通っている病院の閉院が決まったら?どのように対応すれば?

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持病や、体調不良で
”いつも通っている病院”がある人も
いると思います。

しかし、病院も機械が経営しているわけではなく、
人間が経営しているわけですから、
場合によっては、何らかの事情で閉院することに
なってしまう場合も、当然存在します。

とは言え、自分がいつも通っている病院が閉院に
なってしまうと、自分自身の病状や症状を知る
先生がいなくなってしまいますし、
現在行っている治療などが滞ってしまう場合も
ありますから、
病院に通っている人にとっては、
大きな問題の一つになるかと思います。

では、もしも自分が通っている病院の閉院が
決まってしまった場合にはどうすれば
良いのでしょうか。

通っている病院の閉院が決まってしまった場合の
対処方法や、そのポイントを詳しく解説していきます。

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病院が閉院になってしまう原因とは?

そもそも、病院が閉院になってしまう原因には
どのような原因があるのでしょうか。
考えられる原因をそれぞれ解説していきます。

・経営破綻
病院も、ボランティアではありません。
特に開業医などによる病院は、赤字経営の状況では
続けていくことが難しくなります。
当然、その病院の院長先生もそうですし、
スタッフの方にも”生活”がありますので、
赤字経営のままずっとやっていくことはできません。
そのため、赤字経営が続いている場合などは
経営破綻する形で、病院が閉院になってしまう可能性があります。
”患者さんが多くいるように見えても”実際、黒字か赤字かは
外部からは見えにくい部分があるのも事実です。

・後継者不在
病院の先生もどんどん歳を重ねていきます。
大病院などであれば、一人医師が退職すれば
また新しい医師が補充されるなどしますが、
個人が開業したような病院の場合は、
後継者がいない場合は、その先生が引退した際に
閉院となる可能性があります。
開業医院でも、先生の子供など、
後継者がいる場合はそのまま代替わりして続いていくことも
ありますが、そうでない場合に関しては
本人の引退と共に閉院となる可能性があります。

・体調不良など
病院の先生も人間ですので、
体調不良などよって”後継者云々”の年齢ではない先生が
病院を経営している場合にも、閉院となる可能性があります。
診察を続けていくのが体調上、難しくなってしまった場合などには
止むを得ず、閉院の対応が取られる可能性があるということですね。

・場所の事情によるもの
病院が存在している場所などが理由の場合もあり、
例えば建物の老朽化や、何らかの理由での立ち退きなど
”その場所で”病院を続けられなくなった場合は閉院に至る可能性があります。
ただし、この理由の場合は転院となって
別の場所で再度オープンする可能性はあるので、
よく確認しておきましょう。

・何らかのトラブル
医師自体が何らかの問題を起こしてしまって、
その病院の存続が不可能になってしまったり、
何らかの事件に巻き込まれてしまったり、
そういった”トラブル”が原因のケースも考えられます。

いずれの場合でも、病院が閉鎖されてしまうとなると、
今後のことを考えなくてはいけないので、
ポイントを見ていきましょう。

閉院前に相談する

”この先どうすれば良いか”は、
閉院前にしっかりと、現在通っている病院の先生に
相談しておきましょう。

閉院後も問い合わせをできる場合はありますが、
やはり、病院があった時よりも相談はしにくくなりますから、
”今後”については、閉院前に早めに医師と相談しておくことをおすすめします。

対応としては
「別の病院を利用する」ということにはなると思いますが
閉院する病院自体が患者の「引継ぎ先」として
ある程度道筋を示している場合もあるほか、
そういったものはなくても、先生に相談することで、
(医師同士にも繋がりがあるため)おすすめの病院を教えてくれたり、
知り合いの先生を紹介してくれたりすることがあります。

とにかく、閉院が決まった場合
まずは”今後どうなるのか”という点を確認し、
その上で”今後どうするのか”を、そこの医師としっかり
相談をしておくことをおすすめします。

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必要な場合は紹介状をお願いする

勿論、新しい病院に通う際に
自分自身で新しい病院の先生に症状を説明しても良いですが
その場合は1からの説明になるほか、
場合によっては今通っている病院で既に検査したことなどを
もう一度検査することになったりする場合もあります。

また、自分自身で説明するのが不安
(間違って伝えてしまいそうなど)な場合に関しては
今通っている病院が閉院する前に”紹介状”をお願いしておくと
良いかと思います。

”次に通う予定の病院”が既に決まっているのであれば、
その病院宛てに紹介状を書いて貰う事で、
基本的な症状や治療方針などを新しい病院にも
しっかりと伝えることができるはずです。

これに関しても一度閉院してしまったあとだと
なかなかお願いしにくくなるので、
今通っている病院が終わってしまう前にお願いして
対応して貰うことをおすすめします。

新しい病院に行く際には…

通っていた病院が閉院することになった場合には
新しい病院を探す必要があります。
自分で探しても良いですし、閉院する病院で案内がある場合は
その案内先の病院で診察を受けても良いです。

その際に自分で症状・治療を説明できるようにしておくか、
あるいは先程書いたように”紹介状”を今通っている病院の
先生にお願いしておき、それを利用するかも、
考えておくとよいでしょう。

ただ、注意点として
新しい病院に行けば”治療方針”などがある程度異なる可能性も
あるほか、ルールなども異なる場合があります。

そのため、新しい先生に診察を受ける際に
あまりにも”前はこうだった”ということを貫いていると、
新しい先生との関係が悪くなってしまう可能性もあります。

もちろん”これがないと困る”だとか、そういった部分に関しては
しっかりと説明して良いですし、
続けて貰ってよいですが、
新しい病院で新しい先生の診察を受ける際に
”新しい先生の提案などを全て拒んでいる状態”になってしまうと、
当然、新しい先生の人間ですから、いい気持ちはしないはずです。

このあたりに関しては柔軟に考えつつ、
上手く対応をしていくことをおすすめします。

持病などではなく、時々通っていた程度なら…

閉院することになった病院に”定期的に通っていた”のではなく
風邪を引いたときなど、”何かあった場合”にだけ
通っていた場合に関しては、
これは、特に対応をしなくても大丈夫で、
”新しい病院を探しておく”ということだけすれば良いです。

”風邪の都度通っていた”という場合には
持病があるわけではないので、紹介状などは特に必要ないですし、
”風邪を引いた時に通院していた患者”みたいなことは
わざわざ伝えなくても大丈夫ですから、
自分が持病などで定期的に閉院する病院に通っていた場合は
↑のような対応が必要になりますが、
特にそういうわけではないのであれば、
閉院する病院から紹介状などを貰う必要はなく、
”閉院後、風邪を引いたりしたときに利用する場所”を
自分の中で決めておけば大丈夫です。

まとめ

自分が通っている病院が
閉院になってしまうのは辛いことですが、
やはり通い慣れた場所の方が”楽”ということは
当然あるとは思います。

ただ、閉院が決まってしまった場合には
患者側が”やめないでください!”と言っても
どうすることもできませんから、
受け入れて対応をしていく必要があります。

特に、聞きたいことや紹介状などに関しては
閉院前にしっかりと話をつけておくことをおすすめします。

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