国内においては、
2024年現在、ニンテンドースイッチが圧倒的な売上を記録していて、
競合機であるプレイステーション5やXBOXSeriesには
非常に大きな差をつけている状態です。
この中でもニンテンドースイッチが一番早くに発売されたハードですが、
それでも、ほとんどの週でスイッチの売上が一番多い状況であり、
国内においてはその差は歴然です。
ゲームソフトの売上においても、
大半の週の売上ランキングがほとんどニンテンドースイッチソフトであり、
ここ数年で100万本越え（国内）を達成しているソフトは
全てニンテンドースイッチのソフトという状況で、
ソフトの売上にも非常に大きな差が出ています。
例えば、昨年の2023年も「ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム」1本で、
2023年発売の全てのPS5ソフトの売上を足しても、届くかどうか怪しいぐらいに
売上に差がついているのです。
しかし、発売されるゲームソフトの中には
ニンテンドースイッチでしか出ないものもあれば、
複数の機種で発売されるもの、
ニンテンドースイッチには出ずにPS5やXBOXSeriesだけのものなど、
色々なものが存在します。
実際、スイッチが圧倒的に売れているのに
”どうしてPS5とかに出すの？”と、思う人もいるでしょう。
（詳しい人からすれば、当然理由はすぐに分かることではありますが
あまり詳しくない人がこういう疑問を抱くのは当然だと思います）
では、どうして圧倒的に売れているスイッチではなく、
他のハードに発売されるソフトがあるのか、その理由を見て行きましょう。
switch以外にソフトが出る理由は色々…
ニンテンドースイッチ以外のハードにソフトが
発売される理由は色々で、
一概には言うことはできません。
これから紹介していく理由の一部だったり、複数が
当てはまることによって、
それぞれのメーカーが総合的に判断した上で
発売するハードを決定しており、
場合によっては”switchに出すよりも良い”ソフトなども
たくさんあるのです。
メーカーも商売ですから、全部スイッチに出す必要はありませんし、
逆に全部PS5に出す必要も、ないわけですからね。
では、あえて一番売れているswitchではなく、他のハードにも
ソフトを出すメーカーがある理由を、見て行きましょう。
クオリティなどを重視するソフトの場合
ゲームの中にはグラフィックやクオリティなどを
重視するソフトも存在していて、
それがその作品の売りとなっているような作品もたくさんあります。
ゲームは画質が全てではありませんが、
目指すところはゲームによって異なり、画質や演出面などを重視
している作品も存在するのが事実です。
ニンテンドースイッチとプレイステーション5、XBOXSeriesの
3機種で比較すると、
ニンテンドースイッチは画質などのスペックに特化したハードではなく、
画質などの点においてはPS5やXBOXSeriesと比べると
大きく劣ってしまう部分があります。
（その分、持ち運びも可能だったり、価格が安かったり、
他の部分に特化している感じですね）
そのため、グラフィックなどを重視するゲームの場合は
ニンテンドースイッチでは発売できないものなども存在しているため、
結果的にPS5・XBOXSeriesの2機種に発売、というような
ソフトも多く存在する、ということになります。
switchでは表現できない内容のソフトが
switch以外のハードで発売されている、ということです。
海外などで人気のソフトの場合
日本国内においては、ニンテンドースイッチと
他の2ハードでは”非常に大きな差”がついている状態ですが、
一方で、海外では国内ほど大きな差はついておらず、
PS5に関しても普及が国内と比べると普及していますし、
XBOXは元々、ほとんどの売上が海外で
今回のXBOXSeriesに関してもそのような動きになっています。
そのため、国内ほど”ニンテンドースイッチ一強”の状況には
なっておらず、
国内よりもPS5ソフトやXBOXSeriesソフトも
ある程度売れやすい状況です。
そういった事情もあるために
”元々日本ではあまり売れないソフト”や
”売上の大半が海外中心のソフト”は、
日本国内の事情にあまり合わせる必要がないため、
ニンテンドースイッチではなく、
プレイステーション5やXBOXSeriesなどで
発売されるケースも多いです。
全体的な傾向を見ていても、
”洋ゲー”と呼ばれるようなゲーム
（売上の大半が海外中心のことが多いです）は、
プレイステーション5やXBOXSeriesのみになっているソフトが多く、
国内中心の売上となるソフトや、
国内メーカーのソフトなどは
ニンテンドースイッチやプレイステーション4にも発売される…
という形になっているケースも多いです。
ハードを展開しているメーカーのソフト
当然のことながら、ソニーやマイクロソフトなど
ハードを展開しているメーカーのソフトは、
基本的には競合相手の他機種にまで
発売されるケースは少ないです。
（XBOXのマイクロソフトは時々、他機種にも出しますが）
そのため、プレイステーションを展開しているSONYのゲームは、
プレイステーション以外には出ませんし、
XBOXを展開しているマイクロソフトのゲームも、
XBOX以外にはほとんどの場合、発売されません。
これは、いくらニンテンドースイッチが売れているからと言っても、
自分のところのハードに出さなければ商売が成り立たないため、
任天堂もそうですが、基本的にゲーム機を展開している
メーカーは、自分の所のゲーム機のみに新作を発売しています。
ユーザー層から、スイッチ以外が選ばれることも
国内でも人気のあるタイトルでも、
ユーザー層から、ニンテンドースイッチ以外の
ハードが選ばれることがあります。
確かに、ニンテンドースイッチの売上は圧倒的で、
ソフトの売上も圧倒的ですが、
一方で、”switchのユーザー層に合わないゲーム”を強引に
出しても、それほど売れないようなケースもあります。
どんなゲームにもやはり”ゲーム機との相性”というものも
あるのです。
ですので、コアユーザーが多いプレイステーション5に出した方が良い、
とメーカーが判断すれば、スイッチではなく、PS5向けに発売
されることもありますし、
今までプレイステーションを中心に展開してきたシリーズ作品の
最新作などである場合は、
そのまま引き続きプレイステーション5に発売されたりすることもあり、
単純にハードの売上以外にも、
「そのハードを持っているユーザー層」などから考えて
発売されるハードが選ばれることもあります。
例えば、洋ゲー度MAXのようなゲームをswitchで出しても
なかなか売れないでしょうし、
逆にスプラトゥーンのようなゲームがPS5に出ても
switchのようには売れないでしょう。
このようにゲームソフトには
”ゲーム機との相性”もあるので、ハード選びは
なかなか難しいところでもあるのです。
まとめ
プレイステーション5やXBOXSeriesよりも
国内では圧倒的にニンテンドースイッチの方が
売れているのは事実です。
しかしながら、海外では少し状況が違う点や、
スペックなどの違いによる判断、
ユーザー層などを考慮した上での判断など、
必ずしも、一番売れているゲーム機に全てのソフトが
揃うわけではありません。
ただ、PS5とスイッチのように色々と違う部分も多いハードが
存在しているのは、ユーザーも好きなほうを選ぶことができますし、
良いのではないかと思います。
