人事担当は恨まれる?注意点と出来る限り恨まれない方法は?

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人事担当の人間は
時として「恨まれる」こともあります。
評価が自分の思った通りでなければ
人事部に恨みを抱く人もいると思いますし
人事部が異動に関係していれば
恨みを抱く人もいるでしょう。

また、退職などの勧告を行う際には
大きな恨みを買ってしまうこともあるのが
事実です。

もちろん、何事も起きない場合が
ほとんどですが
場合によっては大きなトラブルに
発展する可能性もある、というのが
人事部の冷たい現実でもあります。

では、この恨みに関係する注意点や
トラブルにはどのように対応
していけば良いのでしょうか。
そして、できるだけ恨みを
買わないためには
どのような点に注意を
していけば良いのでしょうか。
その点についてを、それぞれ解説
していきたいと思います。

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絶対に恨まれない方法はない

ザンネンながら「人事」という仕事は
絶対に恨まれないようにする方法はないでしょう。
逆恨みも含めれば必ず、
誰かしらに恨みは抱かれているはずです。
これは、どうすることもできないことですし
人事の仕事も企業において、必ず「誰か」が
やらなくてはいけない仕事ですから
こればっかりはどうすることもできません。

そもそも、人事に限らず
人間というものは誰かに恨みを
抱かれているものだと思いますし、
”絶対に恨まれないようにする”という方法は
ザンネンながら”存在していない”と
いうことは覚えておきましょう。

勿論、恨まれずに済む可能性もありますが、
人間、どんな場面で突然恨まれてしまうか
分からないものですから、
その覚悟はしておかなくてはいけませんし
頭の中に入れておく必要はあるかと思います。

では、出来る限りトラブルに発展しないための
ポイントなどをそれぞれ見ていきましょう。

嫌がらせをしない

当然、人事の立場を利用して
嫌がらせをすれば、
相手もそれに気が付く可能性が高いですし、
嫌がらせをされれば人事の人間を
恨むのも当然の流れですから
この点には気を付けるようにしましょう。

人事の仕事をしている人間も、
機械ではなく人間ですから
「好き・嫌い」の感情が
どうしても入り込んできてしまう!というのは
分からないでもないですが
それをやっているといつかトラブルになりますし
大変なことになってしまう可能性があります。

そうならないためにも、
人事の仕事と個人的な私情は”別のもの”として
完全に切り分けて行動していく
必要があります。

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丁寧に説明を行う

相手に何の説明もなく
退職の勧告をしたり、不当な人事異動などを告げれば
これも当然、恨みを買う原因の一つになってしまいますから
注意をしなくてはいけません。

退職勧告だとか、そういったことを行う場合は
伝える側も嫌な気持ちになると思いますが
その理由など、相手が聞きたいことに関しては
しっかりと説明を行ってあげる、
ということはとても大事なポイントになります。
自分が反対の立場だったら、やはり説明も
求めると思いますし、曖昧な対応をされれば
人事の人間を恨んだりするのではないでしょうか?

もちろん、説明をされても相手の怒りは
そう簡単には収まらないとは思いますが
それでも、できる限りの説明は行わなくてはいけませんし
そこの部分を疎かにしてしまうと
最終的に大きなトラブルに
発展してしまう可能性が高くなります。

周囲に相談する

もしも、恨みと思われる
嫌がらせや報復のような行為を
受けているのであれば早めに
誰かに相談するようにして下さい。
会社でも家族でも、誰でも良いので
状況に応じて相談できる人に相談を
行うようにしましょう。

そこまでの事柄に発展してしまう可能性は
そんなに高くはないとは思いますが
それでも「0パーセント」ではありません。
人間、色々な人がいますし、
全てを失った人間は
何をするか分かりません。
退職勧告をされてカッとなって、
という人もいるでしょう。

ですので、もしも何か
トラブルになりそうなのであれば
早めに対応することをおすすめします。
対応が遅れてしまうと場合によっては
大きなトラブルになってしまう可能性もありますから
しっかりと注意をするようにしましょう。

また、もしも実害が既に出ていたり
身の危険を感じるような出来事が起きてしまっている、
ということであれば、これは一刻も早く警察に
連絡をするようにし、
相談だけでもしておくようにしましょう。

退職勧告などをされてしまい、
本当に追い詰められてしまった人間は
”どんな行動に出てもおかしくない”
ある意味では危険な状態である、ということを
しっかりと理解しておき、
決して油断はしないようにしましょう。

態度に気を付ける

退職勧告などは特にデリケートな
問題になりますから、
態度には気を付けるようにして下さい。
相手に喧嘩を売るような態度であれば
当然恨まれてしまう可能性は
飛躍的にあがってしまいます。

また、こういった際には
”正解の対応”というものは
基本的にはありません。
その時その時の相手によって
相手の反応も変わってきますから
そのことは絶対に忘れないように
しなくてはいけませんし
相手によって、どのような対応を
するのかどうか、ということは
しっかりと考えて行く必要があります。
どの相手に対しても完全マニュアル対応だと
反感を買う恐れは高くなりますし、
時には臨機応変の対応をすることも
重要なポイントになります

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日頃からの振る舞いも重要!

人事として仕事をする際だけではなく
日頃からの振る舞いも大切になります。
日頃から嫌われるような振る舞いばかりを
していては、当たり前のことですが
「何でこいつにそんなこと
言われなくちゃいけないんだ!」という
反感をより買いやすくなってしまいます。
そのため、この点には、注意を
する必要がありますね。

既に普段から嫌われ者になってしまっている
人はどうすることもできませんが、
改善出来る場所は改善した方が良いですし、
日頃、出来る限り、嫌われるような行動をしない、
ということは、いざと言う時の役に立ってくれる
可能性は十分にあります。

普段から気に入らないやつ、キライなやつに
人事異動や退職勧告を告げられれば、
余計に腹が立つでしょうし、何かトラブルに
発展する可能性も大きくなるかと思いますから、
この点にはしっかりと注意をしておくように
しなくてはいけません。

人事云々だけではなく、
これは、何事においても大事なことです。

あまり気にし過ぎないように

人事の仕事をしていると
精神的にきついような部分も
あると思いますが
あまり気にし過ぎないようにする、
ということも大事なことです。
意図的に嫌がらせをしているなら
話は別ですが、
仕事で退職勧告や人事異動を告げているだけであり
多くの人は、上の意向でそれをやっているだけで
あると思います。

いちいち気にして居たら自分の
精神的な部分まで壊れてしまいますから
仕事は仕事であると割り切って
対応していく、ということが大事になってくるのでは
ないかと思います。
あまり思いつめたりせずに、
仕事として割り切って対応していく、
ということが大事になります。
くれぐれも、抱え込んだりしてしまわないように、
注意はしていくようにしましょう。

まとめ

人事の仕事はどうしても
他人からの恨みを買いやすく、
実際に恨まれてしまうことも
あるかと思います。

上のような部分をしっかりと把握
しておいて、なるべくトラブルが
発生しないような振る舞いをする、ということも
大事になりますし
万が一トラブルが発生してしまった場合に
関しては、なるべく早い段階で
大きなトラブルにならないうちに
対応していく、ということが
大事になってくるかと思います。

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