バイトにクレジットカードの処理を教えるためにはどうすれば?

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クレジットカードに対応しているお店では
新しくバイトを雇った際には
「クレジットカードの処理の仕方」も
教えなくてはいけません。

現金によるお会計であれば、
レジの操作以外の部分は大体想像できると思いますし、
仮に分からない部分があって、ミスをしてしまったとしても、
すぐに修正することもできます。

しかし、クレジットカードの場合は「ミス」をしてしまうと
なかなか厄介なことになってしまうケースもあり、
バイトを指導する立場にある店長や社員は、
”しっかりと”クレジットカードの処理の方法を
教えていく必要があります。

この点について、実際の店長経験も元に
詳しく解説していきます。

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何も教えなければ分からない。ちゃんと教えること

クレジットカードの処理の方法は、
新しくバイトスタッフが入ったら、
必ずタイミングを見計らって”教える”ようにしてください。

何も教えずに「とりあえず適当にやっといて」だとか、
「できて当たり前」みたいな感じにしたりだとか、
ぶっつけ本番にするだとか、
そういったことは、してはいけません。

仮に、新人のアルバイトスタッフが接客業経験者だったとしても、
クレジットカードを処理するために使う端末の種類や
処理の方法などはお店によって”かなり大きく異なる”ため、
”接客経験者だから、何も教えなくていいだろう”と、
いう考え方ではいけません。

とにかく、初日とは言いませんが”早いうちに”
タイミングを見計らって、クレジットカードの処理方法を
アルバイトスタッフさんに伝えてあげるようにしてください。

指導不足によるミスはお客さんにも迷惑がかかる

クレジットカードの処理をミスしてしまうと、
お客さんにも迷惑が掛かってしまいます。

例えば、現金での会計上のミスであれば、
その場で渡し間違えなどを指摘されても、
お店側だけで対応することができますが、
クレジットカードの場合、
ミスをしてしまうと、例えば会計後の場合などは
既にクレジットカードの使用データが、
カード会社の方に送信されてしまっている状態に
なりますので、”お店側だけで”すぐに「申し訳ありませんでした」で
対応できない場合もあります。

クレジットカードの読み取り端末などに
再度お客様のクレジットカードを読み込ませて
訂正処理を行ったり、
その間お待たせしてしまったり、
色々と面倒なことになります。
(※キャンセル処理などの方法もお店により
かなり異なるので、かかる時間もお店により異なります)
最悪の場合「ミスにお互い気づかず、後日そのまま支払いまで
進んでしまった」なんてことになると、相当大変なことに
なってしまいます。

そういったことにならないためにも、
しっかりとクレジットカードの処理のやり方を
アルバイトスタッフさんに教えておく必要があるのです。

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早いうちに教えること

もちろん、クレジットカードの処理よりも
大事なことはあると思いますから、
一番最初に、とは言いませんし、
初日は教えることもたくさんあると思うので、
必ずしも初日に教えないといけない…、
ということではありません。

しかしながら、クレジットカードの処理も
大切な仕事の一つですし、
なるべく早いうちに教えておきたい事柄の
一つであるのも事実ですから、
「新人のアルバイトスタッフを一人でレジに立たせる前の段階」で
教えておくようにしましょう。

私が以前、アルバイトをしていたお店の店長は
「クレジットカードの取り扱いを教えるのが非常に遅い」店長
だったため、私も戸惑いましたし、
私の後輩のアルバイトさんは、ミスによるトラブルを
起こしたこともあったようです。
(※ようです、というのは、その日、私はシフトに入ってなかったため)

そうなってしまうと、新人のスタッフさんに
いきなり強い不安を与えてしまうことになり、
接客に苦手意識を持ったりしてしまいかねないので、
しっかりと指導を”なるべく早めに”行っておくように
することが、大事なポイントの一つになります。

トレーニング機能などを使う

クレジットカードの読み取り端末には
”トレーニング”を行う機能がついているものもあります。
端末自体、色々な種類があるために、
一概には言えないため、
各店舗の端末の説明書などを参考にしてもらえると
早いと思いますが、
トレーニングの機能が付いている場合、
それを使って、アルバイトスタッフさんに
教えるのが、ベストです。

と、いうのも「口だけ」で説明されると
最初はなかなかわかりにくいものですし、
当然、アルバイトをするような年齢なら
クレジットの処理を間違えると、面倒なことになることぐらいは
なんとなく分かりますから、不安なものです。

やっぱり、”自分自身で自ら処理を体験する”ということは
非常に大事なことですので、
実演できる「トレーニング(※名前も端末により異なる)」系の機能が
クレジットカードの端末にあるのであれば、
それで練習をするようにしてください。

店長が実際に買い物をしてみる

店長自身がクレジットカードを持っているのであれば、
安いもので良いので(それこそ10円でも100円でも良いです)、
それを実際に店長が購入し、
アルバイトスタッフさん(新人の方)に、
「実際にクレジットカードの処理を経験させる」と、
いうことが、一番効果的かつ、分かりやすい方法です。

クレジットカードを店長や教える立場の人間が
持っていない場合や、
10円、100円でも絶対に使いたくない!という場合は
仕方がありませんが、
そうでなければ「実践形式」での練習が
一番手っ取り早いでしょう。

トレーニング系の機能以上に、
”実際に本番を経験すること”で、
より理解が深まりますし、
ある程度緊張感を持って経験できるので、
店長(や、教える人)が嫌でなければ、
この方法が最もベストであるかと思います。

最悪、ミスが起きたとしても
内部の人間であれば、修正のために待つことは
問題ないと思いますし、
”最初からミスが起きる可能性があるかもしれない”と
思いながら練習させているわけですから、
ミスを見落とす可能性も低いでしょう。

両方とも可能であれば
トレーニング機能で練習⇒仕上げで実践をしてみる(店長のカードなどを使用)
と、いうのが一番最適な教え方になるかと思います。

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マニュアルも用意しておくと良い

たまたまクレジットカードのお客さんが
あまり来なかった場合など、新人さんだと
どうしても”処理する機会”がないと
手順を忘れてしまいがちです。

そのため、クレジットカードで会計する際の手順を示した
マニュアルなども用意しておくとより安心です。

簡単に①「~~を押す」 ②「~~を選択する」みたいな
感じで、手順を示しておくと良いですね。

もちろん、マニュアルを作って「はい、これで終わり」では
ダメです。
マニュアルだけだと分かりにくいですし、
最初は伝わりにくいので、
あくまでも「ちゃんと教える」ことは前提として、
マニュアルはその補助として用意しておく、
という形にするようにしてください。

マニュアルだけ用意しておいて、
後は放置!スタイルだとクレジットカードの
処理方法が上手く身に付かず、
いずれ、トラブルが起きます。

まとめ

新人のアルバイトスタッフが
クレジットカードの処理でミスをした場合、
それは「教える側の責任」です。
特に、店長やオーナー、社員など
”責任ある立場の人間”の責任になりますから、
しっかりと教えるようにしてください。

くれぐれも「何言わなくても分かるだろう」だとか、
ロクに教えてもいないのに、ミスをした新人さんの
責任にしたりだとか、そういう行為は
しないようにしてください。

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