余命宣告とは?どうすれば良いのか?希望はもうないの?

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「余命宣告」とは、その人が
あとどれくらい生きることができるのかどうか、の
予測を伝えることです。

あと〇年、あと〇か月…
病気や状態によってさまざまですが、
どのような表現であったとしても
「持ってあと〇〇です」などと宣告は
されたくないですよね…。

ですが、人間は誰でもいずれ最期を迎えるものですし、
そういった余命宣告をされてしまう可能性も
誰だって「0」ではないのです。

では、もしも余命宣告されてしまった場合は
どうすれば良いのか、
もう絶対に助からないのかどうか、
周囲に伝えるべきなのかどうか、
それぞれのポイントを詳しくお話していきます。

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もう絶対に助からないの?

これは「No」です。
もちろん、人間はいずれ最期を迎えますから
永遠に生きられるわけではありませんが、
余命宣告をされたから絶対に生きることができないのか?
と言われれば答えはNoです。

実際に、余命宣告されても、その期間を
超えて生きている人もいますし、
最終的に病気以外の原因で命を落とすまで
長々と生きることのできる人もいます。

余命宣告は、別に病院の先生が
予言しているわけでも
あなたの残りの寿命を見ているわけでもなく、
あくまでも、病気の症状、進行具合などから
統計上の答えを出すものであり、
データ上の数値です。

ですが、人間はコンピュータープログラミングで
動いているわけではありませんから、
必ずしも過去のデータ・統計と同じ結果を
迎えるとは限りません。

そのため、余命宣告はあくまでも目安の数値であり、
実際にはそれ以上に長く生きられる可能性もありますし、
奇跡的に、命を落とさずに済むようなケースも、稀にあるのも事実です。

宣告よりも長く生きることはできないの?

上でも少し触れましたが、余命宣告よりも
長く生きることは、可能です。

「持ってあと1年です」と言われた場合でも、
2年経っても、3年経っても生きている人もいますし、
もっと長い期間生きている人もいます。

病院の先生は、あくまでもあなたの病気の状態や
その病気の過去のデータ・統計などから
数字を出しているだけであり、
預言者でもなければ、神様でもありませんし、
あなたの寿命を決める存在でもありません。

そのため、当然、病院の先生に「あと1年」と
言われたとしても、それ以上の時間、生きることが
出来る可能性も、十分にあるということです。

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逆に必ずその期間生きるとも限らない

お世辞を並べても仕方がありませんので、
現実を書いておくと、
逆のパターンもあり得ます。

つまり「余命宣告まで、確実に生きられるとは限らない」と
いうことです。

プラスの方面に外れることもあれば、
マイナスの方面に外れることもある、
というのが現実です。

例えば「あと1年」と言われた場合
”あと1年は生きられるんだ”と思ってしまうかも
しれませんが、決してそういうことではなく、
上でも書いた通り、それよりも長く生きられる
可能性もあれば、逆に”それよりも短く”なってしまう
可能性も十分にあります。

”余命宣告は1年だったけど、半年しか生きられなかった”
みたいなことも、可能性としては
あるわけですね。

これは、とてもつらいことですし、
怖いことですが、
どっちに転ぶ可能性もある、ということです。

余命宣告後の治療はどうすれば…?

余命宣告を受けた場合、
その後の治療はどうするのかどうか。

これは、病気によっても異なりますし、
いくつもの選択肢があります。
もちろん、余命宣告されても、復活できるような
ケースもありますので、
100パーセント絶対に治りません、と断言することは
誰にもできません。

基本的には医師・家族(打ち明ける場合)などと
相談しながら進めていくことになりますが、
下記のような対応が考えられます
(※あくまでも目安です。ご自身の医師の話・提案を優先してください)

・最良の治療を続ける
治療方法や、希望が少しでもあるのであれば
今、選ぶことのできる”最良の治療方法”で
治療を続けていく道を選ぶことは当然可能です。
場合によっては、病気の進行を遅らせたり、
奇跡が起きれば、余命宣告を吹き飛ばすことだって
可能性としては0ではありません。
ただ、病気によっては、手の施しようがなく、
逆に治療に伴う苦痛を強めるだけの場合なども
ありますので、必ずしも”治療を行う”ということが
正解とは限りません

・余生を過ごす道を選ぶ
治療などを行わずに、残りの時間を
穏やかに過ごす方法もあります。
例えば、病気によっては、治療を行うことによって
副作用などで、強い苦しみを味わうことに
なってしまうケースなどもあり、
逆に、苦痛の日々を送ることになってしまう場合もあります。
それでも、希望があるのであれば、と、治療を選ぶのも
一つの方法ですが、逆に、残された時間を穏やかに過ごすのも
一つの方法です。
どちらが正解と言うことは無く、非常に難しい選択には
なりますが、選んでいくことになります

・試せることは試す
病院での治療以外にも、試せることがあるのであれば
何でも試してみるのも一つの方法です。
「効くかもしれない」ぐらいの方法であっても
万が一、ということもあります。
医師などとも相談しながら、自分に試すことできる手段は
手当たり次第試してみるのも、良いでしょう。

最終的に、どうするのか決めるのは自分自身です。
そして、この難しい選択に、正解はありません。
迷ったときには、家族・医師、相談できる相手に
相談し、他人の意見なども取り入れつつ決断していくのも
一つの方法になります。

家族や友人に打ち明けるべきかどうか

家族や友人に打ち明けるべきかどうか。
本人が余命宣告を受けた場合、
家族や友人は、まだその事実を知らない、
ということになります。

これを打ち明けるべきか、
それとも隠すべきなのかどうか。
これにも、”正解”はありません。

伝えたほうが辛い思いをする家族・友人もいると思います
隠されていた方が辛い思いをする家族・友人もいると思います。

実際、相手がどのような反応をするのか、
これは人によって大きく異なりますし、
実際、伝えてみなければ分からないことです。

打ち明けるべきか、それとも黙っているべきか。
これは、最終的には自分が決断することです。

本当に難しい選択になりますが、
”伝えたら正解”ということはないですし、
逆に”隠したら正解”ということもありません。
相手の性格や、自分がどうしたいか、などなど、
色々な部分を考えつつ、決断していく必要があります。

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後ろ向きになりすぎるのもマイナスに

余命宣告は強いショックを受けると思いますし、
パニックになったり、ふさぎ込んだり、
泣いてしまったり、いろいろあると思います。

ただ、本当に難しいことですが
”後ろ向き”になりすぎる、ということも
マイナスです。
精神的に弱り切ってしまえば
助かる可能性も、病気に対する抵抗力も
健康も失われてしまうかもしれませんし、
残りの時間がもしも伸ばせないのだとしても、
その残りの時間を暗い気持ちのまま終えてしまう、
ということもまた苦しいことです。

そう簡単に気持ちの整理などつくはずもありません。
ですが、悲しみ尽くしたあとは、気持ちを切り替えるなど、
自分なりに、上手くやっていく、ということは
助かる可能性を0.1パーセントだったとしても
つながると思いますし、何か、残りの期間で
できることも増えるかもしれません。

まとめ

余命宣告は、本当に本人にとっても
周囲にとってもつらいものです。

ですが、それは”確定された未来”ではありません。
実際に余命宣告を乗り越えている人もいれば
逆に、余命宣告よりも早く…という人もいます。

希望はまったく”0”というわけではない、
ということは、頭の中に入れておきましょう。

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