、この小学生が来る少し前に
売上を回収していたので、私はとあることにすぐに気がつきました。

”この小学生は、嘘をついている” とー。

そうです。
この小学生は嘘つきでした。

なぜならー。
ガチャの売上金をためておく、本体内部のトレーに
100円玉など一つも入っていなかったから…。

勿論、ガチャの途中の部分に詰まっていたわけでもありません。

つまり、この小学生は
(恐らく)自分の手持ちのお金が無くて、
それでもどうしてもカードガチャをやりたい、という思いから
”お金が詰まった”ということにして300円を貰おう、
そう考えていたのでしょう。

しかし、残念ながら100円玉が1枚も機械の
中に無かった以上、小学生の言葉は嘘です。

私「ごめんなさい、本当にこれに100円玉入れましたか?」

小学生「・・・いれた」

すねたような表情で言う小学生。

結局、このあと、
”でも100円玉1枚も入ってませんよ”と伝えると
”まだ入れてなかった”とかなんとか言って
そのまま帰っていきました。

子供とは言え、お店を騙してお金を巻き上げようとする行為は
絶対にダメです。

この件のときは気づくことができましたが、
お店によっては引っかかってしまうこともありそうですね。
恐ろしいことです

旧勤務先の場合は…?

カードガチャの売上金はしっかり管理していました。
上のケースは交換直後だったので、すぐに嘘だと分りましたが
交換直後でなくても、
カードガチャの中に50箱補充、とか、入れた数を記録してあるので
機械の中のコイントレーに入っている100円玉を数えれば
「お金が詰まった」と言っている人が嘘をついているのか
本当のことを言っているのかはすぐにわかってしまいます。

このように、どこのお店であっても
自分のお店で管理しているガチャについては
しっかりと売上金や補充した商品について管理しているところが多いです。

なので、今回のケースのような小学生みたいに、
騙してお金を巻き上げようとすることはできませんよ。

この件のその後…

小学生はそのまま帰っていき、特にその後、同じようなことが
起きることはありませんでした。
ちなみにその後も小学生は何回かご来店していましたが
反省したのか、それとも”ここでは無理だ”と判断したのか
それ以降は特に悪さをすることはありませんでした。

この件の対応について

この件の対応は自画自賛はしませんが、これでよかったと思います。
小学生といえど、悪いことを見逃してしまうのはその子のためにも
なりませんから、しっかりと指摘して、お金を渡さずに
そのまま帰らせることができたのは良かったと思います。

また、その子は、それ以降にもお店を利用しているので、
恐らくは自分が悪かったのだ、と伝わっていると
信じたいところです^^

まとめ

このように、お店を騙してお金を巻き上げたり
自分が何か得しよう!
と考えるあくどいタイプのお客さんが居るのも事実です。

人を疑う、と言うとあまり聞こえは良くないですが、
お店側もお客さんに言われたことをホイホイと信じるのではなく、
少しは”疑う心”も持たなくてはいけません。

悲しいことですが、お店でもプライベートでも、
人を騙そうとする人はたくさん居ます。
純粋すぎる人間、お店は馬鹿を見ます。
少し、”疑う”ということを覚えなくてはいけない時代なので、
油断しないように接客していくことが大切ですよ!

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