悪いのはバイトじゃない!勘違いしないようにすべき5つのポイント!

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店長をやっていると
どうしても「バイトのせい」に
してしまいたくなることもあるかと思います。

ですが、冷静に考えてみると
「悪いのはアルバイトさんじゃない」ということも
たくさんあるのです。

この点の判別は店長、またはアルバイトの上に立つ
上司として、覚えておかなくてはいけません。

自分は悪くないのに店長に逆切れされれば
当然、アルバイトスタッフさんはバイト先に
対する信頼を失っていきますし、
最終的にはバックレだとかモチベーションの低下に
繋がることになってしまうのです。

アルバイトさんが悪くないのに、悪い、と思ってしまう部分に
ついて、解説していきます。

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それ、バイトは悪くない!

アルバイトスタッフを叱ったり
文句を言ったりする前に
「本当にバイトが原因なのか」ということは
よく考えてみて下さい。

例えば、急にバイトスタッフの欠員が出て、
誰かに「今日、来ることはできないかどうか」と
お願いしたとしましょう。
で、断られたとします。

この時に逆切れするような店長が
ザンネンながら世の中には非常に多いのです。

シフトを組むのは多くの場合、店長か社員でしょう。
ひとり休んだぐらいで、どうにもならない状況を
作ったお店側の責任ですし、
少なくとも「後から呼ぼうとしたアルバイト」の方には
何の責任も全くもってないわけです。

こういった”バイトは悪くないのに八つ当たり”
みたいな事例が蔓延してますから、
その点に関しては
注意をしなくてはいけないのです。

”よくあるパターン”を下記にまとめましたので
店長として下記のような問題行為を
取ってしまっていないかどうか、
しっかりと見直すようにして下さい。

人手不足をバイトのせいにする

これは店長定番のパターンですが、
はっきり言いましょう。
悪いのは「店長」です。

私も店長経験がありますが
人材不足に陥るのは店長のせいです。

まず、シフトを組む時点で最大限
頭を使って計画的に人を入れたかどうか。
上からの人件費削減圧力に負けて
無理な人員配置をしていないかどうか。
色々と考えるべき部分がありますね。

また、”この人はよく休む”という人が
入っている日は、多めに人材をつぎ込むなどの
配慮をしたかどうか。

漠然と何も考えずにシフトを組んでいたのでは、
人員不足が発生するのは当然のことなのです。
また、”もしも体調を崩したら”ということも
先回りして考えておき、
”この日、人がいないとやばいな”という日は
多めに人材を確保しておくなどの”工夫”
これも、必要になります。

”人員確保”は店長の仕事であり、責任であり、
アルバイトさんの仕事ではありません。
体調を崩した人間に逆切れすることもNGですし、
後から、助けを求めたアルバイトさんに断られて
逆切れするのもNGです。
ここ、本当に理解してない店長が多いです。

確かにきついのは分かります。
上との兼ね合いもいろいろあるでしょう。
でも、ある程度の”予測”はしなくてはいけませんし
備えもしなければいけません。

少なくとも、怒りの矛先をバイトに向けることは
絶対に間違いであり、してはいけない行為なのです。

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売上成績をバイトのせいにする

お店の売上関係をアルバイトスタッフのせいに
するようなことがあってはいけません。
もちろん、売上を作るのは店長ひとりではありません。
そこで働くスタッフの方々の力も必要です。

ですが、売上の成績に最終的に”責任”を持つのは
アルバイトスタッフではなく店長です。
例え、売上は悪く、赤字であっても責任を背負うのは
店長であり、会社であり、アルバイトスタッフでは
ありません。

アルバイトには、店の売上の責任を持つほどの
賃金を支払っているわけではありませんから
売上が低い事を”八つ当たり”することは
絶対にあってはならないことです。

また、大手コンビニなどがやっていましたが
”ノルマ”課し、ノルマ未達成のひとに
自腹で何かを購入させたりだとか
そのようなことも絶対にやってはいけません。

売上責任を負うのは
会社と店長、(正社員が他にいれば正社員)だけです。
アルバイトスタッフに指示を与えるのは
店長の役割であり、その結果は
店長が責任を被るのです。

くれぐれも売上関係のことで
アルバイトスタッフさんに突っかかったりだとか
そのようなことはしないようにして下さい。
”恥さらし”です。

バイトのミスは本当にバイトのミスか

バイトがミスをすると
すぐに怒るような店長も居ます。

ですが、アルバイトスタッフさんのミスって
案外、アルバイトさんが招いたものでは
ないこともあるのです。
店長や上司がミスの原因を作っている、
そんな場合もある、ということですね。

そういう大事なことに気付くことが出来ず、
すぐにアルバイトに怒ったりしてしまうような
店長は、店長としては不適切でしょう。
まず、自分はどうなんだ?という話です。

例えば
・店長の情報伝達がちゃんと出来ていない
・店長の方針がそもそも間違っている
・新人さんなどにちゃんと指導をしていない
・自分の好みややり方に合わないものを全部ミス扱いする
・自分自身(店長)も同じことをやっている。
・クレーマー相手の場合でも、バイトの接客を問題視する

こんなところでしょうか。

本当にアルバイトスタッフさんに
根本的な原因があるのかどうか。
このことはよく考えた方が良いです。
アルバイトスタッフさん以外の部分に
原因があるにも関わらず、それを無視したり
理解しようとせずに、一方的にバイトを
叱りつけるようなことは絶対にやってはいけない行為ですし
それをしてしまうと、アルバイトさんとの信頼関係にも大きな
傷がついてしまうことになりますから
その点は、注意をしなくてはなりません。

闇雲にアルバイトスタッフを叱る前に
本当に、そのバイトが悪いのかどうか、と
言うことはよく考える必要がありますし、
何も考えずに叱ってばかりいれば、
最終的に信頼関係を失うことになります

上から怒られるのはバイトのせいじゃない

上からの叱責などがあった際に、
それをバイトのせいにしようとするような店長・上司が
時々存在するのも、ザンネンながら事実です。
なんでもかんでもバイトのせいにしようとする…
これはよくないことですね。

半分以上、八つ当たりのようなものです。

店長・上司と言うのは
「上からの風当たりからバイトを守る」ということも
仕事のひとつであるかと思います。

売上、そのほか、
色々な部分で上はうるさいことを言ってくるでしょう。
ですが、その八つ当たりのごとく、
上に怒られたのをアルバイトスタッフのせいにしては
いけません。たとえ、アルバイトスタッフがミスをしたことに
よる叱責であったとしても、です。

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バイトはサンドバックではない

アルバイトスタッフは上司や店長の
サンドバックではありません。
身近にいる存在がバイトだけだと
ついつい当たってしまうようなことも
あるのかもしれませんが、
それはバイトとの信頼関係を大きく損なう行為ですから
絶対にそのようなことをしないようにしましょう。

バイトを叱るのであれば、
その前に「本当にバイトが悪いのかどうか」
よく考える必要があります

まとめ

バイトへの責任転嫁や逆切れ。
これは店長・上司などの
アルバイトスタッフさんの上に立つ人間は
絶対にやってしまってはいけない行為です。

これをやってしまうことにより
信頼関係は大きく崩れますし、
これをやることによって、店長や上司は
自分自身の悪い部分に気付くことも
できなくなってしまうのです。

本当に悪いのは何か。
これを考える力を失わないようにすることが大事ですし、
適切な判断力を、失わないようにしましょう。

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