駅や商業施設などで見かける「エスカレーター」
一度ぐらいは利用したことがある人がほとんどだと
思います。
このエスカレーターは基本的には
”立ち止まって利用する”のが基本にはなっていますが、
そうは言っても、歩いて登る人もいると思いますし、
たくさんの人が歩いて登っています。
では、実際のところエスカレーターを”歩く”という行為は
大丈夫なのでしょうか。
この点について、解説していきたいと思います。
厳密に言うと「歩かない」ように呼びかけられている
エスカレーターの利用に関しては
厳密に言うと、鉄道業者やエレベーター・エスカレーターなどの
業界の団体は「歩かずに使用すること」と、しています。
実際に駅などでエスカレーターを見てみると
歩いている人も非常に多いですが
本来、それは業界や施設側は「推奨していない（やめて下さいと言っている）」と
いうことになります。
ただ、もちろんこういった呼びかけは
罰則のあるルールではありませんし
世の中では当たり前のように”黙認”されている状態であるのも事実で
「エスカレーターを歩いてはいけない」と呼びかけられてはいるものの
「形骸化している」と、いうのが現在の状態になると思います。
どうして歩いてはいけないの？
エスカレーターで歩いてはいけない、と言われているのは何故か。
この理由としては単純に
”事故を防ぐため”と、いうことになります。
エスカレーターを歩いていると
躓いたりした際に転倒したり、
そのまま落下してしまったり、
他の人と荷物がぶつかってしまい転倒してしまったり…
そういった”事故”が起きるリスクが高まります。
そのため、リスクの高まる行為として
施設側や業界団体側は「歩かないでください」と、注意喚起を
している、ということになります。
実際問題、確かにエスカレーターを歩いたところで
”事故が起きる可能性”は、
割合としては限りなく低く、
ほとんどの人がそのまま無事に
エスカレーターを登ったり、あるいは下りたりしていると
思います。
が、事故の確率が0.01％から0.1％にあがる…というような
イメージで”リスクが上がる”のは事実ですから、
そういった意味でも”しないでください”と、言われている…
ということになります。
（※上の割合は例えば、の話です）
これをどう考えるかは人それぞれですが、
そういった危険性が上がってしまう一面があるために
”控えて下さい”と、いうことになっています。
また、転落などをした際には他の人を巻き込む可能性も
あるわけですから、
その点も、注意が必要になります。
一部地域では条例も
全国的には「エスカレーターで歩かないでください」と
言うルールは存在しませんが、一部地域で
「エスカレーターを立ち止まって利用すること」を
条例で定めているものも、存在します。
これは、あくまでも”罰則のないもの”になりますので、
仮に、知らずにその地域でエスカレーターを利用して
エスカレーターを歩いてしまったとしても、
特に罰金などのペナルティがあるわけではありませんし、
怒られたりすることも基本的にはありません。
極端な話”わざと”でも、
この条例自体は罰則の存在しないものになっているため
”よろしくお願いしますね”ぐらいの強さの
ものとなっています。
ただ、そういう条例が存在する地域もあるぐらいには
事故も起きている、ということですので、
特に理由がない場合に関しては
エスカレーターは立ち止まって利用するように
した方が良いですね。
特に、条例がある地域の場合は、
罰則はありませんが、守るようにしていくのが
確実です。
（中には罰則がないとは言え、怒り出すような一般の方も
いるかもしれませんからね）
最終的には自己判断・自己責任
これまで書いてきた通り、
エスカレーターを立ち止まって利用することは
現時点で、法律上強制はされておらず、
歩いて利用しても”罰則”は一切存在していません。
それが良いのか・悪いのかはまた別問題として
現実問題、”罰則は存在しない”と、いうことです。
ですので、最終的には
各自の判断…”自己判断”に委ねられることになりますから、
自分自身でしっかりと安全面も含めて
判断しつつ、行動していくようにしましょう。
もし転倒してしまって後から後悔しても、
それはそれで、”自己責任”ですから
後悔しない選択をしていくことが大切です。
どうしても遅刻しそうな場合など、
やむを得ない事情もあるとは思いますし、
電車に乗り遅れそう…！などの
やむを得ない事情もあるとは思います。
その時その時で、結果は全て自分が責任を負う、ということは
忘れずに行動していきましょう。
なお、エスカレーターを歩いている人に対して
「歩いちゃダメですよ」みたいなことは
”トラブル防止のため”に言わないようにした方が良いです。
自分は自分、人は人、です。
罰則があるような違法行為ならともかく
そういうわけではありませんから、
”余計なことに口出しはせずに、自分が呼びかけを守っていれば”
あとは、他人は他人でその本人の責任です。
エスカレーターに限らず”違法ではない行為に関するマナー”で、
”見ず知らずの他人”に一般人が注意した結果
トラブルになって怪我をしている人などがいるのも事実なので、
自分のためにも、余計なことにはノータッチ、が賢く生きるためには
大切です。
まとめ
エスカレーターは基本的に”立ち止まって利用する”
ものになっています。
急いでいる時などは、なかなか進まずに
戸惑うこともあるとは思いますが、
少なくとも、理由がない時に関しては
立ち止まって利用することをおすすめします。
