XBOXONEが国内で大きく失速した理由は?XBOX360との違いは?

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マイクロソフトから展開されているゲーム機・XBOXは、
現時点で4種類のハードが発売されており、
初代XBOX、XBOX360、XBOXONE、XBOXSeriesの順番に
展開されてきました。

XBOX自体は主に海外を中心に売上を伸ばしているハードで
国内ではどうしても任天堂系のハードや
プレイステーションには及ばない状況が続いていますが
そんなXBOXも2代目にあたる「XBOX360」では国内売上が
100万台を超えるなど、
それなりの売上を記録していました。

しかし、この売上はXBOX360の次の代にあたる
「XBOXONE」で大幅に下落、
国内市場におけるXBOXは一気に存在感を無くしてしまいました。
(その後のXBOXSeriesではある程度勢いを取り戻しましたが
XBOX360⇒XBOXONEで勢いを大幅に落としたのは国内における
XBOXの展開の上では痛手だったと言えるでしょう。)

では、どうして国内市場ではXBOXONEで急激に
失速してしまったのか。
その点を見ていきたいと思います。

(関連記事⇒歴代XBOXは成功?失敗?

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世界的に見ても失速はしている

XBOXONEは世界的に見ても、XBOX360よりも
売上を落としているのは事実です。

実際にデータを見て見ると、
XBOX360は世界では8000万台を超えているのに対し、
XBOXONEの方は世界で5000万台超えと、かなりその
販売台数は世界的にも落ちてしまっているのです。

しかし、日本国内の売上を見ると
XBOX360は160万台を超えたのに対し、
XBOXONEはおよそ11万台程度と
世界での売上現象よりも遥かに売上を落としていることが
分かります。
国内ではXBOX360の10分の1以下の売上なわけですから
もしも世界で同じレベルで減少した場合
8000万台⇒800万台のレベルで減少していることに
なるため、日本国内では世界と比べても
XBOX360⇒XBOXONEで相当大きな下落となっていることが
分かります。

どうしてそこまで売上が大きく落ちることに
なってしまったのでしょうか。

発売時期が他国と比べて遅かった

XBOX360の時は
海外とほぼ同時期に本体が発売されており
2005年11月に海外(一部)で発売されたあと、
日本でも2005年12月に発売され、
比較的早い段階で発売されました。

しかし、XBOXONEに関しては
海外で2013年11月に発売されたにも関わらず
日本では2014年9月の発売となっており、
他国と比べるとかなり発売の時期が
遅くなってしまっていました。

もちろん、他国よりも発売が遅れるゲーム機は
他にもありましたが
XBOXONEの場合は”かなりの遅れ”になっているだけではなく
この遅れのせいで、競合機のプレイステーション4の発売から
半年以上も遅れて登場する結果となり、
この点も国内での盛り上がりを大幅に削いだものと考えられます。

実際、海外では同時期の競合機である
プレイステーション4と同じ月に発売されていましたが
日本ではPS4が2014年2月、XBOXONEが2014年9月と大幅に遅れており、
この点は日本での苦戦の傾向をさらに強めた原因の一つと言えます。

なお、XBOX360の時は同世代の他のゲーム機(PS3やWii)よりも
かなり早く発売されており、HDゲーム機も初だったため
ある程度優位に立てた部分もあったかと思います。

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パッケージ版タイトルの大幅な減少

国内では海外と比べるとパッケージ版の
需要が根強く、
今でこそ、ダウンロード版の売上比率もある程度高くなりましたが、
XBOXONEが発売された2014年当時は
まだまだパッケージ版の方が主流の状態でした。

しかし、XBOXONEはパッケージ版のソフトが
XBOX360と比べると大幅に減少してしまっており、
これも国内における普及を大きく鈍らせてしまった
原因の一つではないかと考えられます。

もしもあと5年程度遅ければ影響は最小限
(実際に後継機のXBOXSeriesもパッケージ版は少ないですが
 XBOXONEよりは売れています)だったかもしれませんが、
この当時はまだパッケージ版の方が強い時代だったため、
パッケージ版の発売が少なくなっていたのは
購入を敬遠された一つの原因と考えられます。

また、パッケージ版が存在しない=販売店で商品が展開されない
になってしまうため
(周辺機器等しか売り場に展開されないため、
どうしても売り場が狭くなる)
その点も不利に働いているのは事実であるかと思います。

宣伝が不足していた

XBOX360の当時は、
TOKIOなどを期用して、大々的にCMなども
行っていました。
実際にこれが効果があったのかどうかは別としても
XBOXONEの当時はこういった
”売ろう”という意思の見られる展開が少なく、
知名度が上がりにくい状態にあったことも、
XBOX360⇒XBOXONEでの下落を招いた原因の
一つであると考えられます。

コアユーザー層はCMなしで認知してくれても、
一般のユーザー層となると、
やはりCMなどの手段を使わないとなかなか
認知してくれないので、
宣伝不足というのは否めないことであったかと思います。

ネット接続が初期設定に必須だった

XBOXONEは、初期設定にネット接続が
必須になってしまっていて、
これも、当時としてはハードルが高い部分の
一つであったかと思います。

XBOXONEの”前”のハードであるXBOX360の時は
そのようなことはなかったのですが、
XBOXONEでは初期設定時に必ず一度
ネットに接続しないといけないタイミングがあり、
実際に当時、ゲーム販売店で勤務していましたが
”ネット環境がないから初期設定できなかった”と、
他店で購入した本体を売却しにきた
お客さんもいたぐらいです。

初期設定にネット接続が必要なハードなど、
当時としては他になかったと思いますから
この点も日本の市場には合わなかった部分の
一つと言えるのではないでしょうか。

特にコアユーザーはともかく、
一般層はこういうことがあると
離れてしまいますからね…

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ソフトのラインナップが競合機種と酷似

XBOX360の時代は、特に前半は
「競合機には発売されていないソフト」もそれなりに多く、
例えばスクウェアエニックスのRPGゲーム
「ラストレムナント」や「インフィニットアンディスカバリー」など
(ラストレムナントは後に他機種に移植)が発売されていましたし、
「地球防衛軍3」「ブルードラゴン」「スターオーシャン4」など、
当時はXBOX360独占だったソフトもそれなりに発売されていました。

こういった”XBOXならではのソフト”がXBOXONE時代には
かなり少なくなってしまい、
マイクロソフト(XBOXを展開しているメーカー)のソフトは
ありましたが、他のメーカーからの独占ソフトはかなり減り、
国内メーカーのソフトも大分減少してしまった状態でした。

結果的にほとんどがPS4などでも発売されている
ソフトばかり…という結果になってしまい、
しかも、そのPS4の方が半年以上先に発売されているということで
かなり不利に働いたことは否めません。

まとめ

XBOXONEは、日本国内では
最も苦戦を強いられたXBOXで、
実際に当時、ゲーム販売店にいましたが
まるで存在感の無い状態でした。

XBOX360は日本国内では一番売れていた(XBOXの中では)
ハードだったために、
そこから転落してしまった状態ですね…。

ただ、現在のXBOXSeriesでは多少回復している兆しもあり、
今後の展開次第ではまた巻き返すこともできそうです。

(関連記事⇒XBOXが日本で成功するためにはどうすれば?

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