何か買えよオイ!と思いはじめたらお店は潰れる!その理由は?

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お店の終わりが近づいているサインの一つとして
”何か買えよ”と思ってしまった時、というものも
その一つとして挙げられます。

どういうことかと言うと、お客さんがお店にやってきたのに
何も買わずに出て行ったり、
お客さんがなかなか来ないでイライラし始めたり、
そういう兆候が出てきたら、
お店は限界ライン、ということです。

何か買って帰れよクソッ!と思ってしまうほどに
”心に余裕をなくしている”わけですからね…。

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買ってくれないことに対する怒り

お店の経営が苦しくなって来たりすると、次第に
焦りというものが出てきます。
個人店の場合、稼ぐことができなければ、
それで終わりです。
お店は閉店となり、手元に残るものは何も無い、
もしくは借金、ということになります。
人生が大きく狂わされる瞬間と言ってもいいでしょう。

また、チェーン店の場合も、売上や利益を稼ぐことが
できなければ、本社などから閉店を告げられる可能性もあります。

そうなってしまうと、どちらの場合でも、自分の人生が大きく変わってしまう、
そういう可能性があるわけです。

そうなってしまわないように、最初は色々と努力するでしょう。
しかしながら、努力だけで、売上を改善できるかと言えば、そうでは
ありません。

一度”苦しい”となったお店はよほどのことが無い限り
どんどん追いつめられていくことになり、
最終的には閉店、というところに辿り着いてしまうことも
多いのではないかと思います。

何をやっても売上を伸ばすことはできず、
閉店や破産の恐怖が近づいてくる。
そうすると、人間と言うものは”余裕”を失っていきます。
どんどん余裕を失っていき、その余裕の無さが
次第に「イライラ」となって現れます。
表面的にはイライラしているように見えなかったとしても、
結構、内心で焦っていたり、誰も居ないところで
発狂していたり、そういう人も居ます。

そのイライラがお客さんに対する怒りにも繋がります。
理不尽な話ではありますが、
お客さんに対して「何か買えよ」だとか、
お店が苦しいのは、お前らが何も買わないからだ、
だとか、そういう思考に行ってしまうわけです。

しかし、こうなってしまったらもうおしまいです。
そのお店は、近いうちに潰れるでしょう。

お店に魅力が無いのが一番の原因

どうして商品が売れないのか。
それは、お客様のせいなどではありません。
一番の要因は簡単です。
「お店に魅力がないから」

この一言で、ザンネンながら、全て片付いてしまいます。
お店に魅力がないからこそ、売れないのですし、
お店に魅力があれば、売れています。

ですが、お店に魅力がないのは自分のせいかどうか、
これは、分かりません。
お客さんのせいではありませんが、
時代の流れだとか、色々な要因で、お店は魅力を
無くしていきます。

例えば、現在ではネットショップに魅力を感じる人も
多くなっています。
ネットショップをメインで利用する人からしてみれば、
リアルのお店なんて、何の魅力もないわけです。
わざわざ足を運ばないといけないお店に、魅力なんてない、
ということですね。

一方で、以前までのように、足を運んで購入することに
魅力を感じる人も居ます。
このあたりは本当に、人それぞれの世界ですから、
なんとも言えませんが、
昔と比べると、確実に”リアルのお店”というのは、その魅力を
失いつつある、というのはザンネンながら事実でしょう。

いずれにせよ、お店に「行こう」と思わせるような魅力が
減って行けば、お店は次第に輝きを失っていくのです。

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客に対する”逆切れ”は破滅のサイン

経営が追いつめられていくと、どんどん気持ちに
余裕もなくなっていくものです。
上にも書いたように、お客さんの方に責任転嫁する
経営者も出てくるでしょう。
ですが、そう思いはじめたら、そのお店はもう長くありません。
そういう精神状態になってしまうほどに、既に追いつめられている、
ということですし、先が長くないのは、確かな事でしょう。

お客さんが買ってくれないから、自分がこんな状態に
追い込まれているんだ…!だとか、
お前ら何で何も買わないんだ…!だとか、
そういう感情は、どんどんお店をダメにしていってしまいます。
ただ、一度そう思い始めたら、人間と言うのは
なかなかそれを払しょくすることはできません。
そして、そのまま閉店に一直線、ということになってしまうのです。

こういう考えをしていると、やはりお店のお客さんにも伝わります。
無意識のうちに、やはりどこか態度に出てきてしまうことは
あると思いますし、
無意識のうちに、お店のやり方も変わってくるかもしれません。

あの店、態度悪くなったなぁ、と感じられてしまったら、
ただでさえ苦しい状況なのに、そこからお客さんが
さらに減って行ってしまう、というそういう流れになって
しまいます。それを避けるためにも、そういう考えは
捨てた方が良いのですが、追いつめられた状態だと、
そう思えるような精神状態ではない、というのも事実ではあります

そのままでは何も変わらない

1つだけ言えることは、
お客さんに対して「何か買えよ」と心の中で思っていても
何も変わりません。
テレパシーが伝わるわけじゃありませんし、
そもそもお客さんに対して口頭で何か買ってくれ、
なんて言いだしたらそれこそ終わりでしょう。

もしも、心の中で「みんなが何も買ってくれないから」と
毒づくだけであれば、何も変わりません。
急に売上が爆発的に伸びる!なんてことは絶対にあり得ませんし、
何らかの救世主が現れることもありません。
そのまま、お店は滅びに向かっていくだけです。

なので、もしも自分のお店を救いたいのであれば
相当なことをしなくてはなりません。
ちょっとやそっとやっただけでは、そこまで追い詰められてしまったお店を
救い出すことはできません。
よほど何か、大きなことをしなくてはなりません。

そして”大きなこと”をしたつもりでも、それが成果として
結びつくかどうかも分かりません。
お店はそう簡単に救えるものじゃないですし、
そんなに簡単にお店の閉店の未来を覆すことができるのであれば、
潰れるお店など無くなります。

ただ、一つだけ言えることは
「何かをしなければ、そのまま終わりを迎える」と
いうことになります。

諦めて撤退するのも手

お客さんに対して怒りを抱くようなぐらいにまで
追いつめられているということは
経営状態が、かなり良くない状況なのだと思います。
もしも、回復が見込めないようであれば、
早めに撤退を決断するのも一つの勇気です。

チェーン店の雇われ店長などの場合、撤退を決断するのは
会社のほうですが、自営業の場合は、そうではありません。
撤退を決断するのも自分自身です。
そして、撤退の決断が遅れれば遅れるほど、後々の
自分が苦労することになります。

もしも巻き返しできる”可能性”がわずかながらでも
存在するのであれば話は別ですが、
希望も何もないのであれば、早めに撤退することこそが
一番の良作であると思いますし、マイナスをどんどん積み重ねていけば、
そのあとのことが、辛くなってしまいます。

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ストレスが溜まっている証拠でもある

お客さんに対して「何か買えよおい」みたいな風に
思いはじめて、その感情が強くなっている、ということは
「ストレスが溜まっている」証拠でもあります。

精神状態的にもそのまま進むと
良くありませんし、
接客業は確かにストレスが溜まる仕事ではありますが
それを自らがコントロールできないぐらいになってしまう、
というのは一種の危険信号でもあります。

自分自身が今後、今の業種でやっていけるのかどうかも
含めて、しっかりと考える必要があるでしょう。

まとめ

お店が売れない原因をお客さんの方に求め始めたら、
ザンネンながらもう終わりです。
きっと、巻き返すことはできません。
可能性は0とは言いませんが、限りなく低いでしょう。
打つ手も特にない場合は、やはり早めの決断をすることが
求められます。

もしも、粘りに粘って、それで結局は失敗、
なんてことになってしまえば、自分の手に残るのは
粘った分の借金だけです。
そうなってしまわないためにも、注意が必要になります!

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