バイトに不幸があった場合、店長・上司はどう対応すれば?

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バイトスタッフに”身内の不幸”があった場合、
店長や社員としては
どのように対応すれば良いのか、
そしてやってはいけないことはどのようなことかを
詳しく解説していきます。

この点の振る舞いを間違えると、
大きく信頼を損なうことになり、
そのアルバイトスタッフさんが退職したり、
傷ついたり、精神的に強い苦痛を受けることに
なってしまい、大問題に発展する可能性もあります。

アルバイトスタッフをまとめる立場にいる人間は
くれぐれも、バイトスタッフに不幸があった場合の
対応を間違えないようにして下さい。

ここを間違えてしまうと、本当に大変なことに
なってしまいますので、注意が必要です。

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「休み」や「早退」は必ず許可する

身内の不幸に関しては、
誰もが必ず訪れることであり、
アルバイトスタッフさん本人の責任ではありません。

管理不足でもなければ、サボろうとしているわけでもなければ、
ミスでもありません。
少し考えれば、分かることですよね。

そのため、急な身内の不幸で、
休んだり、早退したり、ということが
必要になった場合、
店長や社員としては
”可能な限り許可する”ということを心がけて下さい。

例えば、お店にそのアルバイトスタッフさん一人しかいない
(※店長が休憩で外にいるなど)場合も、
すぐに帰ることができるように手配してあげるなど、
可能な限り「休暇」及び「早退」など、
必要な対応が行えるようにしてあげることです。

身内の不幸に関しては、
”バイトなどしている場合ではない”ので、
バイトは二の次です。

このことをよく覚えておき、対応を間違えないように注意です。

無理やり働かせることは絶対にしてはいけない

バイトに不幸があった場合、絶対にしてはいけないことは
”そのまま無理やり働かせる”ことです。

店長・社員としてこれは絶対にやってはいけないことなので、
よく覚えておき、
バイトが休みや、早退などを必要としている場合、
必ず許可してください。

職場が回らない、というのをどうにかするのが
店長・社員の仕事であり、アルバイトスタッフさんに
そこの部分の責任はありません。

私も、急なスタッフの休みを経験したことがありますが、
”それをどうにかする”のは店長の仕事であり、
それをバイトに押し付けてしまってはいけません。

バイトに不幸があった場合で、
バイトが休みや早退などを望んでいるのであれば、
それは必ず許可をするようにして下さい。

「いや、ダメだ働け!」みたいのは
後から大きな問題になる可能性もあり、
最悪の場合、あなたは職を失う可能性もありますので、
自分のためにも、不幸があったアルバイトのためにも、
必ず許可をするようにして下さい。

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本人が休みなどを希望していない場合は…?

中には、色々な事情で
アルバイトスタッフ本人が”特に休みなどを必要としていない”
ケースもあるかと思います。

親族との関係は、人によって異なりますので、
もしも本人が休みや早退などを希望していない・必要としていない場合、
これは逆に「絶対に帰れ!」みたいなことは
しないようにして下さい。

本人が希望していないのに強引に帰らせたりするのは
それはそれで逆に問題になります。

中には親族との関係が劣悪だったり、
色々な事情がある場合もありますからね。

ただ、こう書くと”バイトが別に休みたいとは言わなかった!”みたいな風に
決めつけて強引に働かせる店長や社員も出てくると思うので
”本当にバイト本人が、このまま仕事をすると心から希望している場合”に
限った話です。

本人が”休みたい”とか”早退したい”とか、
そう言いだせないような空気を作ってはいけません。

そういう空気を作るなら、他の部分にその労力を使ってください。

自分の物差しで決めつけない

例えば、身内の不幸でも、自分に近い存在だったり、
遠い存在だったり、色々あると思います。

バイトスタッフさんに不幸があった場合も、
例えば、父の兄だとか、母の妹だとか、
そういう”ある程度距離のある関係性の相手”である
可能性も考えられます。

ただ、こういった時に
”そのぐらいなら行く必要ないでしょう?”と、
決めつけてはいけません。

例えば店長・社員からしてみれば
”父親の兄なら、そんなに慌てて駆け付けるほどじゃないな”という
関係性・考えだったとしても、
そのアルバイトスタッフさんにとっては
そうではない可能性も十分にあります。

”親族との関係性”や考え方は
人によって大幅に異なります。

間違っても”アルバイトスタッフも自分と同じ考え”だと
決めつけてしまうようなことがないようにして下さい。

あなたにとっては”それほどの相手じゃない”としても、
バイトスタッフにとっては”本当に大切な存在”な
可能性も十分にあるわけです。

ですので、店長・社員が自分の物差しで勝手に
”おじさんが相手なら、別にすぐに行く必要ないでしょ?”とか
そういうことを絶対に言ってはいけません。

”あなたのおじさん”と
”アルバイトスタッフのおじさん”では、
関係性も、お互いの接点もまるで違うのです。

自分=地球の中心、みたいな考え方は控えましょう。
トラブルの原因になるだけです。

絶対に茶化したりネタにしたりしない

アルバイトスタッフの身内に不幸が
あった場合に
それを茶化したりネタにしたり…ということは
絶対にしないようにして下さい。

これをやってしまうと、
店長として、社員として以前に
”人間として”お終いです。

非常に大きなトラブルになる可能性もあるために
絶対にバイトの不幸をネタにしたり、
茶化すようなことを言ったり
しないようにして下さい。

仮に、そのバイトが
普段”その親族のことをネタにしていた”としても
そういう不幸があった時に、
こっちからネタにするようなことが
あってはいけません。

相手にとっては非常に動揺するタイミングに
なりますので、
何があっても、ネタにすることは
許されませんし、絶対にやってはいけないことです。

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シフトの調整を行う

バイトの身内に不幸があった場合、
そのバイトスタッフは場合によっては数日休みが
必要になったりする可能性もあります。

本人とよく相談しながら
柔軟にシフトの変更を行うようにし、
また、店長・社員は必要であれば、
自分たちのシフトを調節したり、
他のアルバイトスタッフに事情を説明し、
シフトに入って貰える人がいないかどうかを
確認するなどして、
シフトの調節を行ってください。

場合によってはすぐに行う必要もありますので、
スピード感を持って、対応していきましょう。

バイトの穴埋めでシフトを組む…
これは、店長や社員の仕事ですので、
自分自身の身内の不幸でなくても、
しっかりとこなしてください。

ここで文句を言うなら、厳しいようですが
あなたは店長・社員でいる資格はありません。

就業規則などを確認する

身内の不幸による休暇がどのような扱いに
なるのかは、店長・社員もしっかりと
確認をしておいてください。

忌引きによる休暇が
アルバイトスタッフにも用意されている場合もあれば
そうでない場合もあります。
この場合、対応なども異なってきますので、
知らない場合はしっかりと就業規則などを確認し、
バイトスタッフから聞かれた場合に
適切に対応できるようにしておいてください。

なお、忌引き休暇などは法律上、必ず設置しないと
いけないものではありませんので、
存在しない可能性もあります。
その場合は通常の有給や休暇などでの対応となります。

まとめ

アルバイトスタッフさんに不幸があった場合は
”バイトよりも優先”されるべきことですので、
店長や社員が「いや、働け」と、足を止めるような
ことがあってはいけません。

本人が休みたくてズルしているわけでは
ないのですから、この場合に関しては
店長や社員も配慮してあげることが大切になります。

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