五目並べ専用の道具って存在するの?公式大会やプロはいるの?

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「五目並べ」は、
黒と白の石を交互に置いていき、
縦・横・斜めのいずれかに先に5つ並べた方が勝ち、
というシンプルなルールのテーブルゲームです。

使う道具が「囲碁」と共通しているものが多いため、
知らないと「囲碁」との見分けがつかなかったり
する人もいるのではないでしょうか。

そんな五目並べ、
将棋や囲碁などと比べると「プロ」の話や「大会」の話なども
聞かないと思います。

実際にそういった大会はあるのかどうか、
五目並べ専用の道具はあるのかどうか、その点について解説します。

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囲碁の道具でも遊べるの?

五目並べは、囲碁盤でもそのまま遊ぶことが可能で、
使う石も、囲碁と同じ碁石で問題ありませんので、
囲碁の道具さえ持っていれば
囲碁も五目並べも両方遊ぶことが
可能になっています。

実際に囲碁盤などを使って
五目並べを遊んでいる人も多く、
玩具などでも囲碁と五目並べは共通の道具を使って
遊ぶタイプのモノも多いです。

「五目並べの盤」はあるの?

五目並べ専用の「五目並べ盤」はあるのかどうか。
これに関しては「あまりない」というのが
答えになります。

もちろん、探せば「五目並べ盤」を謳っている商品は
見つかりますし、五目並べの玩具も見つかりますが
基本的に五目並べは
「囲碁盤」か「連珠盤」と呼ばれるものを使うことが
多く、”五目並べ専用の盤”というものは
あまり、多く出回っていません。

特に、本格的な仕様のものとなると、
大抵の場合、囲碁盤か連珠盤になります。

この「連珠」とは何かについて、次の項で少し
説明しておきます。

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「連珠」とは五目並べの発展型

「連珠(れんじゅ)」とは五目並べの発展型の
テーブルゲームで、
基本的なルールは同じ(5つ並べた方が勝ち)ですが、
そこに、主に先手の黒に対して色々な制限が
ついていて、”黒と白の有利・不利のバランス調整”が
行われたバージョンになっています。

元々の五目並べ自体は「必ず先手(黒)が勝てる」やり方が
存在してしまっており、それでは競技として
成り立たないために、連珠という新たなものが生まれた、
と言われています。
(ただし、連珠のルールでも先手が必ず勝つ手順が
あるようで、現在は変則ルールなどが用いられているようです)

基本的に一般的に「競技」としての側面も持つのは
この「連珠」の方になっており、
五目並べ盤ではなく「連珠盤」として売られていることが
多いです。

ただ、上でも書いた通り連珠と五目並べの基本的な部分は
共通ですので、
「連珠盤」が「五目並べに最適な盤」と考えて
良いかと思います。

専用の石はあるの?

五目並べに用いる石も基本的には
囲碁のものをそのまま流用することもできますが、
「連珠石」も存在しているので、
それが事実上の五目並べ向けの石となっています。
(ただし、囲碁用として売られている碁石でも
問題なく利用することは可能です)

前述した通り石についても
「五目並べ石」ではなく「連珠石」の商品名で
売られていることが多いので、
五目並べ用に一番適したものを探したいのであれば
連珠用の石を探してみると良いのではないでしょうか。

ただ、碁石(囲碁のもの)でも全然問題なく
使うことはできますので、
特別拘りがなければ、碁石でも十分と言えるでしょう。

大会などは開催されているの?

五目並べの日本全国規模で
行われているような大会は
ザンネンながら存在せず、
将棋や囲碁のような形で「プロ」として
五目並べを仕事にしていけるような、
そういう感じのものではありません。
(※個人レベルや地域レベルなどの大会は探せば見つかるはずです)

ただし、「連珠」の方には
大会なども存在しており、
日本連珠社というちゃんとした団体が存在しているため、
大会なども存在しています。
将棋などのように「〇段」と言った段位も存在していますね。

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プロは存在するの?職業としてやっていけるの?

まず「五目並べ」に関して言えば
職業としての「プロ」は残念ながら、
存在していないに等しい状態です。

一方で連珠のほうは先ほど書いたように
全国的な大会なども行われていますが
現状では「連珠のプロ」だけで、食べていけるほどの
収入を得るのは非常に難しい状態で、
将棋や囲碁のようにはいかない、というのが現状に
なっています。

もちろん将棋や囲碁も「そういう人がいる」というだけで
将棋・囲碁で食べていく、というのは、
並大抵の努力ではできないことですが、
連珠の場合は、それ以上に困難な状態であり、
現在の状況では「連珠で食べていきます!」というのは
かなり難しい、というのが現状ですね。

もちろん「五目並べ」に関しては
大規模な大会自体も存在していないため、
今の状況のままでは「五目並べで食べていくことは不可能」と、
いうことになります。

今後、時代が進んでいき、
何らかのきっかけがあれば分からないですが、
現状のままだと、なかなか五目並べや連珠で
食べていく、ということは難しいのが実情です。

まとめ

「五目並べ」のほうは、あくまでも娯楽として
考えておいた方が良いです。
魅力のある盤上のゲームではありますが、
プロだとか、全国規模の大会だとか、
段位だとか、そういったものが
存在するものではない、ということです。

一方、連珠であれば
そういうものも存在はしているので
将棋などとは違い、どんなに強くなっても
「それで生活していく」ということは
現状難しいですが、
「食べていく」目的ではなく、純粋に楽しむことを
目的としているなら、
連珠や五目並べを極めて行くのも良いのではないかと思います。

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