独身貴族（どくしんきぞく）とは、
その名の通り独身生活を謳歌している人のことを
示す言葉です。
現代では、生涯独身の道を選ぶ人も決して
珍しくはなくなりました。
特に、男性の場合は４～５人にひとり程度の割合で
生涯独身であり、
現在進行形でこれは増加傾向にありますから、
今後はさらに増えていきます。
もちろん男女問わず、独身の方が増えているのが現実です。
そのため「独身貴族」と呼ばれるような
独身生活を謳歌している人も世の中にはたくさんいるのです。
そんな、独身貴族の特徴を詳しく解説していきます。
独身貴族とは独身生活を楽しんでいる独身者のこと
「独身貴族」とは、独身者全員のことを示すわけでは
ありません。
自ら望んで独身の人、
どっちでもいいや、と、特に深く結婚にこだわらなかった結果、
現在も独身の人、
結婚したいけどできなくて独身の人…
同じ「独身」でも、色々な人がいます。
このうち、”結婚したいけどできない”という人で、
独身の状態を楽しんでいないような人は
基本的には「独身”貴族”」には含まれません。
あくまでも、結婚を望んでいる・望んでいない問わず
「独身生活を満喫している（楽しんでいる）」人のことを
示す言葉になっています。
そんな独身貴族の人たちの特徴を見ていきましょう。
性格面は？性格に問題はないの？
独身＝人間的に問題がある
…と、いう考えは正直、もう古いです。
もちろん、性格に問題があって結婚できない人もいるでしょう。
ですが、独身”貴族”と呼ばれるような人は
結婚をそもそも望んでいない、あるいは「どっちでもいいや」という
感じの人も多く、”最初からあまり結婚には積極的ではない”ケースが多いです。
そうなってくると性格が良かろうが、悪かろうが
結婚にはたどり着かないわけですから、
性格が良くても、そういう人たちは”独身”ということです。
また、既婚者でも正直”おかしな人”や”性格に問題がある人”は
山のように存在します。
結婚していても、していなくても
おかしい人はいますし、逆に良い人もいます。
よって、独身貴族にも性格の良い人・悪い人、両方がいる、
と考えておくのが、一番分かりやすいかと思います。
人間関係はどんな感じ？
これも、人によります。
主に「交友関係が広く、友人との時間を十分に確保できるタイプ」と
「交友関係は最低限（あるいはない）で、趣味を満喫しているタイプ」に
分かれるかと思います。
前者の場合、結婚していない分、
結婚相手や子供など、家庭に時間をかける必要がなく
その分別の個所に時間を使えるわけですから
友人たちとの時間をとても大切にしていたり、
遊びに行ったり、相談したり、”友達との時間”を多く取れる環境に
あります。
もしも、あなたの身の周りに”交友関係の広い独身貴族”の方が
いれば、頼れる存在にもなってくれるでしょう。
後者の場合、結婚以前に、友達自体も、それほど必要としていない
ケースです。
この場合は、インドア系の趣味などが、充実していたり、
一人旅など”一人で楽しめる趣味”が充実していたりする
ケースが多いですね。
そのため、人間関係が”広い”タイプと”狭い”タイプの
独身貴族がいます。
趣味が充実しているケースが多い
既婚者に比べ、”独身貴族”の人は
趣味が充実しているケースが多いです。
趣味に時間をかけることもできますし、
趣味にお金を費やすこともできますし、
特殊な趣味だったとしても、誰かに怒られることもありません。
趣味に対しては完全に”自由”な、わけです。
複数の趣味を持っている人もいれば、
一つの趣味に熱中している人もいますし、
既婚者の方よりも”趣味”に関しては
かなり充実しているケースが多く、
また、あまり見かけないような、珍しい趣味を持っている人もおり、
個性的な感じもあります。
趣味が合う独身貴族の人が見つかれば、
きっと、会話も弾むのではないでしょうか。
収入はどんな感じ？貯金は？
独身貴族＝金持ち、とは限りません。
収入自体も高く、貯金もかなりの金額に
なっている…という人もいますが、
逆に、あえてフリーターなどの道を選び、
”自分ひとりが暮らしていけるのには十分な稼ぎ”
程度にとどめておき、
プライベートを充実させる方に全力を捧ぐような
独身貴族の人もいます。
独身貴族、という立場からしてみれば、
老後の備えなどは重要ですが、
基本的に家族を養うだとか、そういった必要はないために
収入は、全て自分のために使うことができます。
そのため
”収入に余裕があってお金が余っている状態”か
”自分に必要な収入だけで十分、という考えで、時間の確保を優先している状態”か
どちらかのタイプの方が多いですね。
家事などはどうなの？
独身生活の場合、実家暮らしをしている方の場合は別ですが
一人暮らしをしている方の場合は、
基本的に、家事全般は、それが上手かどうかは別としても、
一通りこなせるレベルにはなっています。
お手伝いさんでも雇えば別ですが
そうでない限りは、一人暮らしの場合、基本的には
自分でやらないと、誰もやってくれませんので、
必然的に、家事などのスキルは高くなります。
一方で、”自分ひとりだから”と家の中が悲惨な
状況になってしまっているような独身貴族の方や
実家暮らしで、自分では何もしないような独身貴族の方も
いるにはいるので、
独身貴族＝家事ができる、とは限りません。
家事が一通りできるか、
ほとんどできないか、両極端と言っても良いでしょう。
独身貴族が結婚する可能性は？
独身貴族の方が結婚する可能性はあるのかどうか。
これは、0ではありませんが、
独身生活に満足している人であればしている人であるほど、
結婚する可能性は低いと言えます。
・年齢を重ねている人
・独身生活が長い人
これらに当てはまる場合は、なかなか結婚しようと
考えないことが多いかと思います。
また、独身貴族の方が
結婚に消極的な理由として
・自由でいることが好き
・人と同じ場所で暮らすことなどがニガテ
・趣味が充実していてジャマされたくない
・収入的に、パートナーは必要ない
・家事などのスキル的に、パートナーは必要ない
・独身生活に慣れてしまって変えることを想像できない
などの理由があります。
独身貴族の中にも色々なタイプの人がいますが
”充実していれば充実している人”ほど、結婚に対しては
消極的な可能性が高いです。
何故なら”現状で満足しているから”ですね。
もし独身貴族の人を好きになった場合、
”本当は結婚したかったけど独身になってしまった”
というタイプの独身貴族以外は、
なかなか恋愛成就は難しいと思われます。
仕事などに関してはどうなの？
「独身は仕事ができない」みたいなイメージを
抱いている人もいるかもしれませんが
それは「古い」考えです。
独身だろうと既婚だろうと
仕事ができる人はできる、できない人はできない、
熱意のある人はある、熱意のない人はない、
それだけのことです。
独身の方の場合
「仕事が趣味の一部」みたいな感じの人もいますし、
逆に「仕事に関してはドライ」な人もいます。
が、これは”独身だから”というよりも
個人の性格によるものなので
独身貴族だからどうこう、という話ではありません。
まとめ
独身貴族について、特徴を解説しました。
基本的には、”充実した独身生活”を送っている人のことを示すので
性格に問題がある、というよりかは
自由を満喫している、という感じですね。
とても生き生きとしている人も多いのが特徴です。
一方で、普段自由に生活しているために、
他の人に縛られたり、気を使ったりするのがあまり得意では
ないタイプの人もいたりするので、
もし、独身貴族の人と親しくなりたい場合は、
あまりズカズカと、距離を縮めないようにした方が良いでしょう。
