実際のところ「ゴキブリ」に害はあるの?人間に対する悪影響は?

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ゴキブリは、嫌われ者の害虫の代表格です。

特に夏場などの暑い季節になると、
急に現れたりすることも多くなりますし、
ゴキブリと遭遇してびっくりしてしまった経験を持つ人は
多いと思います。

が、”気持ち悪い”というイメージは強くても
「実際に何か人間に害はあるのか」ということは、
あまり分からない人も多いと思います。

例えば「蚊」であれば、刺されれば、
かゆみが出てきますから実害がありますし
「ハチ」に関しては場合によっては命の危険もあります。
また「シロアリ」は、家を食べられてしまうという、別の方面で
人間に対する大きな害が生じます。

しかし、ゴキブリに関して言えば、
蚊のようなことはしませんし、ハチのように毒もないですし、
シロアリのように家を食べることもありません。

実際に「害」はあるのかどうかを見ていきましょう。

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実はあまり「実害」はない

ゴキブリに関して言うと、
実際のところ、あまり実害はない、というのが
答えになります。

細かい部分まで色々言えば、
低い可能性であるにせよ、色々あるにはありますが
(それは後述します)
蚊のように積極的に人間を攻撃するようなことはありませんし
ハチのように高い戦闘能力を持つわけでもありません。
また、先ほども書いたように家も食べません。

実際に何かが傷ついてしまうような
実害に関しては、ほとんどない、というのが事実です。

ただただ「気持ち悪い」だけ、ですね。

そのため、実のところ、気持ち悪い以外の害は
あまりない、というのが事実なのです。

「不快」という部分が一番の「害」

ゴキブリの人間に対する害は、
何かを傷つけられたり、損害が生じるような
「実害」ではなく、「気持ち悪い」「怖い」というような
「気持ちの部分」の害がほとんどになります。

確かに、ゴキブリと遭遇するとびっくりする人は
多いと思いますし、気持ち悪いだとか怖いと
感じる人も多いと思います。

冷静に考えてみると、実際に何かをされているわけでは
ないのですが、とにかく「気持ち悪い」と、
いうことですね。

こういった害虫のことを「不快害虫」と言い、
ゴキブリも主にその「不快害虫」に分類
されることが多いですね。

実際に何かされるわけではないけれど、
存在自体が不快…と、いうことになります。

なので、実のところ「ゴキブリを見ても特に何とも思わない」
という人にとっては、蚊よりも実害としては少ない、
というのが現実です。

もちろん「まったく害はない」と、いうことではないのですが
それでも、ほとんどの場合、害はありません。

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毒を持っていたりはしないの?

ゴキブリ自体は、ハチのように毒を持ったり
しておらず、人間の命を奪うような能力は
ゴキブリには存在しません。

当然、どんな虫・動物でもそうですが
ある程度の「菌」は持っているので、
衛生面の懸念はありますが、
それも、特別過剰に気にするほどのものではなく、
人間に実際に害を及ぼすようなことは
少ないです。

適切に対処できていれば、問題ないと言えるでしょう。

ただ、ゴキブリ自体は決して「綺麗なモノ」ではないので、
人によってはかゆみやアレルギー症状などが
出ることは、可能性としては0ではありません。
これに関しても全員が全員そうなるわけではなく、
普通に遭遇して、退治するぐらいでは
そういう症状が出ることも、基本的には少ないです。

ゴキブリをベタベタと触って
そのまま手も洗わずにごはんを食べたりだとか
そういう極端なことさえしなければ
ほとんど心配のないレベルです。

人間を攻撃してくることはあるの?

ゴキブリは人間を積極的に
攻撃してくることはありません。
例えば、こちらがゴキブリを退治しようとしても
反撃してくることは少なく、逃げまどったり
するようなことが、ほとんどです。

昆虫の中には、人間から攻撃を仕掛けると
反撃してくる昆虫も(ハチやカマキリなど)多いですが、
ゴキブリは逃げたり、飛んだりするぐらいで、
特に人間に積極的に反撃してくることはありません。
(飛ぶのも、攻撃目的というよりかは、
 自分の身を守るために逃げているような感じです)

ただ、一応噛みつこうと思えば噛みつくことは
できるので、その点だけは注意は必要です。
滅多に噛みつかれるようなことはありませんが
一応、そういうことはできる、ということですね。

万が一噛まれてしまっても
命に係わるようなことはありませんし、
ゴキブリ自体は毒を持ったりもしていませんが、
人によってはかぶれたりすることはありますので、
確率的には低いとは言え、ごく稀に
実害が生じる可能性があるにはある、
というのは事実です。

とは言え、ゴキブリに遭遇したことがある人であれば
分かると思いますが
”ゴキブリに噛まれてしまう”などという場面は
滅多に訪れるものではありません。

建物を食べたり、物損が起きる可能性は?

シロアリのように建物を食べたりしてしまう習性は
ゴキブリにはありません。
そのため、仮にどんなに繁殖してしまったとしても
(気持ち悪いですが…)
家が崩れてしまうようなことは、基本的にはありません。

あるとすれば、家電のコンセントなどを噛んでしまうような
ことですが、これも確率的には低く、
火災などにつながる可能性は、かなり低いと言えます。
「0.0%」では言えませんが、
限りなくそれに近い確率であるのは事実です。

ゴキブリが原因で、人体以外への物理的な被害が
発生する可能性も、限りなく低いと言えます。

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それでも放置はおすすめできない

これまで書いてきたように、確かにゴキブリ自体に
あまり実害はないのですが、
「放置」はおすすめできません。
ゴキブリを見かけたら、やはり退治するべきですし、
何らかの対策はしておいた方が良いでしょう。

と、いうのもゴキブリは繁殖力が強いため、
放置しておけばあっという間に増えてしまいます。

ゴキブリ自体は衛生的にはあまりよろしくないのも
事実なので、単体では問題なくても
増えれば増えるほど、リスクは高まっていきますし、
アレルギー症状などを引き起こしてしまう
可能性は十分に考えられます。

ゴキブリが菌などを運んでしまい
”間接的に”人体に影響を与えてしまう、ということですね。

多少見かけるぐらいでそういった被害が
出る可能性は、実際のところ低いですが
それでも「わざわざ放置したり」「わざわざ見逃す」ような
昆虫ではないのは確かなので、
直接的な被害がないとは言え、
やはり見つけた時には、処分しておいた方が確実です。

わざわざ逃がす必要はないでしょう。

人間にメリットはあるの?

ゴキブリ自体が、人間に直接
メリットをもたらすようなことは
ほぼありません。
そのため、容赦なく見かけたら退治してしまいましょう。

蜘蛛などのように「他の害虫を積極的に食べてくれる」というような
益虫としての効果も、ゴキブリには
残念ながら期待できません。

自然環境においては、ゴキブリにもある程度の
役割やメリットはあるのですが、
人間にとっては特にプラスになりませんし、
家に侵入してきたゴキブリを退治したぐらいでは
ゴキブリは絶滅しませんから、
安心して(?)退治してしまって問題ありません。

まとめ

ゴキブリが直接的に人間に害を与えることは
実際のところは少ないです。
まったく0とは言えませんが
よほど放置してない限り、
実害が生じる可能性は低いと言えるでしょう。

しかしながら、だからと言って
放置しておけば、繁殖する可能性もあり、
気持ち悪いでしょうし、
数が増えれば実害が生じる可能性も
高まっていきます。

ですので、実害は生じにくい害虫とは言え、
やはり、ちゃんと退治していく、ということは
大事なことなのです。

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