近年のゲーム機は、発売直後から”抽選販売”が行われるのが
当たり前になってしまい、
普通に購入することができなくなってしまいました。
転売という迷惑行為に対応するためのもので、
以前と比べると、発売直後にゲーム機を購入しにくくなっているのも現状です。
2017年に発売された「ニンテンドースイッチ」あたりから
その傾向が見え始めて、
2020年に発売の「プレイステーション5」では、さらに状況が悪化、
抽選販売が当たり前になってしまいました。
2025年の「ニンテンドースイッチ2」も同じ状態で、
抽選条件はますます厳しくなっている、そんな状態です。
そのため、新しいゲーム機の展開も”以前とは異なる展開”に
していく必要が出てきているのも事実で、
”すぐに新しいハードにユーザーを移行させる”ということは、
もう諦める時代になってきています。
”抽選販売時代”の新たなゲーム機の展開について、
考えていきましょう。
すぐに新ハードに移行する時代は終わった
抽選販売時代、とも言えるような時代になってしまった現在では
昔のように”新しいゲーム機が出たら、すぐに前のゲーム機は終わり”という
時代は終わりました。
プレイステーション系のハードは元々、
次世代機への移行は遅めではありましたが
PS4⇒PS5はそれ以上に時間をかけていますし、
次世代機登場後、すぐに次世代機に移行させる傾向が比較的強かった
任天堂ハードも「ニンテンドースイッチ2」では
”抽選販売時代”に合わせた展開をしていく必要があるでしょう。
どのように展開していくべきなのか、
以前のような感覚で展開するとどうなってしまうのか、
これを詳しく見て行きます。
数年は”専用ソフト”は少な目に展開していく必要がある
”抽選販売時代”では、新しいゲーム機を欲しいと思っても
手に入らない人も多く出てきます。
また、ライト層など、普段あまりゲームをやらないユーザーや
抽選販売に参加する条件をそもそも満たすことが出来ず、
なかなか新しいゲーム機は”欲しくても、欲しい人に行きわたらない”
状態になってしまいます。
しかし、そのような状況で、新しいゲーム機の専用ソフトばかり出せば
当然、反発を招く可能性もありますし、
”前のゲーム機”に新作が出なくなってしまうと、
”欲しいけど、抽選販売で当たらない人”は、
置き去りになってしまい、
最悪の場合、ゲームから離れていってしまう可能性もあります。
”専用ソフト”を出すのは、
”新しいゲーム機が誰でも買えるようになってから”が目安で、
もちろん、専用ソフト0と言う訳にも行きませんから
ある程度は出しつつ、
抽選販売などが落ち着くまでは
”縦マルチ”(新しいハードと旧ハードに同時発売する方式)での
発売を中心としつつ、展開していく…というのが、
”抽選販売時代”の基本になっていくはずです。
誰でも、お金さえあれば定価で買える…そんな状況になるまでは
基本的には”専用ソフトは控えめに”出していく必要があります。
抽選販売時代の専用ソフトは控えめで大丈夫
抽選販売時代とも言える現代では、
新ハードには専用ソフトを多く発売する必要はありません。
と、言うのも上で書いたように
不平不満の原因となりかねませんし、
抽選販売での販売が続いているのに、新ハードにしか新作を
出さなくなってしまうと、”ユーザー離れ”にも繋がります。

加えて、”ある程度”専用ソフトを出しておけば、
抽選販売が続いている以上、”どのみち、売れる数は同じ”ですから、
あまり最初は専用ソフトを多く用意する必要はありません。
むしろ、専用ソフトばかりにしてしまうと、
本体が手に入らない=ソフトが売れない、という状況になり
メーカーとしてはソフトの売上を大幅に落とす結果になってしまいますから、
抽選販売が続いているうちは、
新ハードでの”専用ソフト”は、控えめにする…
これが、抽選販売時代の新ハードの発売日において、大事なことです。
また、”若干需要を抑える意味”もあり、
抽選販売が続いている=本体が足りていない状態ですから、
そこにバンバンと専用タイトルを出す必要はなく、
最初はある程度控えめに、抽選販売が落ち着いてから勝負をかける、というのが
基本的な流れになるでしょう。
抽選販売に挑むようなユーザー層は
”大した専用ソフトが無くても買う”ので、
まずは専用ソフトは温存しておくのが良いのです。
ファーストも含めて「縦マルチ」を中心に
抽選販売が当たり前の時代では、
これまで書いて来たように”専用ソフトを多く出さなくても
どのみち、抽選販売が続くうちは需要の方が高くて追い付いていない状況”かつ、
その状況で専用ソフトばかりにすれば、不平不満や
ゲーム離れ、ゲームソフト自体の売上低下にもつながるため、
本体を展開しているファーストのメーカーも”縦マルチ”を中心に
展開していくべきです。
(専用ソフトはその中に数点混ぜる感じですね)
そうしないと、ソフトの売上を確保できず、
不平不満を生み、売上低下+印象の悪化に繋がります。
新ハードを売るためにスタートから専用ソフトを出しまくるような時代は
終わりました。
今は、”最初はそもそも需要が追い付いていない”ので、
スロースタートでスタートさせつつ、徐々に移行させていくのが
この先のゲーム機の展開のスタンダードになっていくでしょう。
実際に、PS4⇒PS5ではファーストメーカーのSONYは
グランツーリスモ7やホライゾン新作などを”縦マルチ”で展開、
他社も、しばらく縦マルチ中心で新作を出していたほか、
Switch1⇒Switch2でも、これまで次世代機への移行が
早い傾向にあったファースト(任天堂)も、
メトロイドやポケモンを縦マルチ、トモダチコレクションやリズム天国を
Switch1向けに用意するなど、緩やかな移行に切り替えています。
「抽選販売が落ち着くまで」は、ゆっくり移行
これが、これからのゲーム機の基本的な移行スタンスになるでしょう。
例えば、Wii⇒WiiUのように、一気に移行させてしまおうとするのは
もはや抽選販売が当たり前の時代では
”成り立たない”やり方です。
ソフトも売れなくなりますし、反発も大きくなるでしょう。
一気に次世代機に移行させるやり方は
あくまでも”普通に売っている”からこそできたことです。
残念ながら今の時代では、そういう時代ではなくなってしまったので
”抽選販売が落ち着くまで”は、縦マルチを中心にしつつ、
ユーザーを置き去りにしない配慮が必要になります。
焦って移行すると失敗を招く
抽選販売が当たり前の時代に、抽選販売状態が解消されていないのに
専用ソフトだらけの展開をしてしまうと、下記のようなことが起きます。
・より需要が増して、ますます抽選販売が終わらなくなる
・ユーザーの不満が増す
・ソフトの売上が落ちる
・販売機会を失ったまま新作が旧作になってしまう
・旧ハードの売上やアクティブユーザーを一気に減らしてしまう
結果的に大きな打撃を受けることになります。
抽選販売時代となった現在は
”抽選販売が落ち着くまでは”縦マルチ中心の展開を
続けていく必要があるのです。
まとめ
よくPS4⇒PS5は「縦マルチが多すぎたから苦戦した」と言われることもありますが
これは間違いで、
国内におけるPS5の苦戦は”価格が高すぎること+値上げ”です。
実際、2023年の品薄解消時には
まだ専用ソフトはそこまで多くないにも関わらず、
毎週結構な売上になっていましたが
その後、2度にわたり値上げをしてしまい、
結果的に”値上げの度にペースダウン”して、
現在ではSwitch2の発売日が発表されたあとのSwitch1にすら
週間売上で届かない状態です。
PS5の国内における苦戦の原因は”そこ”です。
Switch1⇒Switch2も抽選販売が終わるまでは縦マルチを中心に展開し、
抽選販売終了後から専用ソフトを増やしていく対応で
十分に売れます。
いきなり強引に2専用ばかりにしたり、
値上げをしたりさえしなければ、この方法で上手くいくでしょう。
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