Twitterでbotやスパム行為を無くすためには?運営がすべきことは…?

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Twitterでは、悪質なbot系のアカウントやスパムなどの行為を行う
アカウントなども増えています。

そういった対応として、有料化などが囁かれたりすることも
ありますが、既にツイッターのプレミアム(有料サブスク)を
利用したスパム系のアカウントなども爆増しており、
仮に完全に有料化したところで、
こういったアカウントが無くなることはない、ということが
既に露呈してしまっている状態です。

以前書いた通り、仮に万が一ツイッターが完全有料化の道を
選んだとしても、残念ながらそういったアカウントが
無くなることはないでしょう。

では、Twitter上でbotやスパムを少しでも
減らすためには、運営はどのような対応をすれば良いのでしょうか。
考えられる対応を、解説していきます。

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完全に0にするのは不可能

まず、Twitterに限らず、SNSやネット上のサービスから
botと呼ばれるようなアカウントや、
スパム行為を行うようなアカウントを
”完全になくす”ということは、残念ながら不可能です。

それを目指してしまうと、一般の利用者にも厳しい制限を
課すことになってしまい、
結局のところ、通常の利用者まで激減してしまい、
SNSとして成り立たなくなってしまいます。

ですので、”根絶”を目指してはいけない、ということは
まず大事なことになります。
確かに、一番理想的なのは”根絶”にはなりますが、
それは理想論であり、まずは現実的な対応を行う必要があります。

現実的な対応と言うのは、
”可能な限り、botやスパムを減らす”ということですね。

ツイッター上から根絶することは不可能ですが
運営の対応次第では、減らすことは可能でしょう。

実際の運営が今後、どのような対応をしていくのかは
分かりませんが、
効果的であると思うものを解説していきます。

インプレッション収益の廃止

一番重要な点の一つが”インプレッション数による収益発生”を
即時廃止することです。

これは、ツイッターの運営が2022年に変わった以降に
導入されたシステムですが、
これの導入以降、”明らかにスパム行為が大幅に増えている”
状態で、botを減らしたいと掲げている現在の方針とは
真逆の結果を招いている状態です。

インプレッション数で収益発生、というシステムが導入されて以降は、
少しでも話題になったツイートに
”全く関係のない内容のリプ”が大量につくようになってしまっていて、
トレンドや、リプ欄が、完全に機能しないような
そんな状態になってしまっています。

インプレッション数での収益発生は、課金済みアカウントのみですが
そんなことお構いなしに課金済みアカウントによるスパムが
爆増しているため、これを廃止することが
”今、最も即効性のあるbot・スパム対策”と言えるでしょう。

急な廃止には不満も出ると思いますので、
予約した上で、インプレッション収益を廃止するか、
またはトレンド・リプ欄に絡むツイートは対象外にするなど、
早急に対策を打つべきです。

逆にこれをやらなければ、
”スパムやbot対策に本気ではない”と断言できるほどに
すぐに対策するべき項目なので、今後、運営がどう判断するのか
注目すべき点の一つです。

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認証済みアカウントのリプ欄優先表示の廃止

認証済みアカウントに価値を持たせたいのは分かるのですが、
このシステムにより、スパム系やbot系のアカウントの
迷惑系のリプが上に表示されるようになってしまい、
それにより、”課金スパム”が増えているようなそんな状態です。

このシステムは廃止し、従来通り、そういった迷惑なリプは
課金・無課金に関わらず、参考にならないリプとして
下の方に追いやるようにした方が、
スパムやbotによるトレンドの汚染や、リプ欄の汚染は
ある程度食い止めることができるはずです。

スパム・botの監視の強化

スパムとbotを本気で減らしたいと考えるのであれば
運営によるスパム・botの監視を強化するしかありません。

トレンドワードを過剰に含むアカウントなどを
ロックして警告するなどの対処はロボット的な対処でも
できるとは思いますが
だからと言って、あまり条件を厳しくしてしまうと、
今度は”スパムやbotなどの行為をしていないアカウント”も
凍結されることになってしまい、誤凍結の増加を招きます。

そこで、人の目で対応していくことも一つの対応策です。
本気でbotやスパムを減らしたいのであれば
これも非常に重要な要素の一つで、
現在、トレンドや話題になっているツイートのリプ欄などを見れば
素人目で見ても”スパム行為やbot行為を繰り返しているアカウント”は
すぐに見つかります。

そういったものを運営が確認し、一つ一つアカウントを
凍結していけば、かなり効果は出ることでしょう。
凍結されることにより、単純に迷惑系のアカウントの数を
減らすことができますし、
”すぐに凍結される”ことが分かれば、抑止力にも
繋がっていきます。

地道な作業にはなりますが、
本気でスパムやbotなどに対して運営が対策するのであれば
話題のトレンドなどを覗き、人の手で排除していくことが
大切になるでしょう。

デメリットの大きい対策は慎重に

一方で、”スパムなどを減らすこと”だけを考えるのであれば
他にも方法はいくらでもあります。
しかしながら、デメリットの大きい対策に関しては、
スパムは減っても、一般の利用者にも不便な思いをさせたり、
最悪の場合、ユーザー離れを起こすことにもなりかねませんので、
慎重に対応していく必要があります。
下記のような対応は、リスクの非常に大きな対応になります。

・アカウント数を制限する
一人あたりのアカウント数を制限し、無駄なアカウントを
作ることができないようにすれば、かなりのスパム等を
減らすことが可能だと思います。有料化よりも効果的でしょう。
しかし、既に大量にアカウントを持っている人への制限は、
”ちゃんとした目的の人”が、かなり困ると思いますし、
数の制限により、不利益を受ける一般ユーザーも多いため、
難しいのが現実です。
もし導入するなら”既存アカウントは対象外”で対応するのが
ギリギリと言ったところでしょう。

・トレンドの廃止
トレンドのワード自体を廃止すれば、少なくとも
トレンドのワードに便乗するbot・スパムは全て消滅します。
ただ、トレンドで情報収集をしている人も当然いますから、
これも、一般ユーザーには大きな打撃を与えてしまいます。

・リプ数の制限
リプ数自体に制限を掛けるのも、bot・スパム対策には
なるはずです。
ただ、既に行われたDM制限のように一般ユーザーに打撃を
与えてしまう割に効果自体も限定的なので、
あまり良い方策とは言えません。

・迷惑行為を行ったアカウントの永久追放
迷惑行為を行った(スパム・botなど)アカウントを
永久に追放し、そのアカウントと同一人物が使用している
アカウントは全て凍結、新規アカウントの作成も不可にする…というのは
かなり有効的な手段です。
ただ、これをするにはアカウントに電話番号の登録などを必須化する必要があり、
匿名性も一つの強みのTwitterにとっては、打撃となるために、
導入はやはり、慎重にするべきでしょう。

このような対策は、効果は出ますが
それ以上にデメリットが高いので、出来れば投入するべきではない、
というのは事実であると思います。

まとめ

ツイッターのスパムやbotを少しでも減らすため、
最も即効性のあり、一般ユーザーへの影響が少ない対策は
”インプレッション収益の廃止”です。
新しく始めたことも、柔軟に失敗を認め、
変えて行くことは大切なことです。

また、人によるトレンドワードや注目ツイートに便乗する
アカウントのチェック、および凍結などの対処も
人手は必要になりますが、地道な対策が、
そういったアカウント数の減少及び、抑止力に繋がるはずです。

有料化は、bot・スパム対策には意味がありませんので
(既にそういうアカウントは認証マークがついているアカウントも多いです)
しっかりと、実情を見て、対策していくことが大事になるかと思います。

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