ゲームのアップデートが当たり前の時代の懸念点。将来的には…

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現在では、家庭用ゲーム機の
ゲームソフトは
発売後にもバグの修正や、要素の追加など
アップデートが行われることが多くなっています。

昔は、バグがあっても修正できなかったり
発売後に要素を追加したりすることもできず、
さらには致命的なバグがあると
回収して交換する…というような手間をかける必要が
あったので、今のように
バグがあっても、アップデートですぐに修正したりすることができる、
というのはとても良い時代になりました。

しかしながら、発売後にアップデートをするのが
当たり前の時代には、
過去には無かった懸念点もあります。

全体的に見れば”今の方が圧倒的に良い”のは事実として、
それでも、昔にはなかったある問題が生まれてしまったのも
また事実なので、その点を見ていきましょう。

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将来的な懸念

例えば、今の時代から30年以上前のゲームをプレイしようと
思った場合には、そのゲーム機本体と周辺機器、
ゲームソフトがあれば普通にプレイすることが可能です。

ただ、現代のゲームを30年後にプレイしようとすると
”ある懸念”が生じます。

それは、”30年後でもアップデートのデータなどをダウンロード
することはできるのかどうか”と、いうことですね。

例えば、今から30年後…2054年に
2024年のゲームを購入して遊ぼうと考えた場合、
ダウンロード版の配信は30年も経過していれば終了している可能性が高いですが
パッケージ版のゲームであれば、今、昔のゲーム(例えばファミコンなど)を
中古で探せば購入できるように、
30年後の世界であっても、購入することはできるかと思います。

しかし、ゲーム機本体とゲームソフトを用意して
ゲームを遊び始めたとしても、
”配信されたアップデート(バグの修正やモードの追加など)”は
果たしてダウンロードできるのかどうか?という懸念が生まれます。

そのうちアップデートの配信が終了すると…

現在のゲームはアップデートが繰り返し行われるゲームも
それなりに多く、
もしも将来的に”アップデートのデータの配信が終了してしまった”場合、
仮にゲームソフトを購入しても、
”将来的には満足に遊べない状況になってしまう”
可能性も考えられます。

アップデートのデータが”モードの追加”だとか
そういう程度のものであれば、
若干内容が減るだけでプレイには問題ありませんが、
発売直後に重大なバグが見つかり、それをアップデートしたような
ゲームの場合、
”30年後の世界”では、中古を購入しても
アップデートのデータが既に配信されておらず、
”バグだらけの状態でしか遊べない”みたいなことに
なってしまう可能性があります。

昔のゲームではそういうことはなかったために
”アップデートが当たり前”になってしまっていると
そういった懸念が生まれていきます。

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そうならないようにするための対処法は?

将来的に”ゲームソフトを買ったのに
アプデのデータがダウンロードできずにまともに遊べない”
ということになってしまわないようにするためには
”メーカーがアップデートの各種データはずっと配信し続ける”…
必要が出てきますが、
なかなかそれは現実的ではありません。

実際にダウンロード専用ソフトも、
生産終了したゲーム機のダウンロード販売は
終了しているケースも多く、
Wiiなども既に終了しています。

今のところ、再ダウンロードなどを行うことは
できていますが、
将来的にそういったものも終了し、
アップデートのデータの配信なども終わる可能性は十分にあります。

30年後は平気だったとしても、100年、1000年と経過すれば
”今の時代のゲーム”のアップデートのデータは
ダウンロードできない状態になっていて、
まともに遊べないゲームも出て来てしまいます。

何か、過去のゲームのアップデートのデータを
ダウンロードできるようなそういったサービスが
メーカー側から提供されるようになれば良いですが
なかなか難しいかもしれません。

時の流れと共に”消滅”するようになった

結果的に、今のゲームは
昔に比べると非常に便利になりましたし、
私も今のようにアップデートしていける時代の方が
良いと思いますが
その一方で、時が流れれば”消えていく”ゲームも
出て来てしまう、というのが現実です。

ダウンロード版のソフトに関しては
”購入不可”になり、
実際に、既にWiiのWiiウェアなど、
”二度と購入できない状態になってしまった”ゲームが
既に今の世の中にも存在しています。

また、アップデートに関しても、
上で書いたように”データの配信が終了”してしまえば、
発売後にアップデートなどをしなかった、
あるいは細かな調整程度のゲームであれば
パッケージ版を買えば、100年後でも遊べると思いますが、
バグだらけの状態からアップデートしたようなゲームは
”買ってもまともに遊べない”ようになってしまいます。

こういった点は、
現代のゲーム事情ならではの新たな懸念点の
一つになりますね。

まとめ

ゲームも、永遠に歴史に残る時代から、
時代の流れと共に
”消えていく”ゲームも出て来るような
そんな時代に変わりつつあるのかもしれません。

例えばファミコンのソフトは今でも
”全種類”買おうと思えば買えますし、遊べます。
(レアで入手が難しいものもあるにはありますが
遊べる可能性は「0」ではありません)

しかし、Wiiのソフトは
既にダウンロード専売の「Wiiウェア」は配信終了となっているため
”どんなに頑張っても遊べないソフト”が既に出ている状態です。

こういった”2度と遊べないもの”は、
今後、増えて来る可能性がある、ということですね。

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