カゲロウの大量発生の原因と対策は?人間への害はあるの?

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毎年、秋になると
地域限定ではありますが「カゲロウ」という虫が
大量発生することがあります

実際にその映像を見て見ると
あまりの恐ろしさにびっくりしてしまう人も
いるかもしれません。

秋の季節に、街頭などの周辺を
大量の白いっぽい虫が大量に飛び回っている場合は
この「カゲロウ」かもしれません。

では、カゲロウが大量発生する原因は何か、
大量発生してしまった場合はどうすれば良いのか、
刺されたり、毒を持っていたりと、
人間への害はあるのかどうか、について
それぞれ詳しく解説していきます。

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カゲロウとは何?

あまり日常生活では馴染の無い昆虫ですが、
昆虫の中で早い段階で翅を獲得したと言われている
昆虫ですね。
昔から存在する昆虫、ということになります。

幼虫は基本的に水中に生息しているのですが
羽化して、成虫となると地上を飛び回り
街灯の周辺などに大量に発生することがあります。

ちなみに、蛹にはならずに、
幼虫から成虫へと直接変化します
(幼虫→亜成虫→成虫という流れになっています)

大量発生する原因は?

カゲロウが大量発生する原因としては
元々、川底などに、大量に存在していた幼虫が
一斉に羽化して地上に出て来るため、になります。
一斉に地上に出て来るために
”急に大量発生した”ように見えるわけですね。

また、カゲロウは、羽化のタイミングが
同調しているケースが多く、一斉に羽化して
飛び回るために、”いきなり大発生”という
イメージを強く受けやすくなっています。

カゲロウの大発生自体は
”異常現象”ではなく、カゲロウの通常の性質なので、
気持ち悪いですし、何かの前触れかな?みたいに
思ってしまう人もいるかもしれませんが、
前触れだとか、不吉だとか、そういうものではありません

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寿命が非常に短く、軟弱

カゲロウは、寿命が非常に短く、
身体のつくり自体も軟弱な作りになっています。
そのため、成虫として大量発生した場合でも
その状況は長くは続かず、
あっという間に姿を消してしまう、
という特徴があります。

後述しますが、完全に成虫になったあとは
数時間程度で寿命を終えることがあり、
大量発生した周辺に、命を落としたカゲロウが
大量に積み重なるなどの状況が
生まれることがあります。

大量発生した場合の対策は?

大量発生して、街灯の周辺や
川辺の橋の上などに出現してしまった場合は
特に何も、対策はありません。
と、いうのも、カゲロウ自体が、短い期間で
寿命を終えるために、
”何かをする必要”がないわけです。

対策するなら発生して
街灯などに集まって来る前であり、
一度集まってしまった場合は、既に時遅しの
状態で、勝手に落ちるまで待つのが基本的な
対策になります。

大量に集まって来る可能性が高い時期になると
カゲロウの大量発生が多い地域などでは
街灯を一部消したりするなどの”予防策”が取られることが
ありますが、一度集まってしまった場合は
自然といなくなるのを待つ、という感じになることが
多いようです。

人間に害はあるの?

カゲロウ自体が直接的に人間い害を
与えることは、ありません。
毒を持っているわけでもなければ、
蚊のように、人間を刺したりすることもなく、
シロアリのように家を食べたりすることも
ありません。

その点に関しては”害はない”と言っても
良いでしょう。

ただ…そういう毒とか刺してくるとか
直接的な部分ではなく、
いくつかの”悪影響”があるのは事実です。

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害はなくても悪影響を与える可能性

上でも書いたように、カゲロウ自体には
毒も何もないので、人体に直接悪影響を
与えたりすることはないのですが、
”別の意味”で悪影響を与える可能性はあります。

まずひとつが
「不快害虫として」です。
カゲロウ自体は、直接な被害を与えて来るような
昆虫ではありませんが
あれだけの量が飛び回っていると
”気持ち悪い”と思う人もたくさんいると思います。
虫が苦手な人にとっては、もはや”地獄”と
言っても良いでしょう。
そういう意味では、人によっては”不快害虫”
(気持ち悪いと感じたり、見た目が不快だったりすること)と
言える存在です。

そしてもう一つが
「スリップなどを引き起こす可能性」ですね。
大量に街灯などに集まったカゲロウは
短期間のうちに多くが命を落とします。
(寿命が短いためです)
そのため、道路にまるで雪のように
大量のカゲロウが積もってしまい、
それが原因で車のスリップなどを
引き起こし、事故につながる可能性が
出てきてしまう、という、思わぬところに
カゲロウによる害が潜んでいます。
もちろん、そんなことが起きる可能性は
低いのですが、実際に危険は高まりますので
注意してください。

他には、カゲロウが大量発生していることで
視界が悪くなったり、
カゲロウに驚いてパニックを起こして
自転車などの運転中に転倒したり
そういうことも考えられます。

カゲロウの発生地点は”ごく一部箇所”であることも
多いですから、もしも偶然見かけてしまったら
迂回するなどして回避するのも一つの方法です。

まとめ

カゲロウの大量発生は
異常現象などではありませんし
カゲロウ自体も毒などを持つわけでは
ないのですが
気持ち悪いですよね。

思わぬ怪我などに繋がる可能性もあるので
そこのところは注意しておきましょう。

ただ、カゲロウについて何も知らないと
「やばくない?」と思ってしまうかもしれませんし
不安も強まると思いますから
「毒を持ってない」「人間を刺したり噛んだりしない」
と、いうことだけでも覚えておけると
多少は、安心できるのではないかと思います。

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